明日はもう帰国。荷物整理のあと、皆でキリマンジャロカフェへ最後の晩餐を取りに行った。
夜のキリマンジャロカフェは、昼間のカジュアルな雰囲気とは少し異なり、スタッフがピアノを弾いていたりして、
ちょっといい雰囲気だった。
チャアが眠そうなので、慌てて3人分だけ注文を済ませると、しばらくして、バスケットに入ったパンがサービスされた。
早速子どもたちに食べさせ、お代わりを注文。子ども達たちはそのお代わりもぺろりと食べてしまい、またお代わりした。
パンを食べ終わると、チャアは案の定眠ってしまったが、なんとか、一口づつ料理を食べさせることができた。 もっとも、あとで聞いたらどんな味だったか全然覚えてないらしい‥。
注文した料理は、ネネにサラダ、うさぎがラプラプのエスカベシュ、きりんにチキンアドボ。それにジュースを2種類。
ラプラプというのはセブ特産の魚で、体調20〜30センチほどのものすごい形相の魚が、
丸ごとから揚げになって皿に乗ってきた。
味はごく普通の白身魚で、それにかかった甘辛あんもおいしく、ネネが大喜びで食べた。
アドボの方はフィリピンの名物料理で、まるでビーフシチューのようにコクのあるタレのかかった、
それはそれは柔らかい肉であった。口に入れると、グズグズっと溶けてしまうほどの柔らかさ。
こんなにおいしい鶏肉はいまだかつて食べたことがないと思ったくらい美味しかった。
サラダもガーリックの効いたドレッシングがおいしく、青リンゴのように爽やかなグリーンマンゴーのジュースも、
スイカのジュースも良かった。
食事を終えると、お腹も心も満足だった。 アドボがすっかり気に入ったうさぎはポークアドボも食べてみたくて、 部屋に帰ってからルームサービスで注文しようかと思ったけれど、さすがにお腹がいっぱいだったので断念した。