今年始めたばかりのトルコ語、早速トルコで使ってきました。
間違ったり、通じなかったりしたこともありましたが、けっこう喋りましたよ^^。一週間しか準備期間がなかった2年前の中国旅行より、少しバラエティ豊かなことを言えたかな、と思います。
いろんなことを言ってみましたが、今回は、よく使った言葉のみ記します。
注: 初心者なので、以下に記すのは、正しいトルコ語とは限りません。あしからず。
第1位
まず、使用頻度・第一位は
Teşekkürler (ありがとう)
さすがにこれ、一番よく使いました。お店の売り子さんに、レストランのボーイさん、ホテルのスタッフに。一日10回以上言ってたと思う。
「ありがとう」にあたる言い方には他にTeşekkür ederimというのもあって、ニュアンスの違いはよく分からないんですが、少しこっちのほうが丁寧なのかな?と思い、懇切丁寧に何かを教えてもらったり、バスの運転手さんなど、本当にお世話になったな、と思ったときにはこちらを使いました。
「どうも」という感じ(らしい)のSağ olunも、若い人相手にときどき言って見ました。
言う場面が限られているからだと思いますが、これは通じていたと思います。
トルコ航空のCAさんは、Biz Teşekkür ederizと返答してくれました。「わたしたちのほうこそ、ありがとうございます」という感じかな?
第2位
İyi günler / İyi akşamlar (こんにちは/こんばんは)
Merhaba(こんにちは)というのもありますが、あんまり耳にしなかったので、İyi günlerのほうが普通なのかと思って使っていました。
朝は Günaydın(おはよう)って言いました。İyi Geceler(おやすみなさい)も、2回くらい言うチャンスがありました。こういう挨拶は、向こうから同じ挨拶が返ってくると嬉しいですね~^^。
番外編としては、「アッサラームアレイクム」とアラビア語で言っているのを耳にしたので、なんだ、トルコでも使うのかと思い、一度空港の売店で言ってみたら、すんごいウケた^^。二人いる店員さんが二人とも目を真ん丸くして噴出しそうになってました(笑)
アラブでは普通の挨拶ですが、トルコでは敬虔なムスリムだけが使うセリフなのかもしれないな。そのセリフをスカーフも被ってない東洋人が言ったから、可笑しかったのかも。この挨拶のせいかどうかは分からないけれど、3.5TLのスプーンを2TLに値下げしてくれました^^。空港の売店が安くしてくれるとは思わなんだ。
第3位
Tuvalet Nerede? (トイレはどこですか?)
「ありがとう」「こんにちは」など定番挨拶の次によく使ったのは、やはりコレ。特に空港。今回は4回飛行機に乗ったのですが、トルコの空港って、トイレ少なっっ! 見回しても簡単には見つからないので、このセリフが役に立ちました。
トイレに限らず、「○○はどこですか?」というフレーズには、本当~に助けられました。返答は、トルコ語が分からなくても大丈夫。「あっち」とか「こっち」とか、指で指し示してくれるので。
特に助かったのは、イスタンブールのKapalıçarşı(グランバザール)。迷子になって、どっちの方角に向かって歩いているのかすら分からなくなり、Ana caddesi nerede? (メインの通りはどこですか?)と尋ね、グランバザールの迷宮から無事抜け出せました。道を聞かなくても、まあ2、3時間彷徨っていればそのうちきっと出られたとは思いますが、ツアーには集合時間というものがあり、そんな悠長なことはしてられない。このときは本当、トルコ語やっていってよかった~と思いました。
あと、最終日の午前中、わずかな自由行動の時間を利用してホテル近くのショッピングセンター「イスティニエ・パーク」に行ったときのこと。このSCが広大で、どこになにがあるのやら・・・。なのでこのフレーズを連発。おかげで効率よく回れました。
一緒にSCに行った同じツアーの人にも頼まれて、Bu dükkan nerede?とお店の名前を書いた紙を見せたり、Eşarp dükkanı nerede?(スカーフ屋さんはどこですか?)と聞いてあげられた。外国人相手のお土産屋さんはともかく、普通のお店では英語は基本、通じなかったので、トルコ語が役に立ちました^^。
第4位
Çay bardağı için tabak var mı? (チャイグラス用の受け皿はありますか?)
今回の旅行で一番思い出深いセリフ。自分で作った文なので、正しいかどうかは分かりませんが、とりあえず通じてたみたい^^。
チャイグラスは、華奢で装飾的なものならお土産屋さんでたくさん売られているのですが、わたしはトルコのチャイハネで普通に使われているような丈夫でシンプルなのが欲しかったので、手に入れるのに苦労しました。
だからこのセリフ、あちこちで何度も言いました。
観光地ではどこを探しても売ってなくて、あの広大なグランバザールでさえ、どこを探してもなくて、結局ホテル近くの広大なショッピングセンターのpaşabahçe(パシャバフチェ)でやっと手に入れることが出来ました。
受け皿以外にも、欲しいものの有無を確かめるのに「○○ var mı?(○○はありますか?)」というセリフはすごく便利で、行きの飛行機の中で Vişne suyu var mı?(さくらんぼジュースはありますか?)と尋ねたのを皮切りに、よく使いました。CAさん、一度トルコ語使ったら、覚えていてくれて、ずっとわたしにはトルコ語でオーダーとってくれました^^。
「Yakında ○○ var mı?(この近くに○○はありますか?)」という言い方も便利で、よく使いました。
第5位
Bu ne kadar? (これいくら?)
Kaç para?(いくらですか?)という表現もあって、違いが分からないので、とりあえずその場で先に思いついたほうを使いました。でも数字をダダダダ・・・・ッと言われると、全く聞き取れず、結局英語で言ってもらうことに・・・^^;。
また、観光地でないところではトルコ語を話すと喜んでもらえましたが、観光地では警戒されることが多かったです。観光地でイノセントな旅行者を装いたいなら、トルコ語は発しないほうがベターかも。
İndirim lüften(値下げをお願いします)とか、値下げの口上も一応試してみましたが、その効果のほどはイマイチ。
・・・というか、ただでさえ難しい商取引、相手の言語で交渉なんかしたら、負けるに決まってますがな。本気で値切りたいときは、現地語も英語も使わず、ただひたすら日本語で頑張るのが吉な気が。
第6位
Az, çok az. (ほんのちょびっと)
「ほんの少し」というのは、どの言語でもつい言ってしまう、わたしの口癖で、トルコ語でも連発^^;。ボーイさんに食事を盛り付けてもらうときなど、便利でした。料理の量が多く、普通に盛り付けてもらっちゃうと、絶対食べきれないので。
あと、テーブルウェアの店でトルコ語を話したら若いお姉さんが喜んでくれて「ねえ、このお客さん、トルコ語はなすのよ!」と同僚にまで宣伝してくれたので、慌てて「Az, çok az.(ほんのちょっとだけね)」と言うと、「あら! でもあなたが言うこと、わたし全部理解できるもの! すごいわよ!」と褒めてくれました。言われた内容と、そのトルコ語を聞き取れたことで、二重に嬉しかったー^^。
他にも、çok pahalı.(とても高い)、çok lezzetli.(とても美味しい)など、çok +形容詞は簡単なので、よく使いました。
第7位
Burada fotoğraf çekebilir miyim? (ここで写真を撮ってもいいですか?)
絶対使うと思っていましたが、やっぱり使った必須フレーズ。
Burada(ここで)のほか、片手でカメラ、もう片手で撮りたいものを指さしながら、よく使っていました。fotoğraf(写真)を省略しちゃったことも。それでも通じたっぽい。まあこのジェスチャーさえあれば、言葉は要らないよね^^。
意外と写真はOKなところが多く、尋ねた中で「ダメです」といわれたのは、トプカプの宝物殿だけ。lüften(お願い)を添えてお願いしたら、コンヤのメヴラーナ博物館に来ていた花嫁さんも快くOKしてくれて、一緒に写真を撮りました。
第8位
Ben japonum.(わたしは日本人よ)
団体で観光地を歩いていると、「アニョハセヨ!」と声を掛けられることがあって、よくこう言い返していました。本当は「わたしたちは~」なのかもしれないけれど、あいにく単数形しか覚えていなかったもので^^;。
しかし韓国人観光客、多かったです。日本人観光客の行くところ、必ず韓国人も同じくらい見かける。韓国の人口は日本の半分、一人当たりのGDPも日本の半分。なのにこれだけ海外旅行に出かけるってすごい~。
第9位
Bu / Bunlar alıyorum.(これ、頂きます)
お店でモノを買うとき、2、3回使いました。本当はBunu / Bunları alıyorum.が正しいのかな? でもトルコではBuの対格を忘れてしまっていたので^^;。でも通じました。
第10位
Anladım.(分かりました)
何かを尋ね、教えてもらったときに。この言い回しは音で覚えたので、わりと上手に言えたのでは、と思っています^^。
番外編
これは、実際には使わなかったけれど、トルコ旅行には必須だと思ったフレーズです。
Onu daha bitirmedim. (まだ食べ終わっていません)
「アジア語楽紀行 旅するトルコ語」で読んだにもかかわらず、そんなに重要だと思わず、読み飛ばしていました。
でもこの表現はトルコツアーでは必須で、覚えていかなかったのが悔やまれました。まだ食べ終わっていないのに、食事の手を休めていたら、皿が片付けられてしまった、ということがレストランで何度もあったからです。
ツアーは忙しく、食事の時間が限られているので、ボーイさんにしてみれば、早く皿を下げて、次の皿を出さなくては、と思うのでしょう。次にトルコへ行くときは、絶対このフレーズを覚えていこうと思います。