Guam  親孝行の旅

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【 グアムのマクドナルド 】

「マクドナルド・ハーモン店」にて。 外壁には「今ならフィレオ・フィッシュ¢99」と書かれていたが、あいにく今は朝の10時10分前。 タクシーを待たせているので、たった10分が待てず、 うさぎは朝食メニューの中からマフィンとビスケットのセットを選んだ。 どちらも、形はハンバーガー状、口当たりが若干、普通のハンバーガーと違う程度である。
普段のメニューもチェックしてみたが、特に変わったものはナシ。 ちょっとがっかりしていたら、そこで信じられないものを目にした。

テーブル席で食事をしていた子供が、つつつ、っとカウンターにやってきたかと思ったら、 飲み物のカップの蓋を開けた。 すると、レジのお姉さんが、その空のカップに、新しいコーヒーを注いでやったのである!! これって、飲み物のお代わり?!

なーんと、グアムのマクドでは、コーヒーのお代わりができる!! さてここで一句。

コーヒーが お代わりできる マクドかな

‥ってそのまんまだけど。

で、この驚きには続きがある。 いま「グアムのマクドでは」と書いたが、うさぎはふと、 もしかしたらこれは「唯一グアムのハーモン店では」なのかもしれないと思った。 そしてそれと同時に、もしかしたら、

「全米のマクドでは」なのか、ひょっとしたら
「世界中のマクドでは」なのかもしれない

とも思った。
それで日本に帰ってきてから、マクドナルドでパートをやってる友達に尋ねてみた。
「ねえ、ひょっとして、マクドでコーヒーがお代わりできたりする?」と。

そしたら、ナーント!!
「できる! できるんだ、コレが。少なくとも、あたしが先月パートに行ってた時まではできた」と言うではないか!

‥そうかー。やっぱり「グアムのマクドでは」じゃあなかったんだ。 恐らく、世界中のマクドでコーヒーはお代わりが自由なのだ。

ただ、友人がバイトしていた店では、「コーヒーのお代わりは、新しいカップに入れてお出しするように」 と言われているんだそうだ。注文品である、ということが明確に分かるようにするためだそうだ。 グアムでは、空のカップに注いでいた。その辺はちょっと違うようだ。

それにしても。マクドは本当に奥が深い。
「コーヒーがお代わりできるって、フツーみんな知らないよねえ? ほとんど裏ワザの世界だよね?」と友達に言うと、
「うん、知らない。知らないと思う。知ってるのは浮浪者のおじさんたちだけよ」と友達。
以前、コーヒーのタダ券を駅前で配ったことがあって、 そしたら、ダンボールハウスのおじさんたちがいっぱいやって来たのだそうだ。 彼らはお代わりができると知っているから、何時間でも店内に居座り、他のお客さんの手前もあって、困ったそうだ。

マクドでタダなのはスマイルだけではない。 水もタダだ、ということをうさぎが知ったのは、舶来の紳士がマクドで水を貰っていたからだ。
今回も、グアムの小さな女の子にコーヒーのお代わりができることを教えられた。そこでもう一句。

外人に 教えてもらう マクドの極意

ちょっと字あまり‥。

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