毎年恒例、語学に関する一年の反省と翌年の抱負を今年も書きます。
Duolingo
わたしにとって今年一番大きかった語学に関する出来事は、Duolingoの新版をついに使い始めたことです。
昨年の夏に過去最大のリニューアルがあったDuolingo。新版の評判が悪かったので、出来る限り旧版を使い続けようと、アプリのアップデートを避けて逃げ回っていました。アップデートをせかすように様々な不具合が次から次へと襲いましたが、むしろそうした嫌がらせが反骨精神を呼び覚まし、頑なに旧版にしがみついていた。旧版が完全に使えなくなる日が来るとしたら、それはわたしがDuolingoをやめる日だ、と思っていました。
ところが今年の10月、アップデートをしないにも関わらず、ある日アプリを開いたら突然、新版に置き換わっていました。もう無性に腹が立ちましたよー。ユーザの意向は無視なのか、ってね。
でもしょうがない、まあ新版も試しに使ってみるかと思ったら、これが意外と良かった。
・・・いや、意外と良かったどころか、前より良くなったと感じました。幾多の困難に苛まれながら旧版にしがみついていたこの一年の苦労は一体なんだったのか( ̄▽ ̄;)
旧版と新版、見た目の変化やゲームバランスの変化など、いろいろ違いはありますが、最も本質的にして最大の変化は例文の数が減ったことだとわたしは思います。例文の数が減るというのは一見ネガティブな変化のように思えるかもしれませんが、これが良かった。なぜって限られた数の例文を徹底的に繰り返して頭に叩き込むほうが学習効率が良いからです。
実際、新版を使い始めてから、格段に学習効果を感じられるようになりました。そして学習効果を感じられると、やる気も自然に湧くんですよね。ゲームバランスが良くなったこともあり、気づけば毎日1時間以上Duolingoに費やしてしまっています。
もともとDuolingoは自由度が低く、そこがわたしは好きではありませんでした。昨年のリニューアルでますます自由度がなくなったと聞き、そこに反発を覚えていました。でも現実問題、その全く自由のないコースのほうが効率的。認めたくはないけど、2か月ちょっと使ってみた今、その事実を認めざるを得ません。来年以降も積極的にDuolingoを使おうと思います。ああ悔しい!
ちなみに昨年末の記事で「半年くらいで終わらせられるといいなあー」と書いていたスペイン語コース、いまだに終わっていません💦 旧版から新版に変わってもコースが長大なことに変わりはなく、いやむしろ今までの進捗が一部認められず、ちょっと戻った気がします。長大すぎて先が見えず、終えられる日が来るような気が全くしない。やってもやっても先が見えないので、ついつい他のコースに浮気してしまい、ますます全然進まない( ̄▽ ̄;)
なので今年は「いついつまでに終えたい」といった抱負は書きません😅 スペイン語コースにこだわらず、気の向くまま、好きなコースをやろうと思います。
教材の断捨離
次に、前回書いた教材の断捨離の進捗状況について書きます。
結果から言うと、さすがはブログ効果! 断捨離に着手できました。まーだまーだ前途は長いですが、この1か月で、英語多読の読みものを30冊、メルカリで売りました。まだ読んでいない本もあるけど、もういいや。何年も読まないってことは、今後も読まない可能性が高いので。
いま英語多読って流行っているのかなあ? 多読用の読みものって売れるのかなあ?と心配でしたが、なんのことはない、出品後、早くて数時間、遅くとも1週間以内にサクサク売れ、出品したものは全て売り切りました。
あと、スペイン語の中級文法書を手放し、すっきり~! 実は一番断捨離したいのはこの本でした。ハードカバーの立派な本で、定価6500円(当時)で買ったものです。でも立派すぎて気おくれして、結局使うのは図書館で借りた文法書のコピーばかり。新品のまま手つかずで10年が経過。長期戦を覚悟しつつメルカリに3000円で出品したら、なんと瞬殺でした。こんなニッチな語学本の出品をウォッチしている人がいるのねー。欲しい人の手に渡って良かったです。
あと、山ほどため込んだ韓国語のハングル練習帳をちまちまやって消化しています。全部書き込んだらまとめて古紙回収に出すつもり。4年分近くあるので大変だけど、来年中には「終えました」とブログに書きたいです。
我が家は収納場所に困っているわけではありません。もともと4人家族だった家に二人で住んでいるので、使わない教材を突っ込む場所には困らない。
でも時間は有限。「いつか使うかも・・・?」みたいな曖昧な位置づけのものがたくさんあるのは気持ちが悪い。使わない教材にせっつかれているようで・・・。だから自分が出来る範囲を見極め、やると決めたことはやる、やれそうにないことは諦める。使えるものは使い、使えなさそうなものは見切ろうと思います。
よって、以下の二つが今後の断捨離の柱です。
- 読んで書いて消費
- 売るか譲るか捨てて処分
海外で購入した絵本や自分が書いたノートなど、まだ手付かずの部分も多いですが、処分しやすいものから処分し、弾みをつけたいと思います。来年も引き続き頑張りまーす。
海外旅行
今年は二度海外へ行きました。
一度目は8月から9月にかけてのスイス旅行で、曲りなりにもドイツ語を使いました。
二度目はこの12月。二人の娘の家族と一緒に総勢十名でグアムへ行ってきました。
グアムは3回目だし、近場だし、英語圏だし、それに今回は4人の孫の子守り要員としてついて行くだけと思っていたので、あまり海外旅行という気がせず、何一つ準備らしい準備をしていきませんでした。
でも現地の空港では英語の脇に見慣れない言語が併記されていて「え、これ何語?」と思いました。たとえば英語で Immigration と書かれた隣に Imigrasion 。Maleta と書かれているところもあるし、Para tranka とかなんとか書かれたところもある。・・・スペイン語?? ・・・いや、スペイン語にしては微妙にスペルが違うし、tranka なんて単語、聞いたことない。
その時はポルトガル語か何かかなー?と思って通り過ぎたのですが、旅行から帰って調べてみたらチャモロ語だということが分かりました。
チャモロ語というのは、グアムやサイパンの現地語。Hafa adai(こんにちは・ようこそ)という挨拶は有名ですが、それしか知らなかった。なぜスペイン語に似ているんだろう?と思ったら、アメリカ合衆国に統治されるまで300年以上もスペイン領だったのですね。
なんだー、Hafa adai 以外にももうちょっとチャモロ語を覚えて行き、喋ってみるんだった、といま後悔の真っ最中です。幼い孫たちと一緒にいたおかげでホテルのスタッフとは交流があったし、土日のホテルのプールは現地の家族連れが多かったので、その気になればチャモロ語を使ってみるチャンスがあったかもしれません。
絶滅が危惧される他の言語同様、チャモロ語の保護活動も最近活発なようです。また言語のみならず、現地の文化やその地に住む人々のアイデンティティを再評価しようという動きも感じられました。
大地に育つ農産物や樹木や石をも意味するのだそう
タノを使い、宿泊者もオーナメント作りに参加
来年は今のところ、2月にグアテマラ、5月にニュージーランドへ行く予定があります。
グアテマラ旅行の準備としては、ここ3カ月くらいほぼ毎日DMM英会話でスペイン語ネイティブと会話しています。最近、割と何でも言えるようになってきましたが、まだ穴があちこちにあって、意外なことがふと言えなかったりするので、そういう穴をあと2か月でできるだけ埋めていきたいです。
ニュージーランドは北島のロトルアに滞在予定。ロトルア周辺はマオリ文化が最も濃いエリアです。ニュージーランド航空から来たメールの冒頭が Kia ora! から始まっていたのには驚きました。出会いしなや別れ際、感謝するときに使うマオリ語の挨拶で「健康でありますように」という意味だそうです。
少しでも言語を学ぶと、造語法などから、その文化の世界観が垣間見えることがあります。なので、現地で話す機会はないかもしれませんが、グアテマラから帰ってきたら、ニュージーランド旅行に向けて、マオリ語のあらましだけでもちょこっと学んでみようかなと思っています。
いつもブログを読んでくださってありがとうございます。
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