とくべつな日
今日はバレンタインデー。普段とはちょっと違う、特別な日です。
お正月やお節句、或いは誰かの誕生日やクリスマス、 わが家の食卓はいつもより少し華やかになります。 腕によりをかけて、というほどではないけれど、 普段よりサイフのヒモを緩めて贅沢な食材を使い、一品余分に用意したり、盛り付けに気を使ったりして、 パーティ気分を味わいます。
でも難しいのは、普通の日の兼ね合いです。 暮らしは大多数の普通の日と、たまに訪れる特別な日で成り立っていて、 特別な日はいわば「例外」。 例外にあまり気を入れお金をかけすぎると、本来主役であるはずの普段の日にしわ寄せがきます。 さりとて、いつも常に平常どおりというのも、メリハリに欠ける気が。
そこでわが家では、特別な日の出費にも予算の目安を設けています。 いつもの食費は1日あたり2000円が目安ですが、特別な日は7000円。 特別予算の5000円分で、ケーキやお菓子、果物など、みんなが大好きなものを思う存分買い込み、大盤振舞い。 日持ちするものはその日が終わったあとも食べ続け、余韻をしばらく楽しみます。
一年前の今日はどんなケーキを食べたんだっけ?と思い出すのもまた一興。 毎年写真に撮るのが恒例なので、アルバムを見れば過去の様子もわかります。 ふと立ち止まり、この一年の変化を振り返る。 とくべつな日はそんな、節目の日でもあります。
初稿:2008年2月14日