【 ピーセス・オブ・エイト 】
ねねちゃんが起きるのを待って、ワイキキの街をお散歩。そのままゆっくり歩いて夕食を食べに行った。
ワイキキのそここちらには、フリーペーパーという無料の情報誌が置いてある。これがオールカラーの豪華版。 自由に取っていっていいのだろうけれど、ホントに無料?!って思うくらい豪華。 しかも、中にはレストランの割引券や有益情報が満載！ 日本語版と英語版がそれぞれ何種類もあったので、片っ端から一通りもらってきた。
同じフリーペーパーでも、オイシイのは英語版。 日本語版よりも、おトクなレストランの割引券がたくさんついていた。その中に、これから行こうとしているレストランのも！
"Pieces of Eight"(ピーセス・オブ・エイト)は、ガイドブックで見つけて、絶対行きたいと思っていたレストランだ。
特にパパは、ここでばかでかいビーフリブを食べるためにハワイまでやってきたようなもの。
フリーペーパーのページをせっせと繰って、その憧れのレストランの50％割引券を見つけた時、ママは思わず狂喜！
「ほーらパパ、ママいいもの見つけたでしょう!!」と、得意になってパパに見せた。
そんなわけで、今日の夕食は、早速「ピーセス・オブ・エイト」。 ワイキキのど真ん中にあるので、ホテルからは15分ほど歩く。 でも、ねねちゃんをベビーカーに乗せてワイキキの街を歩くのは、ウキウキ楽しかった。
ピーセス・オブ・エイトに到着すると、短パンを履いた明る〜いウェイターさんが、席へと案内してくれた。 広々していてアンティークで落ちついたインテリア、なのにサービスはカジュアルなので、気疲れしない。そこがいい。
パパは予定通り、ビーフリブを頼み、ママもガイドブックの写真でお馴染みだったマヒマヒのソテーを注文。
これだけでもかなりのボリュームなのに、更に豪華なサラダバーで好きなものを取ってこられるというので、びっくり!!
「やっぱりアメリカだねー。日本とは違うねー」と、パパは大喜び。
ママがカメラを取り出すと、ウェイターさんが代わりに写真を撮ってくれた。料理を目の前にしてニコニコしている３人を。
ビーフリブはおいしかった。それにすごいボリューム。大食漢のパパでも食べきれないほど。 ママもリブを食べたので、とてもマヒマヒの方は食べきれない。 ところで、「マヒマヒ」というのはハワイ付近の海でたくさん捕れる白身魚らしい。 ハワイの味を堪能しようと思ったけれど、胃袋の大きさには限りがあった。
マヒマヒをどっさり残し、せっかくサラダバーで取ってきたものも食べきれず、勿体ないな、と思いながら帰ろうとすると、 ウェイターさんが発砲スチロールの入れ物に詰めてくれた。これが"Take out" (テイクアウト) ってやつね。
こんなにお腹いっぱい食べ、テイクアウトまでして、会計はチップなどを入れても26ドル(3500円くらい)。
大満足で引き上げた。こんなに安く食べられたのは、フリーペーパーに付いていたチケットのおかげだと、感謝しながら。
もっとも、50％の割引券は効いていなかったのだけれど。
これは実は「"２回目の"食事が50％OFF になる」という券だったのだ。
それが分かったのは、ハワイ旅行からなんと10年後！ アルバムに貼ってあった割引券の控えをふと見て気付いた。
まったく、10年間も「半額で食べた」とトクしたような気分になっていたママたちって一体‥。
でもまあ、正規の価格でも「安い」と思えたのだから、この店で食べて大正解だったのよね。
レストランを出た後、ぶらぶら寄り道しながらホテルへ帰った。道を歩きながら、パパ曰く、
「これが食べられただけでも、ハワイに来た価値があったな、ウン」
‥よかったね!!