春。昨日から娘たちは新学期が始まりました。
中二になった長女のネネは常にも増して、鏡の前でスタイルのチェックに余念がありません。 スカートの短さと、紺のハイソックスが嬉しくてたまらないみたい。 何ヶ月も前からこの日が来るのを待っていたのです。
きょうびの中学は、昔ほど服装にうるさくありません。
髪が肩についたらダメとか、スカート丈がやれ短すぎる長すぎるだの、
学生鞄にキーホルダーをぶらさげちゃダメだのといった決まりは、
ネネの学校にはありません。
本当にいい時代になったわね。
‥って、ところが、そうでもないみたい。
確かに学校側は、服装について細々注意したりはしないのです。 姑根性で細かいことをツケツケ言う生活指導のオバチャンはもはや絶滅したらしい。
ところがところが、小姑はいまだ健在なんだな、コレが‥。
小姑根性を発揮しているのは、いわゆる「先輩」です。
1〜2学年上の上級生たちのこと。
この子たちがうるさいんだわ、ホントに。
自分は好き勝手な服装をしているクセに、同じことを一年生がしようものなら、
校舎のウラに呼びつけていじめたりする。
それが怖いものだから、1年生は、「先輩に目をつけられない服装」に心を砕く。
そんなわけで、
「一年生はこうすべき」みたいなローカルルールが学区内にはびこっています。
どこの学校でも、そうしたことは多かれ少なかれあるとは思うけれど、
ネネの通う中学は特にそれがひどいみたい。
一歩学区を出れば全くナンセンスなローカルルールがいくつもあるんです。
で、その問題にまつわるすったもんだが我が家でも昨年あったのですが、 それは明日にでも書くことにして、まずは、1年生と2年生の違いを図で見てください。
ローカルルールによれば、1年生が履けるのは白のソックスだけです。
で、スカートは膝が隠れるくらいでないといけない。バッグはリュックタイプ。
そうすると、なんとなくカジュアルっぽい雰囲気になるので、
靴は自ずとスニーカーで決まり、です。
2年生以上になると、スカートが短くなる分、靴下が長くなります。
で、バッグはスポーツバッグになり、
そうすると、自ずとトラッドっぽいファッションになるので、
靴はローファーが似合うようになります。
同じ制服でも、随分雰囲気が違うでしょ?