Minnesota  ホストマザーに会いに

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1976年8月3日(火)の日記

チャーチスクールとエリスの家

church schoolに行きました。 ‥と言ってもMeは教えるほう。 だいたい幼稚園と同じようなことをします。 8、9才の子どもがよ!!(約20名)

かわいい子たちばかりで、ひとなつっこく、MeやEliseを慕ってくれます。 メキシカンハットを新聞紙で作ったら、自分たちも作りたいというので作ることにしました。 みんなおりがみを知らないので、すごく手間がかかりました。 正方形を作るにも、きれいな四角を作る子がいるかと思うと、おのすごくウェーブした四角形もあります。 ちょっと開いたりするにも分からなくて、"How?"と言います。 教えるほうのお母さん方まで分からなくなる始末。 結局教えることがちゃんとできたのはMeときのう見て知っていたEliseだけ。

でも、一人すごく器用な女の子がいました。 何をするにもきちんと折って、1回教えるとちゃんと分かるのです。 たぶん日本人ではないかしら。 だってその子、黒髪で、日本人そっくりの顔立ちよ。 その子のsisterも日本人に似ていたから、ハーフかしら。

それからおやつを食べて、今度はカウボーイハットを折ってあげたらまたまた大よろこび。 ボートの手品はもっとうけちゃった。 一人の男の子(目をつぶってた子)は不思議そうな顔してMeをまじまじと見ていたの。 Meがしかけを教えてあげたら、すごくよろこんだ。

Eliseのうちの車で家に帰ろうと思ったら、ジャケットを置いてきてしまいました。 Eliseのお母さん、車で戻ってくれて、Eliseの弟のリーがジャケットをとってきてくれました。 すごく感激しました!!

それからランチタイム。 Eliseが2:00ごろ迎えにきたので、いっしょにEliseのうちへ行きました。 デビーという、少し太っててEliseより少しtallな金髪の傷だらけの女の子が来ていました。 いろんなところ、かすり傷ばかり。

Eliseの部屋に行っておどろいたのは、鏡台があることと、その鏡台の上。 化粧品が全部揃ってて、アクセサリー箱とイヤリングスタンドがありました。 イヤリングなんて、20余り。 そしてEliseの指には真っ赤なマニキュア。 エリスが靴下を脱いだときにもびっくりしました。 足の指にも真っ赤なマニキュア。

そしてデビーをひょっと見たら、うすいピンクのマニキュアをしていて、金色のイヤリング。 アメリカの女の子っておしゃれなのね。

おまけにdeskにはマンガがずら〜〜〜〜〜。 レコード置き場にはロックがずら〜〜〜〜〜。 私それ見て絶望。

だけど外へ出てリーの"作品"を見たときびっくり。 木の上に小さな小屋があって、リーが自分で作ったんだって。 あちこちくぎがまがってたり、めちゃくちゃな家だけど、自分で作るなんて日本の男の子はしないわよね。 とってもほほえましかった。 わたしを小屋に入れてくれたので、うれしかった。

そして、むこうの人はstudyゼロみたい。 Meの学校のことを話したらおどろいていた。 週休二日制らしい。

それからEliseの家のピアノを弾かせてもらったり、クロッケーをやったり、散歩に行ったりしました。 散歩はEliseのうちの裏からつづいている森。 草花がたくさん咲いていました。 やっぱりアメリカだな。 こんな町(小さなタウンだけど)にも森があるなんて。

Eliseたちとクロッケーをやったけど、みんなへたっぴーね。 デビーとリーがふざけはじめたのでやめて、pianoを弾きました。

Eliseのピアノはあまりよくありませんでした。 オルガンみたいな音が出て、響かないの。 見た目は白くて、すごく昔のピアノのようです。 そのピアノのイスがまた変わってるの。 イスのふたの中には楽譜がぎっしり。 よくこんなに曲を弾くなと感心しました。

それからアクセサリーのカタログを見て、ディナー。 ディナーは美味しかったけど、すぐにおなかがいっぱいになって食べられなくなりました。 デザートを免除してもらい、リスを見ていました。

それからgo home。 おしまい。 Good night.

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