エアガンシューティングに続いて、お次はウォールクライミング。 レッスン時間ではないからお金がかかるけれど、一人500ペソ(1500円くらい)のところを、4人でその値段にしてもらった。
これには、まずチャアが挑戦。胴の周りにしっかりしたバンドを巻きつけ、更にそれを股の間にも通す。 そしてそれに命綱をつけ、迷彩色の壁を登るのだ。壁には妙な形をした足がかりが散らばっており、それに手足をかけて登る。
身軽なチャアは、うさぎが想像したとおり軽々とのぼっていき、一番てっぺんのどくろにタッチした。 下りは、スタッフが命綱をすこしづつ緩めてくれるので、綱にしがみついていさえすれば、 スルスル〜っと降りてこられるのだった。
チャアの次はネネ、そのあとうさぎも挑戦したけれど、子どもたちのようにやすやすとは登れなかった。
案外お尻が重く、壁にひっついて登ろうとはするのだが、腰がつい引けてしまう。
スタッフが腰につけた命綱を引っ張ってくれるので、自分ひとりの力で登るよりはだいぶ登りやすいのだが、
それでもけっこう大変。傍からはたくさんあるように見える足がかりも、登ってみると案外少ない。
身長が高い分、チャアよりも有利なはずなのに。
また悪いことに、どくろまであともうちょっとというところで、恐怖心にとりつかれてしまった。
命綱が付いているし、下にはフカフカのマットが敷いてあるから、もし手が離れても大丈夫、と自分に言い聞かせるのだが、
高所恐怖症のうさぎは「高い」というだけで、無条件に怖い。
「もうダメ、登れない〜〜〜!」と叫ぶと、スタッフが「いや、できるはず!」
と励ましながら、命綱をぐいぐいひっぱってくれた。それで何とかどくろを触ることができた。
うさぎのあとはきりんもトライし、そのあと他の皆が何度か登った。チャアは全部で5回も登った。 チャアは登るのもいいけれど、降りてくるのがまた楽しいらしく、スタッフが壁を蹴って降りるやり方を教えてくれると、 壁を蹴って前後に揺れながら、楽しそうに降りてくるのだった。