Mar 28, 2005
■なぜ夕焼けは
グアムの更に南のほうにあるミクロネシアの小国パラオに行ってきた。 パラオはその海資源の豊かさからダイバーのメッカとして有名だが、 もう一つ、抜群に美しいものがある。
それは空である。 パラオの空は広く、変化に富んでおり、本当に美しい。 特に夕焼けの美しさといったら‥! しかも、なぜだか夕焼けの出る頻度が高いようだ。 わたし自身、毎日のように夕焼けを見たし、美しいパラオの夕焼け空の写真をよく見かける。 きっとパラオは、万に一つの偶然を待たなくても美しい夕焼けが見られる、絶好の夕焼けスポットなのだ。 そして、夕焼けというのは日没直前に起こるものだと思っていたら、 パラオではむしろ、陽が海に沈んだ後の美しさが格別だった。
そこで知りたくなったのが、夕焼けのメカニズム。 最初はそのものズバリ、 「夕焼けのメカニズム」 と入れてみた。 これはあまりうまくなかったので、 次に表題の 「なぜ夕焼けは」 で試してみた。
すると簡単に夕焼けのメカニズムを説明するサイトがいろいろひっかかってきた。 どうやら夕焼けというのは、日が傾いて太陽の光が大気圏を通る距離が長くなると、 青寄りの光の波長が大気中の塵に遮られて地上に届きにくくなり、 赤い光の波長のみが届くことによって起こるらしい*1。
でも、それが分かったところで気づいたことには、 わたしは夕焼けの理論より、むしろそれが出る条件を知りたかったらしい。 要は、なぜパラオではそうもしょっちゅう夕焼けが見られるのかが知りたかったのだ。
そこで入れてみたのが、
「夕焼け 条件」。
ここでものすごく良いページを見つけた!
「夕日・夕焼け・夕焼け雲の雑学 」
(多摩川の汽水域)。
このページによれば、夕焼けにも「夕焼け空」と「夕焼け雲」の2種類があって、
雲が色づくのは、まだ日があるうちではなく、日没後のことであり、そして
夕焼け雲が劇的なスペクタクルを展開して見せる条件は、
大気が澄んでいる環境で、西の地平線上に夕日の通り抜ける窓が開いていること、
西空から上空にかけて広範囲に高度の高い(白く見える)雲が存在することの3点
だそうだ。
な〜るほど〜! たしかにパラオの空気は申し分なく澄んでいたし、 地平線上には雲がなく、抜けていた。 なのに上空には雲が多く、その雲が何とも美しい紫色に染まっていた。
パラオでは、乾季でさえも日本の梅雨以上に雨が降る。 日に一度はザーッと降らないと気が済まないらしく、 空を見上げると、どんなに良いお天気であっても、 いつもどこかしらに灰色の雲があり、 空が広いものだから、その雲がその真下の地上に雨を降らせていることまで見て取れた。 そして、そういう灰色の雲が真上にやってきたときには、おのれの頭上に雨が降るわけだが、 せいぜい2、3時間も降れば、雲は動いていき、雨は止んでしまうのが常だった。 そういうお天気が読めない気候はわれわれ観光客にとって頭痛のタネだったが、 きっと美しい夕焼けは、そういう気象条件と抱き合わせになっているのだろう。
*1 「Q&A どうして夕焼けは赤いの?」 (こどものための科学のページ かがっきーず)、 「教えてgoo! なぜ夕焼けは赤い?」 参照。
Mar 15, 2005
■古本
3月15日はわたしの誕生日。 そして今年の誕生日は最高にハッピーだった。 いやもう、今日という今日は、世の中すべてが自分の思い通りになるんじゃないかと思った。 こんなに良い日はそうそうあるものじゃない。 一年分の幸運を今日一日で全部使い果たしてしまったかもしれないと思えるくらい、いい日だった。
姉娘は昼と夜に二度もケーキを焼いてくれたし(夜に焼いたのは、ガーリックの味がすると思ったら、 アーモンドスライスと間違えて、ガーリックスライスを入れてしまったらしい。でも美味しかった)、 妹娘は晩御飯にクリームシチューを作ってくれた。 友達が旅先のお土産を持って遊びにきてくれたし、 夫のきりんが誕生日祝いに買ってくれると約束してくれて 一つ一つ買い集めたマグカップの最後の一つがちょうど今日届いた。 それに、ひょんなことから今日突然、 イギリスに知り合いが生まれた。 そして更に、ここ7年ほどずっと欲しいと思っていたものが、ぴったり今日届いたのだ!
それは、1998年から2000年にかけて講談社が出版した「週刊地球旅行」という全百巻の 旅行グラビア誌であった。 発売当初から気になっていたのだが、一巻が560円という価格では到底最後まで買いきれないと諦め、 中古を買い集めることに決めたものだった。 ところがこれがなかなか見つからず、何年もかけて少しづつ買い集めてはきたものの、 いまだ全巻揃えるには程遠い状況で、いいかげん探すのに疲れてきたところだった。
ところが数日前ネット上で、なんと全巻揃いで売られているのを見つけた! これまでどんなに探しても見つからなかったのに‥!
それはとにかく、検索の勝利であった。 今までは書名 「地球旅行」 で検索していたのだが、ふと発想を変え、 「まずはネット古本屋を探してみよう」と思い立ったのだ。 これがよかった。
上記のワード 「古本」 を打ち込んだことによって、ものすごく有難いサイトを見つけた。 「本・書籍通販検索」である。 サイトを一目見ただけでも、「なんなんだ、これは〜っ!」という壮観ぶりであるが、 見て納得、使って納得、欲しい本をネット中探すのに、こんなに便利なサイトはない。
更にこのリストの中でも、 「スーパー源氏」 の強さといったらなかった。 それは、特定の古本屋の商品検索ではなく、 日本各地の中小古本屋とエンドユーザを結ぶ検索サイトなのだが、 あれだけ探してもなかった「週刊地球旅行」の全巻揃いが、たちまち2件も見つかった。
その2件の価格は大して差がなかったので、状態の良さそうなほうの書店にコンタクトをとり、 早速送ってもらったというわけだ。
「Google一つですべての用が足りると思うな」
というのが、 今回得た教訓である
送られてきた本は、100冊揃ってまるっきりの新品で、一度たりとも開かれたことのないもののように 思えた。 個人が毎週1冊づつ買って保管しておいたものとはとうてい思えない。
しかもその価格は実家の母がくれた誕生日の祝い金と見事にぴったり同じだったので、 わたしは祝い金袋から紙幣を取り出し、そのまま代引きの配達人に渡した。 毎年母には、「何かまとまったものを買いなさい」と言われて祝い金を渡されるにも関わらず、 ちょうど誕生日の時期に欲しいものがみつからなかったり、 ちょうどいい金額のものが見つからなかったりで、 なかなか母に「これを買いました」と報告することができなかったけれど、 今年は誕生日当日に欲しいもの手に入れ、 それを買ってくれた母に感謝の気持ちを伝えることができた。
「ああ、本当にこんなに幸せでいいのか?!」と思う今日のうさぎ。 最近、何もかもがいいかげんで、家族や自分の運命(というか人生というか)に対して申し訳ないと思っていたところだが、 一年かけて少しづつ、今日のこの幸せへのお返しをしていこう。
Mar 8, 2005
■"おうちカフェ"
最近、「おうちカフェ」という言葉をよく目にする。 最初は個人的な造語かと思ったのだけれど、何度も目にするので、 ひょっとしてこういう言葉があるのかな? と思って、検索をかけてみた。
そしたら、ひっかかってきた、ひっかかってきた、なんと二万件も! そうか、やっぱりそういう言葉があるのね〜。
意味は、 「我が家を街角のカフェにあるようなちょっとオシャレな雰囲気にしてお茶の時間を過ごす」 というような感じでござりましょうか。 ネットショップでも盛んに使われているようだが、扱っている商品のテイストは様々。 ところが個人サイトとなると、これがだいたい似た雰囲気のものが多い。 画面は白地にパステルカラーなど淡い色調でまとめ、そこに小さめで淡い色の文字が並んでいる。 写真は無印良品とか ハグオーワー系のナチュラルイメージ。 ちょっとフレンチ入ってます、っていう感じ? 「あー、これが"おうちカフェ"の本流なのね〜♪」となんとなく合点。
かく言うわたしも、及ばずながら一応女のコですので、 オシャレにおうちカフェしちゃってみたりなんかしたいなー、と思うわけですが、 幸運なことに我が家には家庭的な娘が二人もおりまして、 毎日のようにやれスコーンだ、パンだ、クッキーだとおうちカフェアイテムを焼いてくれるので、 わたしはせいぜいマグカップにミルクを注ぐだけで(牛乳などと呼んではいけない)、 図らずも実現できちゃってたりなんかして。 今も、オーブンから漂うイーストの香りに包まれながら、これを書いているわたしであります。 これぞおうちカフェ!
Mar 3, 2005
■Raynox DCR-250
先日アクセス解析を見ていたら、 見たことのない言語のページからのリンクを発見! "Fuji"や"Raynox"などの文字が散見されるところをみると、 先方はどうやらカメラ関係の掲示板らしい。
一体どこの国の言葉? 何て書いてあるのかな、と思いつつアドレスを見ると、国コードが"hu"。 ハンガリーだ。
自分のサイトへのリンクをクリックしてみると、 リンク先はデジカメ写真館の中の3ページ。 そこから察するに、どうやら先方はRaynoxのマクロレンズDCR-250を使った実例を探しておられたご様子。
あらまあ、マクロレンズDCR-250の実例として、うちってそんなに有名だったのかしらっ♪とニヤけつつ、 上記ワード「Raynox DCR-250」 でググってみたら、なんのことはない、 日本語ページ限定で30位台、 アルファベットの中にキリル文字やハングルなど多言語が入り混じったウェブ全体に至っては、 400位前後だった^^;。
よくぞそこまで探しておいでくださいました。 そんな遠い遠い、まったく言葉も通じぬ国の人々にも見てもらえてると思うと、嬉しい〜っ♪♪♪ サイトを公開していてよかったなあとしみじみ感じた一瞬でありました。
P.S.: ふと思いついてイメージ検索で 「Raynox DCR-250」 をググってみた。 そしたらなんと、ウェブ全体で22位‥! これで納得。 先方の情報ソースはこっちかな、たぶん。