Thailand  プーケット島ラグナエリア

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【 パンイ島 】

パンイ島

「パンイ島――水上生活者が住む島」と旅行のパンフレットには書かれている。 この島もまた大部分は切り立った崖であり、干潮時にだけ、ネコの額ほどの砂浜が現れるにすぎない。 そして、この島に住む人々の家は、その砂地ないし海の上に作られているのだった。

うさぎたちの舟はこの島の船着場に横付けされ、ここで昼食をとることになった。 うさぎたちの舟だけではない。パンガー湾に観光はここでタイ風シーフードランチを取るのが定番らしい。
海に面して緑色の三角屋根が行儀よく並んでおり、その下がオープンエアのレストランとなっていた。 緑のテーブルクロスと赤いナプキンがイタリア製の白いガーデンチェアに映える、小綺麗なレストランだ。 床の板の隙間を覗くと、3メートルほど下の方に海面が見えた。

食事は中華風の野菜炒め、カニ・エビ・魚の素揚げ、それにタイ米のピラフとスープがあった。 デザートはちょっと固いパイナップル。
野菜炒めはとても美味しかったが、その中のピーマンみたいな緑のものを食べたら、 口の中が火事になってしまった。これがうわさの「青とうがらし」ってヤツかもしれない。
難物だっだのはトム・ヤム・クンとおぼしきスープで、ライムの匂いがしてかなりすっぱかった。 ライムは好きだけれど、スープがフルーティで酸っぱいというのは何とも妙な感じ。 ライムとスープは別々に食べた方がおいしいと思うんですけど‥。全く タイ料理って、辛かったり、甘かったり、酸っぱかったりと、本当に忙しい。

昼食の後、レストランの奥にあるみやげ物屋へ行くと、その更に奥に裏口があり、そこを出ると、 狭い路地の両側にも小さなみやげ物屋がぎっしり軒を連ねていた。
路地の床の隙間から下を覗くと、そこは白い砂地だっだ。ここもきっと満潮時には海になるのだろう。
それにしても、ここの人たちはどうして水の上に家を作るのだろう。 島が狭いからしかたなく? それとも水の上の方が涼しくて過ごしやすいからなのだろうか。

昼食の後、舟は少し近道をして船着場に戻り、そこから車でホテルへ戻った。 行きに船着場で買ったおイモの天ぷら(?)がおいしかったので、帰りにも二袋買い、車の中で食べた。 今度は焼きバナナ (バナナにやはり衣を付けて揚げてある) も混ぜてもらった。 一袋10バーツで結構たっぷり入っている。揚げたてで美味しい。 たくさん食べたのにまだ食べ足りなくて、もっといっぱい買えばよかったね、と言い合った。

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