先日VoiceTraに中国語を認識してもらい、すっかり自信を持ったうさぎ。
Google翻訳アプリで正しく認識されたらもっと自信を持てると思います。
というもりすさんの助言に従い、今度はGoogle翻訳の音声認識を試してみることに。
実はいままでGoogle翻訳に音声入力があることにいまいち気づいてなかった。発音してもらうほうはよく使っていたのに。意外な盲点でした。(いや、わたしがマヌケなだけか?)
で、VoiceTraで試した以下の4文をGoogle翻訳でも言ってみました(今回は「我们是日本人。」の是もちゃんと忘れず言いました。あと「飲みたい」にお茶を加えてみた)
- 多少钱?(いくらですか?)
- 我们是日本人。(わたしたちは日本人です。)
- 我要喝茶。(お茶が飲みたい。)
- 这是什么茶?(これは何のお茶ですか?)
以下が試した結果です:
・・・おおっ! 最初の三つはどれも一発で認識してもらえましたヾ(*´∀`*)ノ
そり舌音満載のこれだけは唯一てこずった。何度か試したけど、「茶」を認識してもらえず (´;ω;`)
google翻訳でも4戦3勝! いいんじゃないでしょうか~! どうもoの音が入っていると認識されがちのようですが、そこは追い追い直していくとして、この結果には満足です^^。えへ、自信ついちゃった^^。
Google翻訳に諸外国語で話しかけてみた
まだ始めてもいない中国語でこれなら、既習言語だったらもっといけるのでは??と思わず期待し、他の言語でもGoogle翻訳を試してみることにしました。
フランス語
・・・おおっ! 悲願のシルヴプレが一発で・・・!
ロシア語
おお! これも一発!ヽ(;▽;)ノ
アラビア語
VoiceTraでは音声認識未サポートのアラビア語。Google翻訳ではサポートされているだけでも嬉しい^^。
無問題♡
スペイン語
これも無問題♡♡
トルコ語
トルコ語もVoiceTraでは音声認識未サポート。発音の難しいÖやÜやĞが入った文を選んでみました。
しかし問題はそこじゃなく、RとLだった^^;
シンハラ語
Google翻訳、なんとシンハラ語も音声入力サポート済!
・・・おお、なんとシンハラ語でも通じたわー。翻訳はヘンなのもありますが、音声認識は期待通り。
チェコ語
じゃあいまやってるチェコ語はどうだ。
最後の一つ以外、全部一度で通じました! 最後の一つはCo je to?(これは何?)と言ったつもり。
・・・なんか意外と通じるっぽい?? Nemoで聞いた発音をただ真似しているだけのシンハラ語やチェコ語がこれほど正確に認識してもらえるとは! Nemo最強! チェコ語のモチベーションが一気にアーーップ!
大満足!!
何が嬉しいって、シンハラ語やチェコ語もですが、前にVoiceTraで苦戦したシルヴプレ(仏)とフセムプリベット(露)が難なく認識してもらえたことですね^^。もうあの時は泣きそうだったけど、わたしの発音のせいじゃなかったんだ!
一度では正しく伝わらず、言い直した文もいくつかありましたが、これだけ分かってもらえれば、わたしとしてはもう大満足! 大メジャーのGoogle先生に「通じる発音」とのお墨付きを頂きましたヾ(*´∀`*)ノ
VoiceTraに再挑戦
VoiceTraよりGoogle翻訳のほうがむしろ認識してもらいやすいという結果となりました。
・・・それともわたしの発音が上達したのか・・・?
そういう可能性も考え、VoiceTraで再度挑戦。同じフレーズを言ってみることに。
フランス語
あは、あははははは・・・。やっぱり・・・。
信じられないかもしれませんが、どちらもシルヴプレと言ったつもり。これはエンドレスな戦いなので、今回はこれだけにしときます。
同じフレーズをgoogle翻訳で言ってみました。一発で認識。・・・でも翻訳がなぜこれなの?
VoiceTraは二度目、google翻訳は一度で認識。でも翻訳はVoiceTraのほうがいいですね。
ロシア語
前回死闘だったВсем привет(みなさんこんにちは)、今回は二度目で認識してもらえた~! まぐれかも?
Повторите пожалуйста(もう一度繰り返していただけますか)をロシア語で。Google翻訳は一発、VoiceTraも二度目で認識してくれました!
悲願のシルヴプレはやはりダメでしたが、今回はVoiceTraも前よりだいぶ認識してくれました。わたしが上達したというより、音声認識の精度が上がったのでは?という気がします。
Google翻訳とVoiceTra、どっちが便利?
音声入力による翻訳機としてのGoogle翻訳とVoiceTraの使い勝手を観点別に比較し、独断と偏見でどちらがより優れているか、見てみたいと思います。
マイクの操作性
好みもあると思いますが、わたしはVoiceTraのマイクのほうが扱いやすいです。Google翻訳は、せっかく認識して文字化してくれても、それが翻訳にまわらず、後尾が切れてしまうことがあります。その対策として言い終えてすぐにマイクを切らず、1秒置いてからマイクを切ると良いようです。
音声認識
上記の実験結果を見ても分かるとおり、音声認識に関してはGoogle翻訳のほうが認識してもらいやすい。それにGoogle翻訳のほうが音声入力をカバーしている言語が広い。VoiceTraも、日・英・中については大変よく認識してくれます。
翻訳
これは引き分け。上記で見るとおり、簡単で短い旅行フレーズや日常会話に限っていえば、それに特化したVoiceTraの訳のほうが自然ですが、Google翻訳のほうが汎用的。長い文章も翻訳できるので、一概にどちらが良いとはいえない。
画面の見やすさ
上記のスクショを見てもお分かりのとおり、スマフォで使うならVoiceTraのほうが文字が大きくて見やすい。
使用範囲の広さ
VoiceTraはオフラインで使えないので、海外では使いづらい。一方、Google翻訳はオフラインでも使えるので、海外の街歩きにも使える(※事前に翻訳したい二言語のファイルをダウンロードする必要あり)。
・・・うーん、甲乙つけがたい・・・!
Voicetraは短いフレーズに特化している分、その範囲内については操作性が非常に良いので、今後、音声認識の精度向上が上がってくれば、相当便利になる気がします。
Google翻訳はアプリとしての操作性が惜しい。デザインが刷新され、使い勝手が向上するといいな。
一番変わったのは自分
しかしVoiceTraやGoogle翻訳で遊んでみて、一番びっくりしたのは自分自身の変化です。
以前は通じないと「自分の発音はまだまだだな」と思っていたのが、いつの間にか不遜にも「このアプリの音声認識精度はまだまだだな」とか思うようになっている・・・!! あははははは~~。
なんかね、気づいちゃったんです。言葉が通じるかどうかは、喋り手だけの問題ではなく、聞き手の問題でもあるなー、って。
外国語学習者の我々は通常、ネイティブ相手に自分が言ったことが通じないと、「わたしの外国語がヘタだから通じない」とヘコみます。
で、逆にネイティブが言ったことが聞き取れないと、やっぱり「わたしのリスニングスキルがダメだから」とヘコむ。
つまり常に自分の語学力のせいにしてヘコむわけです。相手のせいだとは思わない。
でも本当は、意志の疎通が図れないとしたら、それはある意味、双方の責任なのではないか。だって、相手のネイティブの工夫や努力次第で、もっと分かり合えるかもしれないじゃない?
一生懸命日本語で喋る外国人と意志の疎通が図れないとき、「そんな発音じゃ通じねえよ。もっと日本語勉強してこい」と思いますか? それがどんなに下手な日本語であっても「分かって上げられなくてごめんね」「もっと分かるように説明してあげられなくてごめん」って思うんじゃないでしょうか。会話って、そういう気持ちが片方だけでなく、双方にあることが大事だと思う。
会話は双方の歩み寄りによって成り立つもの。だから、わたし自身ももっと分かりやすい発音で言えるように頑張りつつ、VoiceTraの音声認識精度向上に期待しようと思います。(google翻訳の音声認識精度はこれで充分と思う)