やっと2月のトルコ旅行の写真の整理が終わりました。
60ページに約300枚の写真を収納。アルバム作りに丸三日かかったわ^^;。写真選びに1日、レイアウトに1日、キャプションの作成に1日。
我が家の海外旅行アルバム
アルバムは、いつものように、粘着タイプの大判フエルアルバムを使用し(こーゆーの)、写真やキャプション、入場券などを自由にレイアウト。
たとえば以下は行き帰りのエア関係のページです↓
キャプションはワードアートで作り、プリンターで印刷しました。
ホテルのロゴもネットで探してプリントアウト。キャプションはすべてトルコ語で。ヘヘ・・・こういうのが書けるようになりたくて、トルコ語を始めたんだよ~ん^^。
トルコ語対応のお洒落フォント
特にご自慢はこのフォントです。素敵でしょう? ネットで見つけたんです。「merveille」という名(フランス語で素晴らしいという意味)のフリーフォントですが、このフォント、本当に素晴らしいんですよ~!
素晴らしいのは、お洒落な見た目だけじゃありません。実はこのフォント、トルコ語にも使えるんです!!
トルコ語の表記は西洋アルファベットですが、いくつか特殊な文字があります。そうした文字は、元からパソコンに収録されている標準フォントならたいてい表示されますが、お洒落なフリーフォントは用意されている文字数が少なく、一部の言語でしか使われないような特殊文字までは作られていない場合がほとんどです。
でもこのフォントには400近い文字が収録されていて(収録文字参照)、トルコ語もきれいに表示できるんです。フリーフォントでここまでカバーしていることって、滅多にない。ホント、名前の通り「merveille(素晴らしい)!」の一言に尽きます。
この作家さんは他にも素晴らしいフォントをたくさんフリーで提供していらして、どれも文字の網羅度が高い。中には、キリル文字やひらがなを含んでいるフォントもあります。
対応していないとどうなるか
ちなみに、通常の文字数のフリーフォントを使ってトルコ語を書くと、どういうことになるか。
以下はいずれもcooltext.comで作成したものです。オシャレさに於いてはまったく申し分のないフォントを使って、以下のようなキャプションを作ってみました。
まずは英語:
英語なら何の問題もないですね。
次にフランス語とスペイン語:
いずれも問題ないですね。フリーフォントでも、フランス語の ç やスペイン語の ñ 、アクサン付きの文字までは対応している場合も多いのです。
しかしトルコ語:
3つ、違和感を感じる文字がありますね。フォントセットに含まれていない文字が来た場合、その文字に対応している別のフォントが自動的に使われるので、こういうことになるのです。これではオシャレさも台無し。現実問題として使えない。
フォントによって異なるラテン文字の対応範囲
ラテン文字のユニコードは以下のように、いくつかの段階に分かれています。拡張カテゴリには一部の言語でしか使われない特殊文字が収録されており、大雑把に言って、以下の順で下にいくほど実装度が高くなります。
- Basic Latin これが揃っていれば、英語、オランダ語、インドネシア語に使える。
- Latin-1 Supplement 主要な西欧言語および北欧言語やフィリピーノ語にも使える。
- Latin Extended-A 多くの東欧・バルト諸国の言語、トルコ語などにも使える。
- Latin Extended-B アフリカの言語やルーマニア語、アゼルバイジャン語などにも使える。
- Latin Extended Additional 声調つきのベトナム語にはこれも必要。
文字の収録状況の調べ方
すでに自分のパソコンにインストールされているフォントに関しては、コントロールパネルのフォントフォルダで「文字の検索」をクリックすると、それぞれのフォントの文字一覧が見られます。
フォントの配布サイトでは、使用言語を指定してフォント検索をかけられる場合があります。たとえばfontsquirrel.com。トルコ語たくさん、ルーマニア語もけっこうありますねえ。でもアゼルバイジャン語は・・・ないなあ。ベトナム語に関しては、別のキャラクターセットくらいに思って専用フォントを探したほうが早い気がする。たとえばこの辺とか。
fonts 2uでは、検索の際、Character mapという項目で、文字の収録状況を指定し、フォントを絞り込むことができます。まあ、代替文字が登録されていたり、カテゴリ内の文字が一つでも収録されていれば、検索にひっかかってきてしまうので、あまり当てにはなりませんが、一つの目安にはなります。Custom textに表示させたい文字を指定すれば、目で見てもっと効率よく絞りこむことができます。
アゼルバイジャン語が打てるフォント
以下はfonts 2uからダウンロードしたavdiraというフォント。このフォントだとアゼルバイジャン語(アゼリ語)でも打てます。
ほらっ、かわいくないですかー?! ǝ (ひっくり返ったe)に注目ー!
わたしがこよなく愛するComic sans MSはけっこう文字の収録範囲が広いのですが、アゼルバイジャン語のこの ǝ が表示できないんですよねえ・・・。
さすがのmerveilleでも無理。eをひっくり返すだけでいいんだから、対応してもらえないかなあー。ルーマニア語の ț や ș は表示できるのですが、アゼルバイジャン語は、この1文字がネック。たった一文字、でも頻繁に使われる文字なので外せない。なので他にないかと、思わずムキになって探してしまった^^;。
でもこのフォントさえあれば、アゼルバイジャン語だって大丈夫♪ あと、コレとかコレとかコレもカッコいい~♪
・・・ヨシ、これでいつでも安心してアゼルバイジャン語が始められるぞ。
アゼルバイジャンに突然旅行に行くことになっても(あるのか、そんな可能性?)、これでスタイリッシュなアルバムが作れます^^。