NHKラジオ「まいにちフランス語」の応用編(木・金)にハマってそろそろひと月。ストリーミングの配信される月曜朝10時が毎週待ち遠しくてたまりません。今週で4月号テキストに掲載されている8回分が終わり、一区切りつきました。さて、ここでどれだけ勉強させてもらえたでしょうか?
一回の講座につき、スキットの聞きこみ・ディクテーションに約15分、ストリーミングの全体を聞くのに15分、テキストの再確認・練習問題に15分、そのあとスキットをひたすら聞く・聞く・聞く・聞く・・・・・シャドーイング・シャドーイング・シャドーイング・・・・・これに30分くらい。
(※ シャドーイング:音を聞きながら自分も発音してみること)
一回の講座につき1時間15分くらい。これが8回分ですから、全部で10時間くらい勉強させてもらった感じです。
・・・というか、実は逆に、だいたい10時間で終えられるくらいに、自分で作業量を調整しているのです。
なぜ10時間か、って?
- キリが良いから
- これくらい勉強すれば「テキスト代の元が取れた」気がするから
- これ以上長いと、途中で飽きて挫折するから
要は、10時間という時間の長さが、わたしにとっては一つの区切りとして、ちょうどいいからです。
NHK講座以外でも、10時間前後で終えられそうな薄手のテキストを選んでいます。ここ数か月にやった「絵で見るフランス語1」、「フランス語の綴りの読みかた」、「耳から始めるフランス語」、「言いたいことが言える 書きたいことが書ける フランス語の作文」、「アラビア語動詞用例集」もだいたい10時間くらいで終えました。
もともと問題をこなすタイプのテキストならそれでよし、そうでないテキストの場合はノートに書き写したりまとめたりと何らかの作業を自分に課し、だいたい10時間くらいで終えられるよう調整します。
まあ到底10時間では終わらない根性試しもやるにはやりましたが、あれは熱き青春の思い出・・・ってことで、ああいうのは、しばらくもういいです・・・。
10時間という時間は、淡々と毎日1時間、それに加えてたとえば土日にちょっと頑張ったとすると、一週間で捻出できる長さです。お茶を飲んだり、寄り道しながらのんびりやっても2週間。バリバリ頑張れば土日の二日間でも終らせられる、かもしれない長さ。挫折しないうちに終えられる、ちょうどよい分量です。
私の場合「さあ、3日で一気に終わらせるぞ!」といつも最初は思うのですが、結局10日くらいかかります(汗)。
でも日数がどれだけかかろうと関係ない。一冊終えたときの達成感は格別です。10時間分を少しずつでも毎日毎日こなしていくと、何かすごい偉業を成し遂げたような気分になります。
とはいえ、ふとこの一冊を終えた成果に目を向けると・・・「これだけ頑張ったのだから、さぞかし」と期待するほどの輝かしい成果は、わが身のどこにも認められず、がっかりすることも。ふいに泣きたくなって「自分は並はずれて外国語学習に向いていない人間なのでは?!」なんて思ったりして・・・。
でもそんなとき、思いだします。「10時間」という数値を。
「なんだ、たった10時間か」と思うと、諦めがつきます。外国語学習の成果って、最低でも100時間単位で計るものですからね、10時間くらいじゃあ成果が見えなくて当たり前、と。
一方で、成果が「見えない」というのは、成果が「ない」こととは違う、と信じます。信じられなくても、信じます。
見えない成果の存在を信じる、それが外国語学習のお約束。そう信じるしかないのであります。
・・・さあ、NHKのフランス語ラジオ講座応用編、4月の分はこれで済みました。次は5月です。
好きでやってることとはいえ、毎日のこととなると疲れもするし、雑念もわきます。勉強する意義とか、自分の向き不向きとか、やれ人はどうだとか・・・。
でもそんなこと考えても仕方がない。つべこべいわず、また10時間、新たなテキストで学ぶのみであります。