Brunei  ブルネイ・ダルサラーム

メール・掲示板等で質問されたことを中心にまとめてみましたが、
お役に立つ保証はまったく致しかねる無責任FAQです。
古い情報もあるかもしれませんので、参考程度とお考えください。

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【 ブルネイ・ダルサラーム国について 】

質問 ブルネイってどんな国ですか。

答え 世界有数の資産家であるサルタンが治める、東南アジアの産油国にして回教国です。
小国なのと、独立してからの年月が20年と浅いので、 一般にはあまり馴染みがないようですが、経済的には日本と関係の深い国です。
石油と天然ガスの一部を、日本はブルネイに依存しています。

質問 どこにあるのですか。

答え 東南アジアの大きな島・ボルネオ島にあります。
ボルネオ島は、南側約3分の2がインドネシア、 北側3分の1がマレーシアに分かれており、 日本の県一つほどの面積のブルネイは、マレーシアに囲まれるように位置しています。

質問 治安はどうですか。

答え 世界的な基準から言って、ブルネイの治安はかなり良好な方だと思います。

独立して20年間、厳戒令が敷かれっぱなしのせいで、 犯罪率が低く、特に重犯罪はほとんどないと聞いています。
経済的に豊かな国なので、スリ・ひったくりなどの犯罪も少ないそうです。
また、観光客も少ないので、観光客めあての犯罪なども 起きにくいのではないかと思います。
わたし自身も、滞在中に危険を感じたことはありませんでした。

質問 衛生状態はどうですか。

答え これも、世界的水準から言って、決して悪くないと思います。
街の中も、不潔な感じはしませんでした。
ただ、水にはうっすらと色がついており、飲むには適していなさそうなので、 ホテル内であっても、水道水を飲むのはやめておいた方がいいと思います。

質問 日本からはどうやって行くのですか。

答え 以前はロイヤルブルネイ航空が関空へ乗り入れていたのですが、 現在は、日本からブルネイへの直行便は就航していません。 したがって、空路でブルネイへ行く場合、必ずどこかで乗り換えをすることになります。

日本から行く場合、その乗り換え地として考えられるのは、 香港、上海、マニラ、バンコク、クアラルンプール、シンガポール、コタキナバル などです。

このうち一番飛行時間が短いのは、 マレーシア航空の直行便で成田からコタキナバルへ行き、 そこでロイヤルブルネイ航空のバンダルスリブガワン行きに乗り換える方法です。
ロイヤルブルネイ航空は正規割引運賃の設定がなく、格安航空券も出回っていないので、 他社より高くつきますが、 コタキナバル――バンダルスリブガワン間は飛行時間が40分程度と短いため、 往復でも160ブルネイドル(12000円くらい)で済みます。 折角ブルネイに行くのだから、 ロイヤルブルネイ航空にぜひ乗ってみたいと思われる方には オススメです。
コタキナバル――バンダルスリブガワン便は、ほぼ毎日就航していますが、 問題は、日本からコタキナバルまでの直行便が数少ないこと。 時間がかかるのは諦めてクアラルンプール経由で行くか、 直行便の就航日に予定をあわせる必要があります。

また、シンガポール乗換えもオススメです。
シンガポールドルとブルネイドルが等価なため、シンガポール経由は何かと便利。
日本からシンガポールへ行く便が多く、また シンガポール――バンダルスリブガワン間も、 シンガポール航空が毎日1便、 ロイヤルブルネイ航空が毎日ほぼ2便を運行しているので、 スケジュールの融通がききやすいという利点もあります。
バンダルスリブガワンまでスルーの格安航空券(シンガポール航空)も出回っていて、 手配もラクです。
同日着も可能ですが、それにはロイヤルブルネイ航空の夕刻便に乗らなくてはならず、 日本を午前便で発つ必要があるので、翌日着に比べ、かなりの割高にはなります。

その他の都市経由についてですが、 クアラルンプール、マニラ経由の便はほぼ毎日ありますが、 香港、上海、バンコク経由の便は週2〜3便程度です。 ロイヤルブルネイ航空でカバーする区間が長いため高くつくので、 あまりメリットはないかもしれません。

また、コタキナバルから陸路バンダルスリブガワンへ向かう場合、 直行のバスがなく、2度3度と乗り換える必要があるそうです。 また、国境を越える際の検問が厳しく、空路のようには簡単に入国できないそうです。

質問 ブルネイ行きのツアーはありますか。

答え たまに不定期のツアーをどこかの旅行会社が企画することもある程度で、 非常に数が少ないようです。
HISがシンガポールツアーのオプショナルとして2泊3日のブルネイ観光ツアーを 出しているので、どうしてもツアーで、という方は、こちらを検討されるとよいでしょう。

質問 ブルネイの観光スポットはどこですか。

答え まず一番のお勧めは、オールドモスクとニューモスク。 どちらも非常に贅沢で美しいモスクで、一見の価値があります。

また、首都バンダルスリブガワンには 世界最大の規模を誇るカンポンアイール(水上家屋群)があります。
速いスピードの水上タクシーで川を渡って見にいかれてはいかがでしょうか。 ボートに乗っているだけでも爽快ですよ。

あと、夜の遊園地・ジュルドンパーク。
ごく普通の遊園地ではありますが、夜しか開園しない遊園地というのは珍しいのでは ないでしょうか。
敷地がかなり広いので、時間は多めに見ておくことをお勧めします。

それから、わたしは行ってないのですが、テンブロン国立公園。
熱帯の木々より高い地上何十メートルのところに遊歩道が作ってあるそうで、 そこからジャングルを見渡せるそうです。
また、ブルネイのドル箱・セリア油田を見学するツアーなどもあるようです。

質問 オススメのおみやげは何ですか。

答え ブルネイは小国ゆえ外国製品が多く、自国製のものはあまり出回っていません。
ブルネイ製の手軽なお土産といえば、わらじせんべいのようなスナックでしょうか。
小麦粉にエビなどの粉を入れてつくったもので、乾燥させたものを、油で上げて食べます。 口に入れるまでに一手間かかるので、他人様へのおみやげには向きませんが、 味もわらじせんべいそのもので、クセがなく、美味しくいただけます。
油で上げると一瞬のうちに何倍にも膨れるので、調理も楽しめます。

他人へのお土産は、ブルネイより、 シンガポールなど乗り継ぎ空港で購入された方がいいかもしれません。 バンダルスリブガワンの空港は、免税店の数も少なく、 あまり期待はできません。
他にお土産を購入できるところとして、ヤヤサンコンプレックスがありますが、 ここも、観光客をあてこんだ商業施設ではないので、 おみやげ屋さんは一軒だけでした。

【 エンパイアについて 】

質問 どこで予約できますか。

答え エンパイアの公式ホームページ で直接予約できますが、わたしは円建てで払えるのが魅力で、 ブルネイ大使館が紹介してくれた日本の代理店を通しました。
価格は、ネット価格も代理店経由も、さほどの違いはありませんでした。

質問 空港からホテルまではどうやって行けばよいでしょうか。

答え バンダルスリブガワンの空港前にはタクシー乗り場があります。
料金は定額制で、あらかじめ価格を確認してから乗る必要があります。
空港からエンパイアまでは約10分。タクシー代は35ドルでした。 随分高いなと思いましたが、値切れませんでした。
ブルネイは自家用車保有率が高く、タクシーの数が少ないせいか、 あまり値切れないそうです。

また、エンパイアにも送迎サービスがあるようですが有料で、 タクシーの倍くらいかかるようです。 黒塗りのリムジンで迎えに来るというウワサです^^。

質問 街に出る手段はありますか。

答え ヤヤサンコンプレックス(オールドモスク隣りのショッピングセンター)まで、 無料のシャトルバスが毎日2回ほど出ています。
また、ジュルドンパークまでの送迎も毎晩2回あります (ジュルドンパークの開園日のみ)。
予約制ですので、 あらかじめコンシェルジェに希望の行き先と時間を告げておく必要があります。

質問 水道水は飲めますか。

答え 万が一を考えて、やめておいた方が無難かと思われます。
部屋の冷蔵庫にペットボトル入りのミネラルウォーターが入っており、 外国産のものは有料ですが、ブルネイ産のものは無料ですので、 そちらを飲むことをお勧めいたします。

【 ハリラヤについて 】

質問 次のハリラヤはいつですか。

答え 2003年は11月25日前後、2004年は11月14日前後から始まると思われます。
ハリラヤは、イスラム歴(太陰暦)で一年に一度。 太陰暦は太陽暦よりおよそ11日ほど一年が短かいので、 太陽暦でいうと、毎年11日前後、前にずれていく感じになります。 理論上は、新月の晩(下弦の月が完全に隠れ、上弦の月がわずかに出始めた晩)の翌日からハリラヤとなります。
月の満ちかけについては、 こよみのページ の「月齢カレンダー」を参考にされるとよいでしょう。

ただし、注意しなければならないのは、ハリラヤがいつ始まるかは、 正確にはその前の日の晩にならないと分からないということ。
イスラムの学者が目視によって月の満ちかけを判断するため、 必ずしも暦どおりになるとは限らないのです。
ハリラヤを目指してブルネイ旅行を計画される方は、 ハリラヤが前後にずれる可能性を考えて、 余裕をみて日程を立てられることをお勧めいたします。

質問 王宮解放日について教えてください。

答え 王宮解放日は、ハリラヤの2日目から4日目の3日間です(2002年現在)。
時間は午前9時から12時と午後2時から午後4時まで。
予約は必要ありません。

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