Australia  ハミルトン島とケアンズ

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【 バギー 】

バギー

さて、今日の予定はファウナパーク (動物園) 。

地図によれば、動物園は島の北端にある。 小さな島内だから歩いたって行かれないことはないし、 乗合タクシーだかバスだかも出ているらしいけれど、 「ここはひとつバギーでいこうではないか」というのが計画の一つであった。

この『バギー』というのはゴルフ用のバギー(小振りの車)のことで、 ハミルトン島の風物とも言える乗物であった。 最大スピードは人が走る程度。排気ガスとは無縁の電動式。 島全体がリゾートのハミルトン島の中で、普通の車が道を高速で走り回るのは危険すぎるし、 風情もない。 さりとてそう狭い島でもないしアップダウンもあるから、 徒歩オンリーというのも無理がある。 ゴルフ用バギーは、こうした事情にうってつけな乗り物であった。

早速、ホテル近くのレンタル屋でバギーを借りた。 最初は45ドルで今日の9時〜5時の間だけ借りようかと思ったが、

本日に限り、24Hレンタル10ドルオフ

という看板にのせられ、5.5ドル足して明朝まで24時間借りることにした。

総額は、車の破損時の為の保険を合わせて56ドル(3500円位)。 ところがお店の人がまちがえたのか、10ドルオフでない通常価格の66ドルを請求され、 きりんが素直に支払ってしまった。 まだ豪ドルを使い始めたばかりで、いまいち金銭感覚が正常に作動していなかったらしい。 翌日うさぎが間違いに気づき、つたない英語でレンタル屋に掛け合って、 その10ドルはしっかり取り戻した。

そんなわけで、何はともあれ24時間の間、 熱帯魚模様のバギーNo.151はうさぎたちのものとなった。
このバギーは4人乗りで、運転席と助手席に二人、後ろの座席に後ろ向きで二人乗れる。 ゴーカートのような大きさで、簡単な日除けが付き。 ドデデデデ‥というチャチな音をさせながらトロトロ走る。 こんなかわいい『マイカー』に、子供たちはすっかり大喜びだ。

売出し中のフラット式別荘が点々とする急な坂をひたすらうねうね上り、 登り切ったところで、こんどはガーッと下る。その先にファウナパークはある。 下りはかなり急で、しかも道が曲がっているので、 車で降りるのはちょっとしたスリルだった。

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