二次試験の出来は、30点満点、合格基準点16点のところ、20点でした。 これもあまりよい出来ではないので、エラソーなことはいえませんが、 一応、

を記しておこうと思います。 一次対策に引き続き、 これから受検されるみなさんのなにがしかのご参考になれば、幸いです。 (一次の体験記はこちら

わたしの二次対策

仏検の場合、春季と秋季では、一次試験から二次試験までの間隔に差があります。 秋季の場合、間が2ヶ月も開いていますが、春季はひと月足らず。 とはいえ、ひと月というのは有効に使えばけっこう長いものです。 やっと一次が終わってホッとしているところに、一次の結果が分からないうちからまた二次に向けての学習をはじめるのは ゴールテープを切ってからまた走らされるようなもので、精神的にしんどいことではありましたが、 ここで落ちては元もこうもないし、 一次の結果を見てからではおそすぎると思い、 一次が終わった翌日から、気を引き締め直して頑張りました^^。

2級の2次はフリートーキングで判定基準がよく分からないし、 30%前後の一次の合格率に比べ、二次の合格率は90%近いせいか、 あまり対策らしいことをせず、自然体(?)で受ける人も多いようです。 でも敵が試験である以上、対策は必ずあるわけで、対策を立てたことにより、受かりやすくなったのでは、と思っています。

二次対策@ ――質問の答えを用意しておく――

二次試験対策で最も役立ったのは、 訊かれそうな質問の答えを予め用意したことだったと思っています。 初対面の人と会話するとなったら、日本語でだって、しどろもどろになって当たり前。 まして、外国語で初対面の人と話す(しかも相手は試験官!)とあっては、 あがらないほうが不思議です。 結婚式のスピーチを間際になって突然頼まれても全く平気という政治家タイプならいざしらず、 凡庸なわが身には、訊かれそうな質問をある程度予測し、 答えを用意しておくことが絶対必要だと思いました。 次から次へと予期せぬ質問を浴びせかけられてパニックしないためにも。

実際にわたしが用意した答えは、1次対策でもご紹介した 日記に書いてあります。 質問は主に、 「完全予想 仏検2級 書きとり問題・聞きとり問題編」 に掲載されていたものを使いました。

質問は

ものがほとんどだと思います。 実際の試験でも一番多かったのは、「○○は好きですか」(○○には、料理、読書、映画、音楽などが入る)という質問で、 そのほかに「○○は何をしていましたか」(○○には、昨日、先週末などが入る)、 「○○には何をしますか」(○○には、夏休み、次の休みなどが入る)という質問がありました。 ところがこの質問がけっこう難しい。 「先週末何をしていましたか」と突然訊かれても、案外覚えていないものです。 さらに「来週何をするか」と訊かれても・・・。 フランス語で答えることでいっぱいいっぱいの身には、そんなことを考える気持ちの余裕なんかあるはずありません!

会話に慣れている人なら試験官と話がはずんで、特定の話題について楽しく話し合うことになるのかもしれませんが、 わたしの場合はやっとこすっとこ会話になっている状態で、 試験官は、質問リストと思われる手元のメモを見ながら質問していました。 なのでなおさら、答えをある程度用意していって正解だったと思いました。

自分で作った答えは、スラスラいえるよう、試験会場に向かう電車の中でおさらいしました(頭の中で^^;)。 自分で言える程度の、あまり難しくない答えを用意したのはよかったかな。 覚えやすいように、なるべく単純な文法、簡単な単語で答えを組み立てました。 ヘタクソなクセに、喋る内容だけは妙に立派に接続法や条件法だったりするのも、 どこかから丸ごと抜き出してきたみたいで却ってヘンですしね^^。

二次対策A ――フランス語会話に慣れる――

わたしは学校に通わず、家で一人で勉強しているため、フランス語で会話する機会に乏しいのが気になっていました。 そこで、せめて最低限でもフランス語会話に慣れようと、 1次対策でもご紹介した東外大言語モジュール を使うことにしました。この教材は、同じ内容でも学習の仕方を変えられるのが魅力で、 1次のときはディクテ対策に「聞く・書く(ディクテーション)」モードで学習しましたが、 今回は「聞く・話す(ロールプレイ)」モードにしました。 とはいえ、すべての単元をすでに一度終えているので、初めて取り組むのに比べたら、だいぶラクでした。 単元の数は40あり、一次試験と二次試験の間は20数日しかなかったので、一日に2単元ずつやりました。

さて成果のほどは・・・。

まあ・・・スラスラと口からフランス語が出てきた、なんていう事実はなく、実感できるほどの成果はありませんでした^^;。 でもきっと、これをやっていなかったらもっと喋れなかったでありましょう、ウン(笑)。

これが仏検二級二次試験だ!! ――怒涛の本番実録――

アテネフランセ

行ってきました、二次試験。会場となるアテネフランセは、写真の通り、紫色のサイケなビルでした。

受付は地下の休憩所のようなところで、同じ時間帯の人がまとまって、集団で受付をし、説明を受けるという形でした。 割と早めについたので、3回くらい同じ説明を聞いてしまった^^;。 受験者はやはり学生〜若いOLが比較的多いものの、1次試験よりさらにバラエティ豊かな雰囲気で (6〜7割を占めていた大学生は一体どこへ・・・? 1次の壁を前に敗退を喫したのだろうか?)、 案外多かったのが、中学生、高校生。 親子連れもけっこういました。 子供二人とその親、三人揃って受けに来ていたファミリーも見ました。 下の子はまだ小学校低学年。それで二級受験とは・・・。すごすぎ!!

一つの時間帯に受験生は20人いて、それぞれ階数がバラバラな20の受験教室に散ります。 わたしの会場はなんと最上階の4階。 ・・・あのねえ、「40歳以上は優先的に1階」とか、そういう優遇措置ないの〜?! 地下1階の待合所から4階まで階段を上りきった頃には、完全に息が上がってましたとさ。

ドアの前でほんの数分待ってすぐ教室に入りました。 試験官はフランス人と日本人の二人。 どちらも男性で、どちらも30歳前後の方とお見受けしました。 以下は試験官とわたしの会話内容です(仏=フランス人試験官、日=日本人試験官、私=わたし)。 赤字部分は、わたしが使った、明らかに間違っている表現です。
質問はだいたい聞き取ったつもりですが、聞き間違えているところもあるかもしれません。 ご容赦を^^;。

仏: Bonjour (ボンジュール)
私: Bonjour (ボンジュール)

日: (無言で椅子を勧める)
私: 会釈して着席

仏: Et alors...est-ce que vous aimez faire la cuisine ? (さて、と。料理をするのは好きですか?)
私: Cuisine ? Cuisine préféré ? Mon plat préféré ? (料理? 私の好きな料理ですか? ← 完全に質問を取り違えている)
仏: Eh..."faire". "faire la cuisine". ...Est-ce que vous aimez faire la cuisine ? (えーと、作る、です。料理を作るのは好きですか?)
私: Oh ! Faire la cuisine ! Oui, oui ! ...mais juste un peu. (ああ、料理することですか! ハイ! 好きですとも! ・・・少しは。)

仏: Quel plat faites-vous ? (どんな料理を作りますか?)
私: Quel plat ? Eh..., les pâtes, de la viande, du poisson...la salade... (どんな料理? ・・・えーと、パスタとか、肉とか魚とか、サラダとか・・・ → カレイのムニエルとか、なんちゃらのパピヨットとか、そういうウソがとっさに出てこないところが悲しい)

仏: Est-ce que vous sortez souvent avec vos amis ? (友達とよく出かけますか?)
私: Oui, mais non plus souvent.(はい、でもそんなにしょっちゅうじゃありません → 本当はpas très souventと言いたかった)

仏: Qu'est-ce que vous faites avec vos amis ? (友達と何をするんですか?)
私: Nous, bavarder. Juste bavarder ! (お喋りです。ただ喋るだけです。 → 思わずジェスチャー付で説明^^;)

仏: Est-ce que vous aimez le cinema ? (映画は好きですか?)
私: Oui, mais je ne regarde pas souvent. Mais je regarde le cinema à la télé à la maison. (はい、でもあまり見ません。映画は家のテレビで見ます → le cinemaではなくles filmsが正解)

仏: Quel est votre film préféré ? (好きな映画は何ですか?)
私: Eh...eh... Je ne sais pas le nom en français, mais il est "Gone with the wind" en anglais. (えーと、えーと・・・、フランス語の名前は分かりませんが、英語では「風と共に去りぬです」 → ・・・古っ!! でも、とっさにそれしか思い浮かばなかった^^;。)
仏: C'est "Autant en emporte le vent" en français. (フランス語では「なんちゃらかんちゃら」と言います)
私: Au...porte...? (オー・・・ポルト・・・ですか? → それしか聞き取れなかった^^;)
私: Et... j'aime bien Harry Potter ! (あ、それから、アリポテも好きです!! → やっと最近の映画を思い出した^^;)
仏: Oh, Harry Potter ! Est-ce que vous avez lu les livre d'Harry Potter ? (ああ、アリポテですか! アリポテの本は読みましたか? → この質問は最初から読めてしまったので、すごーくゆっくりに聞こえた^^)
私: Oui, oui ! Mais... (ハイッ♪ でも・・・)
仏: En japonais ? (日本語でですか?)
私: Oui ! Non en français. (はい、フランス語でではなく。 → むこうもわたしの答えを読んできたらしい^^;。ちなみに、Nonではなく、Pasが正解)

仏: Est-ce que vous aimez la musique ? (音楽は好きですか?)
私: Oui, j'aime la musique classique. (はい。クラシックが好きです)

仏: Qu'est-ce que vous avez fait hier ? (昨日は何をしましたか?)
私: J'ai apprendre le français ! (フランス語を勉強してました! → 昨日何をしたかって? そんなの全然思い出せな〜い! apprendre → appris
仏: Tout la journée ? (一日中ですか?!→驚いている^^;)
私: ...Oui, tout la journée. (はい、一日中です(笑) → うそばっかり。でも他に何をしていたのか、何にも思いつかないんだもん;;)

仏: Qu'est-ce que vous allez faire cet été ? (この夏、何をしますか?)
私: Apprendre le français...et... Oh ! cet été ? (フランス語を勉強して・・・それから・・・。あっ、今年の夏ですか? → 「今年何をしましたか」と、質問の意味を取り違えていて、答えているうちに、その間違いに気づいた^^;)
仏: Oui. (そうです)
私: Cet été, je partirai en vacances à Hawaii avec ma famille. Avec mon mari, mes filles, mes parents, ma soeur et sa famille : nous sommes onze, en tout ! (家族とハワイに遊びに行きます。 夫と娘たちと、両親と、妹一家と、総勢11人ですっ! → 用意していた答えを、ここぞとばかり、一気にまくしたてた^^;。)
仏: Oh ! (それはそれは・・・!)

日: Est-ce que vous visitez Hawaii souvent ? (アワイにはよく行くんですか? → 今まで黙っていた日本人から突然の質問! ハワイを「アワイ」と発音しなくてはならないことを、わたしに教えてくれたんだと思う。親切〜!)
私: Non, souvent. Je ne suis pas allé à Hawaii depuis longtemps... depuis treize ans. Mais j'aime bien voyager à l'étranger !  (いえ、しょっちゅうではありません。ずいぶん前からアワイには行っていません。13年ぶりです。 でもわたしは海外旅行は大好きです。 → またしてもpasnonにしてしまった・・・・。また、13年ぶりというのは大ウソで、本当は15年ぶり。でも15をフランス語で何ていうのかとっさに思い出せず、13にしてしまった^^;。)

仏: Alors, c'est fini. Merci. (ではここで終了です。メルシー)
私: Merci. (ありがとうございました → 席を立つ)
仏: Au revoir. (さようなら)
日: Bonnes vacances ! (よいバカンスを!)
私: Au revoir. (さようなら → メルシーを言いそびれた;;)

最後の質問に答えている途中で外から終了を告げるノックの音が・・・。
せっかく調子が出てきたところだったのに・・・と、大変残念な気分でした。

しかし、これを書いていて思わず大笑い!
馬鹿か、コイツ?!」と思う場面が続出・・・^^;。

とにかく終始、やたらテンションが高かったというか、異常な躁状態でした。 試験官の冷静さに対し、一人盛り上がる被験者・・・(汗)。

でもたぶん、受験者はたいていどっちかなんだろうなー。 異常に躁か、異常に鬱か。 異常にテンションが高かったり低かったりする受験生が次から次へと入ってきて、 試験官の方々にとっては、受験生以上に疲れた一日であったことでありましょう。

まあなんにせよ、受かったんだから、ま、いっか。 これに懲りず、来春の準1級も今のところ、受けるつもりです。

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初稿:2006年8月26日
最終更新日:2017年8月25日

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