初めて通訳案内士らしきことをしてみました。・・・といっても、仕事ではなく、ボランティアです。
DMM英会話で以前お世話になった先生が日本に観光旅行にやってきたのです。先生は随分前にDMMをやめていますが、辞めたあとも連絡はとっていたのです。
他にも、先生とずっと連絡を取り続けていた生徒が首都圏だけでも数人はいて、それぞれ1日ずつ、いろんなところを案内して楽しんでもらっています。
成田に到着した日は、たまたま同じ便に乗り合わせた元生徒さんがホテルまで送っていったそうです。
昨日は午前中、それとは別の元生徒さんがアテンド。わたしはバトンタッチで午後から原宿、渋谷を巡り、そのあと横浜の自宅に来てもらい、うどんと焼きとりをご馳走し、そのあと着物を着せてさしあげました。
今日はその生徒さんが、浅草に連れて行ったようです。
明日はまた別の生徒さんと会う約束があるとか。
とっても明るく、魅力的な先生なので、DMMを辞めてなお、多くの生徒と交流があるのですね。
それにしても、いやー、昨日は英語で喋った、喋った。こんなに英語で喋り続けたのは、生まれて初めてです。午後1時半の待ち合わせから、夜の10時過ぎに別れるまで、ひたすら喋り通しでした。店巡りをしている間も、ラーメン屋でラーメンを食べていても、電車に乗っていても、家で料理を作っている間も、着物を着せている間も。とにかくずーーーーーーっと喋り通し。お互い早口で、おしゃべりなんです。話題は尽きない。
先生は長女と同い年なので、親子の差くらいの年齢さがあるのですが、10代に母親を失った先生は、わたしよりある意味ずっと大人で、いろいろ相談にものってくれました。そのほか、同世代の友達みたいに、ペットの話からお土産選び、日本の社会について、恋愛談義などなど、シリアスな話からユルい話まで、いろーんなことを話しました。
あと、英語で喋っていると、他の外国人が助けを求めてくるんですね。「英語が話せる人がいる!」と思うと、パッと顔を輝かせていろいろきいてくる。道案内のみならず、お店の中でも、商品について聞かれました。「これって全部100円なの?」とか、「このマーカーってブラックボードにも使えますか?」とか。
先生はホテルから最寄り駅までの間に3回、日本人に英語で道を聞こうとしたけど避けられてしまったそうです。がっかりしてさすがに四度目は話しかけられず、自力で駅にたどり着いたのだとか。
「英語で道を聞かれることなんて滅多にない」ってよく言われますが、困っている外国人は実はいっぱいいるんだな、と分かりました。
しかし。英語のほうは問題ないのですが、わたしは道案内ができない。いつもそうなんですよね、外国人に道を聞かれると、言葉はともかく、肝心の道を自分も知らない。
昨日も、山手線を降りてからハチ公までたどり着くのが大変だった・・・(汗)。最近の渋谷っていつもリノベーション中で、分かりにくいじゃないですか。どこも仮設通路ばっかりで。どこをどう行ったら、知ってる景色に出るのかさっぱり分かりゃしない。いろんな人に何度も道を尋ねまくりでした。ヤレヤレ・・・。
もし今後、本気で通訳ガイドを目指すなら、外国語のブラッシュアップなんかより、まずは道を覚えるのが先決かも。
とにかく昨日は、本当ーーーに楽しかった!
ぜひまたやりたーい!
先生も喜んでくれたし、わたしも英語の8時間以上に渡り、英語のフリーレッスンを受けることができました(笑)。
実は5月にまた別の先生が日本にやってくる予定。東京近辺を案内する約束をしています。
その時までに、すこし東京の地理に詳しくなっておこう。
せめて次回は、ハチ公くらい、迷わず行き着きたい(笑)。
ところで蛇足ですが、先生の他の生徒さんとバトンタッチの際、名刺交換をしたら、TOEIC満点、英検一級、英語通訳案内士の三冠ホールダーでした。
この方も、まだDMM英会話を続けていらっしゃるそうです。セルビア人がお気に入りだそうだから、ネイティブコースではない普通のコースだと思う。この方ともっとDMM談義、したかったなあ。
やれネイティブ講師じゃないとダメだの、アメリカ英語がどうの、イギリス英語がどうの、とか言う人がいますが、まず世界のどこででも通じる標準の英語でしっかりコミュニケーションができるようになりたいわたしとしては、こういう先輩の存在は心強いです。