Canada  北米一のゲレンデ・ウィスラー

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【 ゲレンデからホテルまでの重くて長い道 】

街

帰りのゴンドラは営業終了間近のせいか混んでおり、うさぎたちのコッドには既に山頂からの先客が乗っていた。 ウチと同じ家族構成のインド人ファミリー。さすがに二家族乗るとコッドは狭い。 でも、こんな小さなものに見ず知らずの人と人種のるつぼ状態で相乗り、っていうのが珍しくて面白かった。

さあて。ゴンドラを降りたら、板とストックを担いで、この歩きづらい靴でホテルまで帰らなくては。
ゴンドラ乗り場前のゲレンデには、板とストックを立てかけるものが並んでいたが、

夜間、カギを掛けないでここに板を置きっぱなしにしたら、盗まれても知りません

という注意書きが書かれていた。 そのカギとやらを持っていない・どんなものかも知らない・どこで手に入れられるかも知らないという三重苦(?) のうさぎたちは、板をホテルまで持って帰るほかにない。

ウィスラー村内には巡回のシャトルバスがある。 だがその停留所はこの小広いゲレンデを横切り、階段を登った向こうにある。 すぐそこ、といえばすぐそこなのだが、この靴で階段を登るのは億劫だ。 降りる停留所もホテルの真ん前にあるのだが、なにしろばかでかいホテルだから、 バス停からロビーまで全く歩かなくて済むわけでもないし。

‥いいや。歩いちゃえ。ホテルはそこの角を曲がって、もう一回曲がって、橋を渡ってすぐなんだから。

だが、歩き始めて、やっぱり後悔。 子供たちはスキー靴で歩くだけで精一杯なので、スキーもストックもきりんとうさぎ持ち。 これがカサ張るわ重いわ持ちにくいわ‥で、ホテルまで歩いて帰るのは、ホントーーーーに、大変だった。

やっとの思いでホテルに帰り着き、ロビー脇のスキーショップに板とストックを預けた。 板を部屋まで持ち帰らなくて済むのはちょっと有り難いが、 このサービスがオン・ザ・ゲレンデにあるもう一つのデルタホテルで受けられたら、 もっと、もーっと感謝しちゃうんだけどなー。ついでに靴も預かってくれたりなんかしたら、最高なんですけど‥。

あーもー、どーして3日間連続で板を借りちゃったんだろう〜っ?!

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