はじめまして!ハワイ島

3rd.day: Kilauea Volcano

<<<   ■TOP   ■HOME   >>>
キラウエア火山

< 三日目 >

さーて、今日は今回の旅行のハイライト、Kilauea Volcanoです!
日本出発前に、数人の個人サイトの管理人さんに色々教えていただいて、 天気が変わり易いという事、長距離ドライブになる事等考慮して、早朝出発。

どのくらい寒いのかその日によって変わるらしいので、出発前には服装、雨具も悩みました。 悩んで悩んで悩んだ末、ジャケット各自1枚はスーツケースに詰めましたが、 雨が降ったら車中見学を決めて傘等は持参しませんでした。 常夏のHAWAII島に行くのに傘の用意は悲しすぎます。

その朝、私が5時過ぎに起きると、いつもは寝ぼすけな3人も次々と起き出してきました。 おー、皆さん気合いが入っていますねー!!

lunchにVolcano Houseのブッフェを試してみようかと思っていましたが、 帰りにPunaluu Blacksand BeachやKonaの街にも寄りたかったので、 食事に時間を費やすのは辞める事にして、 昨日買ったフワフワのドッグパンとハムとゆで卵(膨大な数の卵消費の為)、 冷凍ジュース(巨大なボトル2本のジュース消費の為)を積み込みました。

我が家は、OAHU島でドライブする時も、beachに行く時も、 必ずジュースを凍らせて持っていく事にしています。 サンドウィッチは用意していくのに、 ローカルなbeachで飲み物を調達するのに困った経験が何度かあってから、 この方法にしています。 缶ジュースの時もあれば、ペットボトルタイプの時もあれば、 今回のように3Lの巨大ボトルを凍らせる事だって、コンドの巨大冷凍庫なら可能です。 お昼には、ちょうどシャーベット状になっていて美味しく飲めます。

起きた時には薄暗かった外も、車に乗り込む6時頃には明るくなり始めました。 Konaの街までは、およそ30〜40分。 そこからVolcanoまで、我が夫の運転(時速 約80km)では約2時間強でした‥‥ 運転手さんによるらしく、 ガイドブックや個人サイトでもこの区間の時間表示には差があります。

Konaを過ぎて約20Km程すると、 「Kona Coffee Belt」と呼ばれるコーヒー農園地帯があります。 沿道に点在する農園からは、ドライブ中の車内までコーヒーの香りが漂ってきます。 皆で鼻をクンクンさせながら香りだけ充分に堪能(笑)。 (残念ながら今回の旅の日程ではcoffee beltの散策までは時間が取れませんでした。 最近TVで、芸能人がここで焙煎を楽しんでいる番組をよく見かけます。) しばらくは2車線の道路が続きますが、やがて1車線になり、Naalehuを過ぎると 道路沿いにほとんど街らしい街はありません。 単調なドライブなのでドライバーさんは眠気に注意!

途中心配した暗雲も何処かへ消え、Volcanoのゲートに到着した時には快晴!! ここで、車1台につき$10払います。 時計回りに進む方が、Chain of Craters Roadの入り口には近いのですが、 Crater Rim RD.を1周しても20分程度らしいので、 トイレ休憩も兼ねてVisitor Center経由で時計と反対周りコースに行きました。

何も無い溶岩だらけの道を進み、Steam Ventを過ぎ、あっという間にHalemaumau火口に。
「本当にここがそうなの?」と思うほど、何の看板も表示も無く、 広い駐車場(!?)に車が1台停まっていただけでした。 その車に戻ってきた方に「ここがHalemaumau火口なのか?」聞いたところ、
「ここから少しトレイルを歩いて行くと、火口壁の間際に出るよ。 フェンスがあるからすぐ解る。」と教えられて、デコボコ道を歩き出しました。

ほんの1、2分で火口の岸壁に出ました。
それにしても、こんな壮大な景観のポイントなのに特に大きな看板も無く、 そこがアメリカっぽいなぁと思いました。
私は九州の阿蘇山を見た事がないのですが、 このHalemaumauの光景はかなり印象深いものでした。 ここから噴火したのかと思うと、その恐ろしさは想像出来ます。 自然はやはり畏敬を感じさせますね。

この景色を、家族4人だけで貸切状態、静かに観る事が出来たのは幸運でした。 日本人の団体客と一緒になってしまったりしたら、 せっかくの壮大な景観も俗っぽい空気に汚れてしまったかもしれません。

帰路のトレイルで、アジア系の家族と挨拶を交わし、火口を後にしました。 当初、私はこのRim RD.だけで良いかと思っていたのですが、夫が
「ここまで来て、海に流れて行った溶岩を観ずにして何になる? Chain of Craters Roadは走らなければ!」と言うので、片道40分とされる 道を下る事にしました!

溶岩

結論から言うと、「確かに、ここを観なければKilaueaを観たとは言えない。 絶対に観るべき!!」と、断言できます。 道路の行き止まりまで行くと、路駐している車の列があり、 空くのを待つか、遠くまで戻って駐車します。 運良く1台の車が出たので、私達もそこに車を停めて歩き出しました。 出発前、寒さの事ばかり心配していましたが、 「おいしいハワイ島」の管理人さん(TAMAさん)に 「溶岩に暖められるせいか風が熱い」と言われてきたのが本当でした。 むっとするような熱気を含んだ風。 遠くに見える、『溶岩で道路がふさがれた地点』まで、アスファルトの上を歩きます。

あつっ!!
かなり歩いた。疲れた。暑い。

溶岩

しか〜し、努力(!?)の後には必ずや良い事が!!
なんと、そこにある看板には、「2003年4月に流れた溶岩」とあるではありませんか!!
ついこの前!?すごい!すごすぎる!なんてlucky!!
そうそう遭遇できるものではありませんよね!? 固まってはいるものの、半生感、シャリシャリ感が残る。 流れの後がはっきりと残っている溶岩の上に立ってみると、熱い、暑い。 所々青く光る。まるで黒い氷河。
この溶岩が流れる前は、今いるここまで車が入れたそうです。 そしてその先に道路をふさいだ溶岩があったらしいのですが、 この4月に流れた溶岩のせいで、行き止まりが更に手前になったようですね。

娘達は、夏休みの自由研究をKilauea火山と決めていたので 「溶岩を拾って持ち帰る」と言います。
来た道を、へばりながらも引き返すと、行き止まりの所でレンジャーらしき方がお出迎え。 「溶岩を持ち帰ってはいけない」と言われました。 国立公園の中ですものね。 理にかなっている。 仕方なさそうに、娘達は溶岩を置く。

さてと‥‥。 一気にChain of Craters Roadを登り(片道40分はかからないと思います)、 Volcano Houseの外にあるベンチで持参のlunchにします。
ここのレストランは、味よりも火口を見ながら食事が出来るのが売りのようですが、 持参のサンドウィッチでも、ちゃっかり景観は楽しめました。 お天気雨が降ってきたし、早めに出発、早めにVolcano見学を終えて良かったです。

帰路は、長いですよ。 国立公園内にガソリンスタンドは無いので、Kona方面から来た場合、 必ずガソリンの残量チェックをとガイドブックにはありましたが、 夫がChain of Craters Roadの往復は大丈夫だと絶対の自信だったので、 帰りに補給する事にしました。 ガソリンはOAHU島より高いです。 その後はひたすら戻ります。

ウミガメ

時間に余裕があったので、予定通りPunaluu Blacksand Beachに寄りました。 そこは、海ガメの遭遇率が高いらしいので、是非生のウミガメが観たいと思って・・・・ しかし、カメがいなければただの黒い砂浜という説もあり、 どうかウミガメさんがいてくれますように祈りながら・・・・ 実に真っ黒な砂です。 遠くに寝そべって見えるのはカメ!?カメ!?カメ!? 良かった〜!!いてくれた。 身動きもせず、じっと砂浜に寝そべる大きなウミガメ。 生のウミガメさんにこれまた感動!! そして、後にも先にも、これがHAWAII島で出会えた唯一のウミガメさんでした。

Coffee Beltを過ぎた頃、この辺りにあるポテトチップ店さんを探してみました。
Manago Hotelの少し手前、「Kona Chip」は本当に見逃してしまう程小さな工場&直売所。 このチップは、スーパー等でも買えますが、ここでは出来たてのチップが手に入り、 当然卸値なので安い。 ここでも登場、Furikaki(ふりかけ) のチップ。 日本では、「のり塩」に匹敵!? 私は、糖分の多いじゃがいもで作ったという 真ん中が茶色のチップとサツマイモのチップを購入。

長いdriveの末、やっと街に戻ってきまして、 Konaの街よりちょっと手前からKeauhouに降りていきました。 Keauhou S.C.を横目に、明日の予定のKahaluu Beachを下見。 これが、全然素敵じゃない。 その辺の日本の海水浴場っぽい。 岩場が多いので、お魚さんがうじゃうじゃいるとの情報に 「絶対に行きたい!」と強く思ってきたのですが、突然気が失せてしまいました。 狭くてHAWAIIらしいbeachではないのです。 百聞一見にしかず。 下見は大事かも!? 実際にお魚さんはたくさんいるのかもしれませんが、 リゾート感が薄く、惹かれませんでした。 明日の予定は、コンドで再考する事にして、Konaの街に向いました。

これがまた、私にとっては、がっかりでした。道路が狭く、駐車場が無い。 ここは、軽井沢銀座!?と思うくらい、せせこましい印象。 HAWAII島に旅すると決めた時、アコモを利便性のあるKonaに取る事も考えましたが、 街とは離れてリゾート感のあるWaikoloaに決めて大正解。 正直、Konaの街にはあまり魅力を感じませんでした。 なんとか有料駐車場を見つけて、 そこから歩いて「スカンディナヴィア シェイヴ アイス」と「ABCストア」を散策。 コンドに戻り食事の支度も、今日はさすがに面倒になって、早めのdinner。 Kona Brewing Pubで地ビールのサンプラーとピザ。 暑くて暑くて、 いくらビールを飲んでも、お水を飲んでいるようにしか感じないのは私だけ!? pupu(前菜)にチップをオーダーしたら、 ポテトチップが袋のまま出てきたのは驚きましたけれど・・・・ 活気があり、雰囲気も良かったです。

KTAをぶらぶらしてWaikoloaへ帰る。 車で30分と言うのは、旅先では結構な距離に感じますね。 ちょうどWaikoloa Beach Resortのゲートにさしかかる頃、見事なsunset! 車を停車して写真撮影。コンドに戻り、明日の予定を調整します。 今日は長い長い1日でした。

back     top     next
home