いつもお世話になっているDMM英会話のセルビアの先生が、7月にバカンスにギリシャへ行くのですと。なんと10日間以上も海辺の街でのんびりするそうです。うらやましい~~!! でも・・・。
ギリシャのどこへ行くの?
Stavros(Σταύρος)
そこって古代ギリシャの遺跡ある?
ない
そっか・・・(´・ω・`)
ギリシャへ行くのは初めて?
ううん、3回目よ
前はどこへ行ったの?
最初はPolihrono(Πολύχρονο)、二度目はOlympic beach(Ολυμπιακή Ακτή)
オリンピック・ビーチっ?! なんでそういう名前なの?(わくわく♡)
オリンポス山の近くだから
オリンポス山というと、あの神々が住むという?!(どきどき♡)
そう^^
そこは遺跡あった?
・・・ない
・・・そっか、ないのか・・・(´・ω・`)
・・・せっかくギリシャに行くのに遺跡を見ない、というのがど~も腑に落ちませんでした。
わたしにとっては
ギリシャといえば、遺跡
なんですね。ギリシャに行くのに遺跡を見ないなんてありえない。エーゲ海クルーズだって、遺跡は見るでしょ。
でも先生は先生で、この日本人はなんでいちいち遺跡があるかどうか聞くんだろうって、思ったかも。先生にしてみれば、
ギリシャといえば、海
なのかもしれない。
考えてみればセルビアは内陸国。海を求めてギリシャに行く。セルビアの南部からギリシャまでは、マケドニアをはさんでバスですぐ。ギリシャの物価はセルビアと比べても高くなく、まだ学生の先生でも気軽に行かれるビーチリゾートのようです。
つまり、
- 日本人にとって海は珍しくないけど、西洋の遺跡は珍しい
- セルビア人にとって遺跡は自国にもあるけど、海は珍しい
置かれた環境が違えば、求めるものも違ってくるわけですね。
こういうの、面白いなあと思いました。遺跡にこだわっていた自分がなんだか可笑しくなった。いかに自分の立場からしかモノが見えていないかがよーく分かって。
以前、ギリシャの先生のレッスンをとったとき、ほぼ25分、遺跡の話ばかりして終わりました。たぶん他の生徒も、ギリシャ人と見るや、遺跡について聞きたがるんだろうな、いつも同じ話ばかりで先生のほうは辟易しているかも、と思いつつ、わたしもギリシャ~な話が聞きたかった。
まあこういうステレオタイプなイメージも決して間違いではないから、これはこれでよかったと思う。ギリシャらしいギリシャの話が聞けて、大満足でした。
でもきっと遺跡と海以外にも、「ギリシャらしいギリシャ」はいろいろある。次にギリシャの先生を指名するときは、何か別の話題も振ってみようと思います。