Thailand  プーケット島ラグナエリア

<<<   >>>

【 ラグナビーチクラブ 】

ラグナビーチクラブ

うさぎたちはバンヤンツリーから、今度はラグナビーチクラブへとやってきた。 ここへ来る途中のボートの上ですっかり眠ってしまったチャアを抱きながら、 うさぎはラグナビーチクラブを見て回った。

このホテルは、外装も赤褐色のとんがり屋根を乗せたタイ様式なら、 内装もタイらしいエキゾチックさをかもしだしていた。 ベンチに置いてあるタイシルクのクッションがオーキッドピンク・黄色・緑の三色並ぶととても美しく、 薄暗いタイの伝統的な建物の中でポイントとなっていた。 ロビーに面した睡蓮の池の真ん中にはゾウの顔をした守護神だかなんだかが鎮座ましましている。

「ウォーターアクティビティ」という名がついたプールエリアも古代遺跡のイメージで、 目で見るだけでも楽しめる凝った作りであった。 ゾウのレリーフを施した石壁は、タイがどうのというよりは、むしろインディ・ジョーンズの世界である。

石壁から滑り降りてくるウォータースライダーでは、ネネくらいの子供たちが歓声をあげていた。
「どう? あすはここに来てみる?」とネネに尋ねると、意外にも
「やだ」という返事。 「スライダーが降りてくるところは深くて、あたしには背が立たなさそうだから」というのがその理由だ。
子供たちはめいめい座布団のようなやわらかいフロートを持ち、それをまず水面に落としてから自分が滑ってくる。 そして、それにつかまって岸までたどりつくのだった。 だが、ほとんど泳げないネネは、 そのフニャフニャした頼りないフロートに己が身を預ける気にはならないらしい。

ラグナビーチクラブを後にすると、あたりはすっかり夕方だった。 帰りの舟の上でネネも眠ってしまい、きりんとうさぎは、船着場から部屋まで、子供を一人づつ抱いて帰った。

<<<   ――   3-7   ――   >>>
TOP    HOME