クメール語

クメール語カフェレッスン

 シェムリアップでクメール語のカフェレッスンを受けました。

 Veltraで見つけた現地ツアーです。

 トゥクトゥクに乗ってカフェへ行き、そこで基本フレーズを教えてもらったあと、市場へ行き、覚えたフレーズを使って買い物をしてみるという流れです。全4時間。

 先生はアンコール遺跡の日本語公式ガイド。チャン・キムさんとおっしゃる。なんか中国人のような韓国人のようなお名前だけれど、生粋のクメール人で、名前もクメール語の名前なのだそう。小学校で教えた経験が4年あるので、このツアーの予約が入った時にはたいてい先生が引き受けるのだそうです。尤も、クメール語のレッスンを受けたい人はそんなにいないんだそうですが。

 めっちゃ楽しかったです。多言語学習者はもちろん、言語学習にそれほど興味のない人でも、こういう体験型のツアーは良い思い出になるのではないかと思います。オススメです。


 持ち物は特になし。ノートとペンと簡単なプリントが頂けました。

 このプリントが、曰く付き。最初、先生は高校近くのコピー屋さんでプリントをコピーしようと思ったのだそうです。ところが閉店。なぜなら高校の卒業試験が近いから。カンニングを防ぐため、コピー屋さんは閉店だったのだそうです。しかも学校(たまたま行ったカフェの隣だった)の周りは警察が警備を固めているという^^;。不正を防ぐためだそうです。どんだけ厳しい試験なんだ。だからこのプリントは高校から遠いコピー屋さんまで行き、やっと取れたのだそうです。

 わたしはというと、先生にクメール語のマイノートとクメール語アプリを見せ、それに則って教えて頂きました。先生もすごく興味を持って見てくれました。わたしが使っているアプリはどれも首都プノンペンの発音だそうです。

 トゥクトゥクで移動中、カンボジアの社会について日本語で尋ねたりしました。

 先生の日本語は山本日本語学校ではなく、子供の頃、たまたま近所に日本人と結婚したクメール女性が住んでいたので、その方に教えてもらったそうです。日本語のできる友達もたくさんいたため、練習の場に事欠くこともなく、あとはアンコール遺跡のツアーガイドになるための専門学校に半年行き、ガイド試験を受けてツアーガイドになったそうです。

 日本人観光客は、昔は多かったそうですが、今は一位が中国人、二位が韓国人、三位がヨーロピアンで、四位がアメリカ人。日本人は五位だそう。韓国人観光客も最近減っているそう。そういえばスペイン語と中国語に比べると、韓国語そんなに聞こえてこない。日本人や韓国人が減る理由は分からないとのことです。たぶんアンコールワットはもう見たので、他の場所に行き始めたということかな、とのこと。


 カフェレッスンのあと、オールドマーケット近くの二軒の本屋さんへ。そこで小学生用のクメール語テキストを買いました。一軒目は品切れ中、二軒目も店頭には置いてなく、先生が店の奥から出してもらって買えました。こういうのは 自分たちだけでは無理。先生に付き添ってもらえてよかったです。絵本も二冊ゲット。西洋のフェアリーテールではない、カンボジアの民話を先生に選んでもらって買いました。

 それにしてもクメール語、なかなか出てこないー。「いくらですか?」と聞くのが精一杯で、数字がクメール語で返ってくるともうお手上げでした(^^);

購入品

 そのあとオールドマーケット内の地元の食べ物マーケットへ。そこだけ地元の人のための店で、匂いも雰囲気も違う。ちょっと自分たちだけでは入れない感じの場所。そこで夫は念願のマンゴスチンを購入。1キロで2米ドル。

 あと、串揚げも一串1000リエル(25円くらい)で購入。この辺はもう先生にお任せ。これ美味しかったーー!!

 先生の存在は安全ネット。自分たちだけではできない体験ができ、クメール語を安心して試せて、大満足でした。

キム先生
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