シンハラ語

シンハラ語ノート

シンハラ語ノートを作りました。

シンハラ語のノート
ペンはフリクションカラーズ、ノートはツイストリングのB4サイズを使用

Nemoをベースに

 こんな感じで20ページくらい作りました。

 Nemoシンハラ語の無料版に出てくる101のフレーズ・単語を自分の覚えやすいようにグループ化して書きました。

表紙

ノートの表紙

 表紙はスリランカの絵本作家シビル・ウェッタシンハの絵本をコピーし、ワードアートで සිංහල(シンハラ語)と書いた紙を貼りました。このクルリンとまあるい感じの絵のラインにもシンハラ文字に通じるものが^^。

 裏表紙にはクリアポケットをつけ、ニューエクスプレス シンハラ語ウィキペディアからコピーした文字表を入れました。

 ツイストリングノートなので、ページはまだ増やせます。ページが増えすぎたらリングを大きいものに変えられるし、いらないページは抜いてもいいし。

興味のあることは覚えやすい

 文字の書き方は、以下のYouTubeビデオを参考にしました。ネイティブの子供向けだと思われます。

 びっくりしたのは、文字をすぐ覚えてしまったこと。すぐ覚えて、すぐ書けるようになった。

 文字表を書いたあと、ローマ字表記を見ながらどんどんシンハラ文字に直して書いて行きました。たまに表記が数通りある場合があるのと、母音記号のつけ方が特殊なものがあるので、全部ではありませんが、ちょこちょこ間違えつつ、だいたい自力で書けました。どんどこせっせと書いたので、ちょっと字が汚くなってしまった。

 ほんの数時間で30以上の文字が読めて書けるようになりました(o^^o)

 なんでだろう?? 文字を覚えるの得意じゃないのに。タイ文字を覚えた時は2週間かかってもまだうろ覚えだった。アラビア文字もたしか同じくらいかかった気が。あの整然としたハングルでさえ覚えては忘れ、を繰り返している。

 シンハラ文字って、全然合理的じゃないんですよ。子音と母音を組み合わせること自体はハングルに似ていますが、ハングルの文字体系のように論理的ではない。文字の形と音の類似に全く整合性がなく、行き当たりばったりに決めたとしか思えない文字体系です。しかも一つ一つが割と複雑。

 なのに全く苦労せず、すぐに読めて書けるようになった。なぜなんだろう? 不思議ー。

 もし理由があるとするなら「形が面白いから」としか思えない。とにかく形が魅力的。だからついつい眺めてしまう。だからではないかと。

 「好き」が生み出す集中力ってすごいですからねえ。これだから「面白い」という気持ちをないがしろにしてはいけない。同じことを同じだけやるのでも、興味を持って楽しんでやるのと、無感動にこなすのとでは定着度がまるで違う。

 あと、使う文字だけに絞ったのは良かったと思います。本当はあと15個くらいあるのですが、シンハラ語の場合、日常的にはほとんど使われない文字というのがけっこうあって、Nemoの例文にも出てこないような文字はサクッと無視。しょっちゅう出てくるものだけ覚えればいいやと割り切りました。

 使わないものって、興味が湧かない。「これは使える!」と思うからこそ、興味が湧くんです。

 しょっちゅう目にする文字だけに絞って覚えたから覚えやすかったというのはあると思います。

 それから、「書き写す」のではなく、ローマ字をシンハラ文字に自分で直しながら書いたのはよかったと思います。「書き写す」という作業は受動的。頭カラッポでもできる。でも自分でシンハラ文字に直すとなると、これは常にシンハラ文字のテストを自分に課しているようなもので能動的にならざるを得ない。

 どうせ同じ時間やるなら、能動的にやってとっとと覚えてしまったほうが得。よく「手が覚える」とかいうけど、やっぱ頭カラッポじゃ覚えないよ。むかしやらされた書き取りでは漢字が全く覚えられなかった。やっぱり覚えるのは手じゃなくて頭だよ。少なくともわたしは。

文字の形

 カラフルなペンでかわいい文字をクルクル書いていくのは楽しかったです^^。すんごく楽しかった^^。

 一つの音を書きあらわすのになんでこんなにメンドクサイ形なの? 効率悪くない?とは思いつつ、クルクルクルクル・・・。すごーーーく楽しい!

 こんなに文字を書くのが楽しい言語ってほかにないと思う。タイ文字も可愛いけれど、シンハラ文字はもっと丸っこくてクルクル。

 ちなみに、形別に以下のようにカテゴライズしてみました。

型名文字ローマ字表記
ねずみ型 ත නka ta na
カエル型 ජ ස යpa ja sa ya
パックマン型 ව ච ඩ
එ ඒ බ
ම ඹ ඔ ඕ
ṭa va ca ḍa
e ē ba
ma m̆ba o ō
逆陰陽型 ශ හ භga śa ha bha
種から芽型 ra ī
アットマーク型 la ḷa
ミニリュウ型 ද අu da a
渦巻き型 i ṇa
シンハラ文字の形による分類 ※ ノートより少し改良しました

 けっこうシンハラ文字のサイトというのは多くて、同じような種分けをしている人がいて笑った^^。(シンハラ文字を覚える ・・・ (8) 覚え方のまとめPDFより) 分け方は違うけれど、けっこう名前がかぶっている^^。

 でもねずみとかカエルとか、誰がつけてもそういう名前になりますよね^^。

シンハラ語かタミル語か

 スリランカに行こうと思ったとき、最初はタミル語を学ぶかシンハラ語かで迷いました。この二つはどちらもスリランカの公用語なのです。

 スリランカだけ見ればシンハラ語母語話者が70%以上を占め、タミル語話者は少数派ですが、タミル語は南インドでも使用されている世界的な大言語。ドラヴィタ語族で、日本語との関係性が取り沙汰されたこともあるのが大きな魅力。いつかやってみたい言語の一つで、いつもならタミル語にしてたかな、と思います。

 でもそこでシンハラ語に決めた理由は二つ。

 一つは、前に仲良くなったDMM英会話のスリランカの先生がシンハラ語話者だったこと。当時はタミル語がやりたかったので、シンハラ語話者と聞いて内心ちょっとがっかりしたんですが、今はもうDMMにいないその先生はクルクル動く大きな目がすごく魅力的で、その先生の母語だと思うと、なんとなく好印象だった。

 そして最後の決め手は、てっきり印欧語族だと思っていたシンハラ語が、実はそうではないかもしれないという情報。・・・いや、印欧語族説が有力ではあるんですが、もしかしたらそうではないかもしれない。その一縷の望み(?)に賭けました。

 ところが皮肉なことに、シンハラ語を始めてから最近出会った二人のスリランカの先生はどちらもタミル語話者。シンハラ語も一応喋れるそうですが・・・。がっくし。あとスリランカの先生は二人いるので、その二人に賭けるしかない。

 でももう今はすっかりシンハラ語気分。後悔はしていません。もし今いる先生が全員タミル語話者だったとしても・・・? ・・・ウン、たぶん。

 タミル語もNemoにあったので、先日一応ダウンロードしてみましたが、あら、ウチの子のほうが文字がカワイイわと早くも謎の身びいき状態。

 とにかくシンハラ文字のかわいさは、世界一だと思う!

 こんなかわいい文字がくるくる書けるなんて、わたし、かっこよくないですかー?!

 まだまだヘタクソなので、もっと上手になりたいです。

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