Indonesia  バリ島芸術の村ウブド

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2003年7月2日の日記より

本命モンゴル 対抗フランス

うさぎの頭の中は、いま旅のことでいっぱいです。 今年の夏はきりんのスケジュールの都合上、休みがとれそうになかったので 諦め気分だったのですが、つい先日になって、 なんとか8月の下旬に9日間の休みが取れそうな雰囲気になってきたの。 それでうさぎは待ってましたとばかり、始動開始!
えへへ、もう嬉しくて楽しくて、たまりませ〜ん!

まず最初に思い浮かんだ行き先は「モンゴル」でした。 実はうさぎ、ここ数ヶ月モンゴルに夢中なの。 あるサイトでモンゴル旅行記を読んだのがきっかけとなって気持ちが膨らみ、 最寄の図書館にあるモンゴル関係の本を片っ端から読み、 ウェブ上のモンゴル旅行記も片っ端から読んで 一人で盛り上がっていたのです。

チンギスハーンの生まれ故郷・遊牧民の国モンゴルに行って、
みんなで草原を馬で走りた〜い!
それに、草原の何もないところで用を足してみた〜い!

ってね。 そういう経験をすると、なんとなく人生観が変わるような気がして。

だけどそれを言ったら、子どもたちはビビリました。
「乗馬はともかく、草原のトイレは絶対イヤッ!」なのですと。
「あ、イヤな方は別に普通のトイレで用を足してもいいのよ」 そう言ってはみたものの、あとの祭り。

モンゴル=草原のトイレ

という図式が子どもたちの頭の中にできてしまったみたい。
あーあ、余計なことを言わなきゃよかったわ。 それにしても、うちのお嬢さまがたって、なんて温室育ちなんでしょ。 広い世界にはトイレのない国なんていっぱいあるのに。がっかり。

一方、ネネが行きたがっているのはフランスでした。 オペラ座のバレエを見たいんですって。
「ロイヤルバレエがあるから、イギリスでもいい。 いや、美味しいものをいっぱい食べたいからやっぱりフランスがいいかな〜?」ですと。

うーん、確かにフランスもいいわね〜。 でも、バレエを見るだけなら、なにもわざわざ航空運賃の高い夏に行かなくても‥、 と堅実な母は思うのであった。 そう言いつつも、 個人手配の神様 に、「フランスで手ごろなホテルって知らない?」と相談するうさぎ。 な〜んていいお母さんなんでしょ!
神様は、「モンゴルとフランスで迷う人って珍しいかも」と言いつつ、 「調べておくわね」の一言を下さいました。いつもいつもすみませんねえ。 ありがとうございます〜!

こうしてしばらくモンゴルとフランスで考えてみたものの、どちらも夏はとても高い。 それでちょっと疲れてきてしまいました。 高い価格を目にするとうさぎ、なぜだかどっと疲れるの。 お一人様20万円の世界、4人で80万円! そういう数字を見ていたらなんだか疲れちゃって‥。 いつも6月とか12月の中旬といったシーズンオフに動くうさぎ、 「夏休み価格」というものに目が慣れていないみたい。

「どこかいいとこ、他にないかしら?」ABロードの検索窓に行き先を打ち込みながら つぶやくと、きりんが「サイパンは?」と言いました。 おお、サイパンね。最近うさぎの周りで大人気の。
「サイパン」と打つうさぎ。ところが。
ツアーも航空券も高い! 高い、高い、たっか〜い!
「ツアー13万円。航空券単独だと‥7万円!」うさぎが言うと、
「はああ? なにその価格! サイパンっていったら、普通ニッキュッパとかサンキュッパとか‥」ときりん。 うーむ、 シーズンオフ価格に慣れた我が家にはサイパンでこの価格はちょっとありえないかも〜?

次にきりんが言ったのは「フィンランド」でした。
これはいかほどでしたかしら? あまりの衝撃に脳が拒絶反応を起こしてしまったので、記憶にもございませんわ‥。

次が「バリ」。 「"パンダ"のパの"パリ"」じゃなくて「"バナナ"のバの"バリ"」。 インドネシアのバリ島です。 「バリ」と入力すると目に飛び込んできたのは、 "5万2000円"というエアチケット価格でした。

うそっ!! 安いっ!

うさぎは思わず身を乗り出しました。
この一瞬でバリ島行きが急浮上!
本命のモンゴル、対抗のフランスに対し、穴馬バリ、 いきなり猛烈な追い上げであります!

この航空券について、早速旅行会社に問い合わせてみることにしました。 あいにく週末の夜だったので電話はできない。 なので、メールフォームで問い合わせました。

問い合わせの返答が帰ってきたのは翌日でした。
残念、それは限定20席のキャンペーンチケットで、 すでに売り切れなんですって。

だけどうさぎ、この返信メールを待つまでの間の一晩で すっかりバリ島行きに盛り上がってしまっていました。 すでに航空券を手に入れたような気分になって、 旅行サイトを駆けずり回って「ホテルはどこにしよう? ワクワク♪」って 一晩楽しく悩んでしまったんですもの。 いまさら売り切れと言われても、もう走り出したものは止まらない〜! もう少し高くてもいいから、と他の航空券を探し始めました。

ハハハ、一夜にしてすごい急展開!
「突然だけど、フランスとモンゴルの中とって、バリに行こうかと思って〜」 と個人手配の神様にメールしたら、
「もうこうなったら、パリ、バリ以外でも、破格値の格安航空券があったらロンドン、 シンガポールあたりのハブ空港もおさえておいたら? また気が変わるかもしれないし」と神様。

アラ、気が変わるかもですって‥?
そんなことはありえないわ。 バリ島に行くか、どこへも行かないか、そのどちらかよ。
‥多分。‥きっと。 南米行きの格安チケットなんてのを見つけない限り‥。

さて、うさぎが次に見つけたデンパサール行き格安航空券は5万4800円でした。
でもこれ、よく聞いてみたら、 キャセイパシフィック航空利用の香港経由で、往路も復路も翌日乗換えなんですって。 つまり、香港で前後合わせて2泊しなくてはならない。 しかも香港の空港って、トランジットホテルがないみたい。

初めて降り立つ香港で、ただ寝るためだけに2度もホテルまで行かなくてはならないなんて、 ちょっと気が重いかも〜、とうさぎは思いました。 しかも神様曰く、香港って、ホテル宿泊費の相場がアジアにしては非常に高いのですと。 それで、このチケットはやめました。

次に見つけたのは、シンガポール乗換えのシンガポール航空の航空券。
これだと往路は翌日乗換えだけれど、復路はすぐに乗り換えられる。 シンガポールでの乗り継ぎは昨年末に経験したし、 トランジットホテルの勝手も分かっている。 翌日乗り換えという点は同じでも、香港よりははるかに気がラクです。

但し価格は6万8000円〜! いきなり1万3000円ものアップであります。
でも、往路復路共に台湾で翌日乗り換えのエバー航空利用のチケットが 7万円以上もすることを考えたら、 人気のシンガポール航空で、復路はすぐに乗り換えられてこの価格というのは、 なんだかお得なような気がしちゃったのね。

ちなみに直行便のガルーダインドネシア航空は10万円以上、JALは更に高い。 6月27日までなら同日着のグアム経由コンチネンタル航空が6万円代で出ていたことを知り、 悔しがるうさぎ。 ぐっすん、うさぎがバリ島行きを検討しはじめたのって、6月28日だったの。

そんなわけで、シンガポール経由翌日乗換えのチケットをゲットすべく、 いつものJTBに電話。
ところがこのチケットが、取れなかったんだなー。 往路は取れるのだけれど、復路のデンパサール―シンガポール間が取れない。 仕方がないので、キャンセル待ちという形でとりあえず申し込みました。

実はうさぎ、航空券のキャンセル待ちというのを以前にもやったことがあります。
昨年末にブルネイへ行ったとき、やっぱりシンガポール航空の同じようなチケットが 復路のブルネイ―シンガポール間だけ取れなくて、 出発日の2週間前までキャンセル待ちをしたのです。 あの時のことを思うと、ヒジョーに気が重い。 なにしろ頭にじんましんが出たくらいの心労だったんだから! 頭を掻きむしりつつJTBからの電話を待ち続けたあの思いはもう二度としたくない。

本当に、何もできずにただキャンセルを待ち続けるのはうさぎの症に合いません。 うさぎ、待つのは苦手。 棚からぼたもちが降ってくるのをずっと口開けて待っているのは嫌なの。 どちらかというと、棚に手を伸ばして、ぼたもちを掴みとりたい。

‥そうよ。きっともっと安く確実にデンパサールへ飛ぶ手段があるはず。
前回はマイナー国ブルネイだったから選択肢は限られていたけれど、 今回はメジャーなバリなんですもの。 きっと何かよい方法があるはず‥あるはず‥あるはず〜!

‥ち〜ん!

あ、思いついちゃった。

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