Essay  きりんの旅ヒント

【 クリスマス 】

クリスマスの時期が近づいてくると、ヨーロッパ、特にフィンランドへ行きたくなる。

日本のクリスマスも素敵だけど、欧米諸国のクリスマスはまた別格だ。
まだ、ヨーロッパのクリスマスは見たことがないけれど、 グアムで過ごしたクリスマスはとても素敵だった。

クリスマスツリーの大きい事。
ハイアットリージェンシーで見たツリーは裕に20mはあろうかと思われる巨大なものだった。
まさに天井を突き抜けて天に届かんとしている様だ。

レオパレスリゾートで見たイルミネーションも美しかった。
最初にホテルに着いたのが夜中だったので、 イルミネーションの光の洪水が目に眩しかった。
花や鳥、てんとう虫などの形をした、色とりどりの光の渦がホテルの周りをうずめていた。

スーパーでは、クリスマスのケーキやターキーなどが所せましと並べられている。
ケーキやクッキーは大きくて、とても派手なものが多かった。

空には何千何万という星が瞬き、その光はイルミネーションにも負けていなかった。

こんな、幻想的で美しいところに、家族4人が一緒にいられる幸せ。
普段、神など信じていないきりんでさえ、神様に感謝せずにはいられないほど、 幸福なひとときだった。

まして、フィンランドはサンタの住む国。
グアムとちがって、雪深い冬にクリスマスが訪れる。
しんしんと降り続く真っ白な雪の中、 赤と白に身を包みトナカイにそりを引かせるサンタクロースをこの目で見たい。
娘たちにも、毎年プレゼントをくれるサンタクロースを見せてあげたい。
そして、サンタクロースを信じていたあの頃の心を取り戻したい。

2001年10月27日 きりん

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