2004年7月20日 旅の指さし会話帳(2009年12月18日更新)

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旅の指さし会話帳シリーズは、海外の旅先で現地の人々と意思の疎通をはかるために書かれた本で、 わたしが海外へ行くときの必須アイテムです。 旅先で必要になりそうな単語、あいさつなどが、一冊に3000以上も現地の言葉で書かれており、 その一つ一つにカラーイラストが添えられています。 実際に会話に役立つのはもちろん、見ているだけで楽しく、 積極的に会話を交わそう!という気分になります。

このシリーズがすばらしいのは、かなり多くの国の言葉が網羅されていることで、 キューバ(13) とか、 北朝鮮(42) とか アフガニスタン(41) とか、一体何冊売れるんだ?"と思えるような、採算度外視っぽい(?)巻もあります (それとも、海外青年協力隊とかに案外売れるんだろうか??)。

つまり、どこの国へ行くのでも、その国対応の巻が出ているわけで、 海外へ出かけるたびに新しい巻が増えていくのも楽しみです。 ブルネイへ出かけたときにはさすがに「ブルネイ」という巻はなかったので、 マレーシア(15) を買いましたが。

表紙の色が巻によって違い、カラフルなので、本棚に並べておくのも楽しい。 さしあたって海外に行く予定がなくても、ベッドに寝転がって変わった形の文字を眺めるのもまた一興。 たぶん、必要に迫られなくても買ってコレクションしている人、けっこういるんじゃないかなあ (おお、もしかして、それでキューバやアフガニスタンも売れるのかもしれない?!)。 わたし自身、何年もかけて少しずつ買い集めているうちに、今では50冊以上にもなりました。

巻によっては「楽しく会話するために」と銘打たれたコラムのような記事も面白い。 たとえば アメリカ(9) (アメリカ英語)には、入国の際"特別メニューをいただかないために"と題するコラムがあり、 米国の入国審査でひっかかりがちな人の共通点が書かれていました。 これがもう傑作! 早速、その5項目のうちの1つをご紹介しましょう。

ブロークン英語で観光ともビジネスとも違う入国目的を語る
入国の目的は「イングリッシュ・プラクティス、アドベンチャー・トラベル、ディスカバー・パートナー」 なんて大胆な発言をすると(中略)「不法逗留者予備軍!」 と見なされて、別室での「特別メニュー」となる可能性が飛躍的に高まってしまう

この記事にはもう、大笑い! 笑った笑った、もうテーブルを叩いて笑いました。 しかも、何度読み返しても可笑しい〜。 どうしてこういう返答をしてしまうのか、なんとなくその背景というか、 気持ちが分かるだけに可笑しい。

ビジネスでない以上、「観光(sight seeing)です」と言っておけば事は済むのだけれど、 「自分の旅は普通の観光旅行ではない」という気負いと 「隣の人と同じお仕着せ文句で事を済ますのはイヤ」というプライドにもかかわらず、 その割には英語の実力がそれについていってなかったりすると、 「アドベンチャー・トラベル」なんていう返答を思いついちゃったりするんだろうなあ、 と察すると、今もついキーボードを打つ手が震えます。

尤も、入国審査で別室送りになったからといって ほんの数十分余分に時間がかかるだけで たいていはなんだかんだいって通してもらえるだろうし、 最悪の場合でも、米国に入国できずに日本に送り返されるだけだし、 こういう経験も「イングリッシュ・プラクティス」と「アドベンチャー・トラベル」の一環だと思えば まったくノープロブレムだなあと思ってみたり、 とにかく何度読み返しても含蓄のあるコラムであります。

この旅の指さし会話帳、現在は情報センター出版局より、 現在日本語3冊を含む約78巻刊行されているようで、まだまだ続々刊行されるようです。 価格は一冊1,365円から1,890円と、旅行ガイドブックとしては決して安くはありませんが、 語学の本として見ると、殊マイナー言語に関しては割安感を感じます。