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3日目:Banana Boatと星の砂

バナナボート

Banana Boat

朝食をさっさと済ませた娘達は、勝手知ったる昨日と同じ行動。 朝の9時から午後3時までbeachにいるのだもの、そりゃ焼けるわね!

夫が起き出して、昨日買ったハムサンドを食べようとすると、 袋の中にちっちゃーな蟻が・・・。 HAWAIIでも蟻の被害はよく聞く話。朝食用に買ったドーナツの箱を開けたら蟻だらけだったとかですから・・・。 Neighborに違わずOahuでもゴキブリや蟻騒ぎの経験者はいる。 我が家は高層階に滞在するせいか、運良く今まで出遭った(!?)ことはなかったのだが、 どこからどうして10階のこの部屋に蟻がいるのか判らないが、 ともかく気持ち悪いので食べるのは止した。 娘達が買ったラスクかなぁと思って確認してみるが、そちらは無事。

今日も、昨日と変わらない事をして過ごす。 途中、トランポリンで飛び跳ねていた娘達の姿が急に見えなくなったので、 落ちておぼれてでもいるのかと心配して、トランポリンの後ろに回ると 一人のお姉さんと一緒にシュノーケルをしていた。 娘達が飛んでいると、下から「お魚さんたくさんいるよ!おいでよ!」と呼ばれたらしく、 手には彼女からいただいたソーセージを持っている。 あ〜っ!また昨日もEBISUYAでソーセージ買い忘れたわ!

彼女にお礼を言って、しばらく娘達の相手をしてもらう。 エサがあれば、結構寄ってくるらしい。

浮き遊具、ペダルボートで飽きもせずに5時間過ごしたところで、 昨日チェックしておいたJ.Y.Marineに出向く。

子供だけ申し込み、$30 (このようなActivity業者は現金しか受け付けてくれない事が多い)。 戻ってきたバナナボートに、「Come on!」と手招き。 心の準備も出来ないまま(!?)ヘルメットをかぶりバナナにまたがる娘達。 カメラを構える私とビデオを構える夫。 気さくなおじさんが「Come on! On the boat!」と手招きする。 「えっ!?ボートに乗れって?乗っていいの?」と焦る夫。 訳のわからぬままボートに乗り込む。

え〜!? タダ!? すごい! 初日からしつこい客引きをしていたホテル前の業者より$10も安くて その上ボートに乗せてもらえてしっかりビデオ撮影できてしまうなんてLucky!

出発前に「ひっくり返っても大丈夫か?」と聞かれたけれど、 乗らない私は「是非、引っくり返してくれ!」とお願いした(笑)。 だって、乗っているだけじゃつまらないものね! 安全のため、後尾に重石役のスタッフが1人乗ったけれど、貸切で出発! 後から聞いた話では、撮影隊の夫もボートが曲がる度に自分の身体を支えるのが大変だったよう。 我が娘達は水泳を習っているので恐怖心は無いと思うが、 泳げない人にとっては、いくらライフジャケットを着ているとは言え、 海のど真ん中に投げ飛ばされるのは恐いんじゃないかなぁ・・・と思う。

ニ度ほどボートから落ちた後戻ってきたが、 beachに付く寸前にボートから振り落とされた下の娘・・・スタッフは笑いながらロープでボートを 引き上げ始めたので、焦った娘は自力で泳ぎ、 ヘルメットを脱いだその顔に余裕は無かった! 「あ〜、おもしろかったね〜!」と笑う3人 (上の娘は余裕で楽しんだし、親は乗っていないもの)を横目で睨む彼女でした・・・。

バナナボート

星砂

部屋に戻り、さぁ、今夜は早くもSAIPAN最後の夜。 予定のお店まで歩いて行きます。 途中、名鉄SCという日系のスーパーがあるようで、 そこにでも寄りますか・・・と。

Beach Rdをまっすぐ南下した場所だったので地図も持たずに来てしまったが、 それらしき場所が過ぎても「名鉄SC」は現われない。 今宵のDinnerを予定するSunset Bar & Grillも通り過ぎてしまったので、 これ以上行っても仕方がないと諦めて戻る。

Pacific Gardenia Hotelにあるこのレストランはon the beachであること、 ありきたりでなさそうなところが気に入って選んだ。 看板に従い進んでいくと、思いっきりローカルな雰囲気のSunset Bar & Grillがある。 on the beachはまさしくといった感じで、 砂の上にテーブルが置いてあります。

案内されたのは、プライベートとも言える風情の最もbeach際屋根付きのテーブル。 しかし驚くのは、一般の人が目の前のbeachで遊んでいる。 SAIPANのbeachはどこもpublicなのだろうが、 明らかにこのレストランのお客様ではなく単純に海で遊んでいる家族達だ。 そんな人達が、テーブルの目の前で遊んでいるのだ。 日が暮れると、彼らはテーブルの合間を浮き輪抱えて帰って行った・・・。 へ〜、こんな開放的な雰囲気って面白い!

シャワー浴びてきても意味無いって! 思いっきり砂の上! 日は沈みつつ、空の色が昼間とはまた違った良い色に染まる。

オーダーしたのは、「ピカピカプラッター」という前菜の盛り合わせ。 チャモロ料理のビーフケラグエンやチキンケラグエンを 「ティティーザス」というとうもろこしの粉で作られたパンのようなものに挟んで食べる。 子供には少し辛いかも。 ティティーザスはもちっとした食感。 オニオンリングや海老の鉄板焼き、チャーハンも美味しい! これは我が家のみの見解だが、Micronesiaはチャーハンがヒットかも!? 中華料理店でないのに、中々なお味で日本人の口に合う。

16:00-20:00まではハッピーアワーで、ドリンク類が25%オフ。 途中、ポップコーンのサーヴィスがあった。 何より娘達が喜んでお代わりまでする。 ポップコーン大好きだものね! ゆっくり飲んで食べて、娘達は店内(空の下なので『店内』と言えるか!?) にあるブランコや遊び場で遊んだり、海で波と戯れたり・・・・・・。 時間がのんびりのんびり流れていく。

お店のオーナーらしき老紳士が 「どうですか?楽しんでいます?」のようにテーブルに挨拶。
「SAIPANは初めてですか?」と話が続き、 「昨年の大型台風ではここにあったテーブルがほとんど砂に埋まり、 足が低くなっちゃって、まるで日本の「ちゃぶ台」のようでしたよ。 星の砂を見つけましたか? ここのbeachには星の砂があるんですよ。・・・」

楽しげに話し掛けて下さるのに便乗して、星の砂探しが始まった。 彼は、砂をひとつかみすると、空いているテーブルに広げ、 手で砂をならしながら 「よーくよーく見てごらんなさい。」 とオペラグラス代わりに自分のかけていた眼鏡を貸してくれた。

しかし、辺りは真っ暗。 そうそう簡単に土産物屋で売っているような星の砂が見つかるわけがない。
「昔は、よーく見えて、すぐに見つけられたのだがねー。」と彼は笑い、 「昼間の明るい時にマタtryすると良い!」そう言って、娘達の肩をたたいた。

隣のテーブルで楽しげに団欒する地元の方達・・・傍らには、大きな黒い犬がじっと座って待っている。 な〜んてお行儀の良い。 ご主人様達がお帰りになる時には「やっと終わったよ〜」と言わんばかりに嬉しそうでしたワン!

中央のテーブルには日本人の若者グループ。一匹のネコが寄ってくる。 娘達は「エサあげていい?」と近づいていって、ブリトーを差し出すが見向きもしない。 「知らない人からエサをもらってはいけないとしつけられているんじゃない?」 と冗談交じりに言ってみるが、娘達は残念そう・・・。

と見ると、若者グループからのエサは食べている様子。 何? このネコ若者好きなの? 不服そうな娘達は再度挑戦。 あえなく振られる。 若者が娘達に何やら下さり、ソレをあげるとネコが食べた! 戻ってきた娘達いわく、魚しか食べないらしい。 かつ砂のついた物も受け付けないという・・・んまぁ〜贅沢なネコちゃんなのね〜。 って、私はネコには詳しくないのでそう思ったのだが、ネコとはそういうものなのだろうか!?

20:00からは生バンドの演奏があるのだが、早く入店しすぎたので退散することに。 ホテルまで無料の送迎があるというので、車を呼んでいただく。 (来る時も呼んでくれたらお迎えに行ったのに・・・と言われた。) 先程のオーナーが自らいらして下さり、伝票を懐中電灯で照らしながら 「コレコレコレで合計が$○です。 サーチャージが$○ですが、これは所謂チップですので、更なるチップは不要です。」 と説明してくれる。 ナンテ親切な・・・。 日本人と思いやボルお店も多いのに、このお店の誠実なサーヴィスには感動しました。

車に乗り込み、運転手さんに、「ちなみにこの辺りに『名鉄SC』ってあります?」 と尋ねてみると、 「ありますよ!すぐソコです!」と気軽に車を乗り付けてくれる。 「おっと!名鉄SCじゃなくなっていますね。どうやらクローズしてしまったようです・・・」 「本当ですね。ありがとう!」親切なSAIPANの方々・・・。

店に向かう時、夫が「ここじゃないのか?」と言った場所が、やはり名鉄SCだった。 Safewayとの名のスーパーになっていた。 売れてなかったのかな!? ガイドブック、2005年版だよー。当てにならないなぁ・・・。 行く時は、歩くとソコソコの距離に感じたが、車ではあっという間。

行き、歩くとソコソコの距離を感じたが、車ではあっという間。 ホテルの中庭では今日もピアノの生演奏が響き、 ビリヤードやサッカーゲームに興じる人あり、賑わいを見せる。 プールは18時までだが、プールサイドのバーで「KAMIKAZE」という名のカクテルを頼んでみた。 「ちょと待って!」とビデオを構えると バーテンダーさんは人懐こい笑顔でパフォーマンス! そのまま夜のbeachに歩いて行く。 椰子の木の下に座れば、此処は日本から3時間で来られる場所とは信じがたい。 サンダルを脱いで夜の海で遊ぶ。 ナマコをサンダルに乗せてゲラゲラ笑う! ナマコって嫌われているけれど、恐くないし、私はどうってことないなぁ・・・。

beachに設置されたテーブルとイス。 従業員がせっせとセッティングしているのはPartyの準備だろうか・・・と様子を見ていると 「Hi!」と歩み寄る男性に「Your husband and daughters?」と声をかけられる。 あれっと見ると、昨日ランドリールームに案内してくれた27歳の彼。 我が家族と握手をしながら、「VIPのPartyの準備をしているのです」と言い、 爽やかな笑顔で仕事に戻った。 隣で夫が「しかし、君って、余程目立つか、覚えられやすいんだね。」 と感心したように言う。ソレが損にでるのか得に出るのか?!

ホテルに向かって歩いて行くと、ピアノ演奏しているのは昨夜と同じ方。 今夜も手を振っておどけてくれる。 昨夜は彼の弾き語りだったが、今夜は歌姫もいらっしゃる・・・にも関わらず、 なんとな〜んと、リクエストを出すだけならいざ知らず、 マイクを横取り歌い始める日本人団体。「歌詞カード」と命じ、 目を閉じて自己陶酔・・・ここはカラオケかぁ!?

挙句の果てに、歌うおじ様をビデオ撮影する始末。 ピアニストは半ば呆れ顔で伴奏、 歌っていた女性は居場所を無くし・・・イスに座って聞いていた私達も、 「SAIPANまで来てこんな下手な「いとしのエリー」聞きたくなーい。」と席を立つ。 個室じゃないぞ〜、屋外だぞ〜、公の空気だぞ〜、人のステージ中だぞ〜と思う私が身勝手か!? 素敵な南国の夜が、一気に吹き飛んでしまった・・・。

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