【 添乗員 】
「うちの添乗員はウチノと覚えてください。」
添乗員のウチノさんは、せいたかノッポでスラッとした女性で、
ちょうどピンクの電話の背の高い方にそっくりだった。 彼女は、一人分にしては意外と大きなバッグを持っていたが、その時は気にも留めなかった。
ホテルに着くと、
「お疲れ様です。このミネラルウォーターを飲んでゆっくり休んでください。」と言って、
皆にミネラルウォーターを1本づつ配った。
それからも、おせんべや梅干など要所で皆にサービスしてくれた。
最終日に梅干を配り終えると「これで、私のバックも軽くなりました」と彼女は言った。 これからも、こんな添乗員と一緒に旅をしたいものだ。 2002年2月24日 きりん |
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