トルコに行く際、優先して覚えるフレーズを選ぶのに一番参考になったのは、中国ツアーに参加したときに書いた自分のブログ記事でした。
中国のときも今回も、全食事つきのおかませパックツアー。旅行期間も一週間くらいで同じだったので、言語は違っても、よく使うフレーズはだいたい同じなんじゃないかなあ、と思い、中国で使った言葉を優先的に覚えていきました。
実際この読みは当たり、今回よく使った言葉は中国のときとほとんど同じでした。
- 挨拶
- 場所の聞き方(特にトイレ)
- 値段交渉
- 写真の許可を求める
でもまあパックツアーの場合、こういうフレーズが「必要」かって、そこまでではないと思います。
わたしの場合は、トルコ語を使ってみたかったので、日本語・英語(或いは無言)で済むところを、不必要にトルコ語で喋り散らしていましたが、知らなかったら困ったかって、そういうことはなかったと思います。
トルコ語で挨拶をすると、ニッコリ笑顔で返事が返ってきたりするので、嬉しかったりはしますが、必要というより、旅の気分を盛り上げるちょっとしたアクセサリー、くらいの感じでしたでしょうか。
また、全く出番がなかったのは、
- 自己紹介
「お目にかかれて嬉しいです」から始まって、職業とか年齢など、自分について語るフレーズは入門テキストの定番ですが、ツアーでは使う場がありませんでした。
ツアーでも、エアとホテルがセットになっただけのフリープランであれば過ごし方にもよるでしょうけれど、食事つき・観光つきのおまかせツアーはとにかく忙しい。現地の方とお近づきになっているヒマなんてないんですね。一応軽く覚えていきましたが、案の定、まったく出番はありませんでした。
でもじゃあ「おまかせパックツアーでは、現地語なんて全く必要ない」かというと、そうでもない気がします。現地語を知らないと「すごく困る」ってほどではないけれど、「プチ困る」可能性はある。絶対英語が通じるとは限りませんのでね。
たとえば同じツアーの方で、ネクタイが買えなくて困っている方がいらっしゃいました。ご主人のお土産にネクタイをと思い、お店で「ネクタイ」とか「タイ」とかいろいろ言って首を指さすのだけれど、ネックレスが出てきてしまい、これじゃない、と何度首を振ってもダメだったそうです。
こういうのは、ネクタイを買うのを諦めるか、ガイドさんをひっぱってくれば済むことで、「絶対困る」ってほどではないけれど、ガイドさんがヒマとは限らないし、欲しいものを諦めるっていうのもつまらないですよねえ。
特に鬼門はホテル到着後。チェックインを済ませると、ガイドさん、翌朝までどっかに消えちゃう。同じホテルには泊まらないみたい。添乗員さんも現地語はできないので、ホテル到着後にやりたいこと、欲しいものがある場合、欲しいもの・やりたいことの名前だけでも事前に調べてメモしていくと便利かな、と思いました。
自分で調べるのが無理なら、日本語で書いておき、バスの中でガイドさんにまとめて聞き、スペルを書いてもらう、とか。
文法まで覚える必要はないけれど、単語はやはり知っていると便利。挨拶より何より、一番優先して準備しておくべきは自分が欲しいものの名前だと思いました。
わたしも今回「スプーン」がなかなか伝わらなくてプチ困りかけたので、次回からは忘れずにやろうと思います。