子供たちの要望で再度プールへ。ネネは「海なんかに行ったお陰で、時間をソンした」なんて言っている。 明日はグアムを発つとあって、寸暇を惜しんでプール遊びだ。でももう3時を過ぎている。いいかげんお昼を食べなきゃ。
お昼は、プールサイドでとることにした。プーケットではプールサイドの食事が大正解だったから。
金に糸目を付けず3品、それに飲み物を頼むと、何と5000円以上についてしまった。でもいいや。
グアムでは贅沢な食事ってしていないものね。
オーダーを済ませると、ネネたちはまた水の中へ。食事が運ばれてくる間も惜しいのですと。
運ばれてきた食事は、とっても素敵だった。 店に大きく掲げられたメニューの写真が素敵だったから期待もしてたけれど、 ほんとにその写真どおりのゴーカな食事が出てきた。 身の詰まったカニ足の入ったそうめん、メロンをくり抜いた中にてんこもりに盛りつけられたフルーツサラダ、 大きなエビやカニが載ったシーフードサラダ、それにメロンをあしらった苺ジュース。 凝ってはいないけれど、なにしろ食材が豪華! しかもどれもきっちり冷えている。しあわせ〜!
うさぎが料理を急いで写真に収めると、ネネとチャアはものすごい勢いでそうめんを食べはじめた。 さすがにお腹が空いていたとみえる。そして、すっかり食べおえると、また水の中に戻ってしまった。 まるで水の中じゃないと生きていけない人魚姫みたい。
勘定を取りにきたのは、長身の白人の若者で、彼は、テーブルの上のビデオを見ると、羨ましそうに見つめた。
「それ、最新型のムービー? レンズを覗かなくていいの?」と興味深々。
「そう。ほら、ここに画像が映るから」と、うさぎは液晶に景色を映して見せた。彼は感心した様子で言った。
「次はボクもそういうのが欲しいな」日本では液晶タイプが数年前から手に入るけれど、ここではまだ珍しいのだろうか。
まあ、こんなに大きな液晶が付いているのは、日本でもまだ一般的ではないけれど。
朝も、レオパレスの車寄せで写真を撮ってもらったら、そのスタッフがカメラをしきりに褒めてくれたっけ。
「いいカメラだ。ズームの倍率は何倍?」マジで感心しているのか、それとも日本人観光客を喜ばせる常套手段なのか、
それは分からないけれど、持ち物を褒められて悪い気はしない。
特に精密機器を褒められると、日本人たるプライドをくすぐられてしまう。