2003年6月12日 アタマジラミを追え!! (後編)

中編(昨日)の続き

シャンプータイプのスミスリンで、シラミの駆除をしたうさぎたち。
でもこれだけでは、死んだ卵や抜け殻がまだ髪にくっついたままです。 実害はないけれど、見た目はまだ"シラミ頭"のままです。

卵の残骸は、スミスリンの"おまけ"についてくる専用のクシで 丹念に梳きとるほかはありません。 目が非常に細かくできているので、このクシで梳くと卵がこそげ落ちてくる‥はずでした。 でも、我が家の3人(特にチャア)は髪が細いので、あまり効果はありませんでした。 仕方がないので、指でつまんでひとつひとつ丹念に取りました。

最初のシャンプーをする前に、この専用コームで髪を梳いたときには、卵よりも、 成虫がよくひっかかってきました。
卵、成虫‥。

では"幼虫"は?

保健室便りにも、スミスリンの使用説明書にも、成虫と卵の図は載っているけれど、 幼虫の図は載っていません。

シラミの幼虫って
シラミの幼虫って
シラミの幼虫って???

うさぎはそれが気になって仕方がありませんでした。
だって、幼虫っていうのはたいてい‥(怖)。
考えると怖いから、幼虫のことはできるだけ考えないようにと思いつつ、 ふと考えると幼虫のことばかり考えてしまううさぎ。 卵と成虫はまだ許せる。だけど幼虫は‥。

幸いコームに引っかかってきたのも、 スミスリンを洗い流すときに洗面器に浮かんでいたのも、成虫だけでした。 成虫と同じ形の小さいのなら見ましたが、 うさぎが許せないような形のものはいませんでした。

‥ってことは、シラミの場合、成虫も幼虫も形は同じなのかも〜??

そううさぎは考えました。 いや、そう考えたかった、というところでしょうか。
だって、成虫とは違った形のやつが自分の頭に寄生していたと考えると‥怖すぎる。 それはあまりに怖すぎる。

でも人間って、自分の許容範囲を超えるものに遭遇すると、脳が拒絶して、 スポット的な記憶喪失になるっていうからなあ。 もしかしたら、幼虫を見たのに覚えてないだけかも?? ‥あまり考えたくはないけど。

真実を確かめて安心したい気持ち半分、 恐ろしい真実ならばいっそのこと目をつぶりたい気持ち半分、 シラミがとうにいなくなった今、ようやく勇気を振り絞って、

シラミ 幼虫

と、Googleの検索窓に打ち込んでみました。

ああ、緊張の一瞬!

調べた結果は、

不完全変態のために幼虫と成虫の形はほとんど変わらず、 幼虫は蛹にはならずに約3週間で3回脱皮して成虫となる。

なのですと。 あ〜よかった〜っ!
これさえ分かればもう、シラミなんて恐るるに足らずです。

来るなら来い!
何度でも、退治してやるから〜っ!

(完)

【付録】 しらみリンク