Minnesota  ホストマザーに会いに

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1976年8月2日(月)の日記

ドーレンさん一家とエリスとレイン

今日もすばらしい日。 だって‥

その1. Elise(13才の女の子・マムのピアノの生徒)が来て、一緒に話をした。

その2. ドーレンさんの一家がきて、スージー(7才くらい)とエイミー(5才くらい)といっしょに遊んだ。 Eliseもいっしょに。 スージーはワイルドインディアンらしいんだけど、どうみても白人みたい。 エイミーは養女で、何人か知らないけど色がすごく黒くて、顔は日本人そっくり。 ワイルドインディアンなのはスージーじゃなくて、エイミーの方じゃないかと思うけど、確かそう言っていた。

その3. ディナーがあって、みえこさん、スチーブ、ネンシー(スチーブのスイートハート)、レインを招待した。

Eliseはすごくおしゃれでフレンドリィですてきな女の子。 趣味はゴーゴーで、男の子が好きだとか‥。

スージーとエイミーとEliseにボートとメキシカンハット(おりがみ)を教えてあげた。 ボートのマジックが不思議らしくて、おかしいというように首をかしげていたので、 タネを教えてあげたらとってもよろこんでいた。 スージーはEliseを慕って、エイミーはMeを慕っていたみたいよ!!

ディナーは、朝食とは違うテーブルで、お皿もお揃いのきれいなのを出しました。 お客さまはみないつも使っていない、応接間の脇の玄関から入ってきました。 そこが玄関だって、今日初めて気づいたよ! ディナーのメニューは、カテージチーズとマッシュポテトとすごく大きなビフテキでした。 私は脂身が嫌いなので思い切って"食べられない"と言うと、 "アメリカでは誰もこんなところは食べないよ"とDadが言いました。

食事中に、ラボでどんな物語をやるのか聞かれ、 "ジャックとマメの木"と答えました。 うまく伝えられなかったので、"フィ・ファイ・フォー・ファム!"というと、 みんなが一斉に"I smell the blood of the English man!‥"と続けてくれたのでうれしくなりました。 ヘンゼルとグレーテルの"ネボー、ネボーリトルマウス"にも、あとを続けて言ってくれました。 あと、スペイン語のテープもあると言うと、スペイン語の話になりましたが、 こっちはぜんぜん分かりませんでした。

それからディナーの前に、Meはみえこさんと話をしました。
Me:「日本の踊りを教えてあげたの」
みえこ:「へえ、どんなの?」
Me:「炭鉱ぶし」

そうしたら、みえこさんたらすごく笑いだしちゃったの。 それを見たネンシーいわく、"シリー・ガールズ"。 sがついているからMeも含んでるのよね。 シリー(お馬鹿さん)にされちまった。

それからレインはすごくピアノが上手で絵もすごく上手で、かっこいい18才の男の子。 レインは作曲もします。 背が高くてやさしくてとても18に思えない。 みえこさんいわく"とっても私と同じ年とは思えないわ、ハアー"なんていってぼんやりレインを見ていたの。

最初はみんなでレインのピアノをきいていたのだけれど、だんだんいなくなって、 Meも去って、レインとみえこさんだけになっちゃった。 2人はすごーく仲がいいみたい。

2人はピアノの弾きっこをしてたみたいだけど、 ダディが「みえこがピアノを弾いているよ」と言うから行ってみたら、すてきな曲(かなりハード)なのを弾いていたの。 「レインはよくあんなに手が回るね」なんてみえこさん言ってたけど、自分だって何よ!

Meの予想では、レインとみえこさんはスイートハートになるかもと思います(すこし悔しい)。 うまくいったら結婚‥まさかねーっ!!

*養女:アメリカは養女養子がすごく多い。 ユキの子も養女だし、みえこさんのステイしているうちにも韓国人の女の子がいるって言ってた。 もう1人引き取る予定とか。本当の子供が2人もいるのになぜ子供を引き取るのかな。

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