アメリカのピアノってね、一つ一つすごく違うんです。
白いピアノ、茶色いピアノ、黒いピアノ、
かん高い音のピアノ、やわらかい音のピアノ、
見た目も音も、とても個性的。
何十年、もしかしたら百年以上も昔から
様々な年代に作られてきたピアノが
数限りない調律、修繕を経て、今もなお現役で活躍しています。
このピアノもそんな古いピアノの一つ。
鍵盤にはヒビが入り、音はチェンバロのよう。それでもまだまだ現役。
十九世紀に建てられたこの家で、今なお音楽の楽しみをゲストに与え続けています。
ほら、朝食を済ませると、今日もまた子供たちが弾きはじめましたよ。