Guam  丘の上のリゾート・レオパレス

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【 雨のち曇りときどき晴れ 】

「ママ、そろそろ起きないかい? もう8時だよ」ときりんの声。うさぎが目覚めると、3人はもう起きていた。

窓の外には雨が降っていた。
雨は、どんよりと曇った空からジトジトと降ってくる。まるで日本の梅雨みたいに。 ザーッと降ってさっと上がりそうな雨ではなく、「さあ、今日は一日降るぞー!!」と決めているような降り方だ。
もうガッカリ。今日は島内観光に出かけるのに‥と思いながら、空を恨めしく眺めつつ、朝食をとった。

ところが、意外にも雨は2時間もしないうちに、すっかり上がってしまった。

今は12月。グアムは乾期のはずだから、雨が降るのは雨女のうさぎのせいかもしれない。 グアムの空港に降り立った時も地面が濡れていて、つい先頃まで降っていたことを物語っていたっけ。

けれど、晴れ上がった青い空に、雨にぬれた緑がくっきりと映えているのを見たら、雨も悪くないな、と思った。 それに雨には、暑い暑いグアムの気候を和らげる効果もあるみたい。雨上がりの空気はどこかさっぱりとしていた。

今回、出発直前にレオパレスに問い合わせて調べたグアムの天気予報の週間予想は「曇りがち」だった。 それを聞いて、どんよりとしたグレーの空を想像してガッカリしたのだが、そんな空にはついぞお目にかからなかった。 もしかしたらここの「曇り」というのは、空は青いままで、 ただ薄く白い雲が直射日光をレースのカーテンのようにふんわりとやわげてくれることをいうのかもしれない。 もしそうだとしたら、きっぱり晴れるよりは、「曇りがち」ぐらいが丁度いい。 空に雲一つないときのグアムの直射日光は、本当に突き刺すような強さなのだから。

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