「しばらく海外へ行っていない。どこでもいいから海外に行きたい!」とちゃあが言い出したのが旅行のきっかけでした。 大学生活は忙しく、4年目にして初めて夏休みらしい夏休みが取れたのです。
そんなわけで、計画は半年以上も前から練りはじめました。 夏なので、最初は涼しいところへ行こうと思い、イギリスの湖水地方の予定でした。 でもロンドンからの足の確保を考えていたら、面倒くさくなった。
それで次にフィンランドにベリー摘みに行こうかと思いましたが、いまいち気に入ったアコモが見つからなかったので、これも断念。
次に考えたのはトルコ。ちょうどトルコ語にハマっている上、2月にトルコへ行った時、トルコには人懐こいノラ猫がいっぱいいて、 こんなところにネコ好きのちゃあを連れて行ったら喜ぶだろうな、と思ったからです。
でも夫が「トルコは一度行ったからしばらくもういい」というので、ネコで有名な「マルタ島」を次に考えました。 でもマルタはエアの本数が少なそうで、それでネコがいそうな他の地中海沿岸部を調べたら、夫が「チュニジアに行きたい」と言い出し、 エアも手ごろなのが見つかったので、「じゃあ今回はチュニジア」ってことになったのです。
ちなみに夫は、「チュニジアに行きたい」といいつつ、実は「モロッコ」をイメージしていたようです。 でも航空券もホテルも押さえたあとになって、「チュニジアじゃなかった。モロッコだった」と言われましても・・・。
だから言ったでしょ。「あなたがイメージしている『迷路のような旧市街』っていうのは、モロッコのフェズとかマラケッシュだと思うよ」って。何度も。 でも「いや絶対チュニスだ」って頑張るから、「じゃあチュニジアね」ってことで手配を進めちゃったのよ。
・・・って、別にいいんですけどね。モロッコでもチュニジアでも。イギリスだろうがフィンランドだろうが。 うさぎは外国ならどこだって行きたいので、行き先にはこだわらない。 こだわるのは、旅先での過ごし方です。 特にホテルにはこだわりがあります。
行き先さえ自分の希望が通れば満足し、仔細にはこだわらないきりん。 行き先にはこだわらず、ホテルや日程にはこだわりたいうさぎ。 平和な住み分けであります。
そんなわけで、きりんの希望通り、行き先はチュニスに決定。 宿はうさぎのこだわりでシディブサイドのダール・サイドに決めました。
ちなみに、旅行中はちょうどラマダーン(断食月)。 でも気にしませんでした。 友達が、ラマダーン中のアラブは、いつもとは違った顔が見られて面白い、と言っていたからです。 まあ本当は、断食明けまでいられたら、違いが分かってもっと面白かったと思いますが、 きりんの休みの関係で無理でした。