2003年4月15日 レッツDIY! 自慢のトイレ

トイレの写真
マウスをのせると収納部分の扉が開きます

今日はうさぎんちのトイレをご紹介します。

どう? 素敵なキャビネットでしょ?
実はこのキャビネット、うさぎが作ったんです。
発案から設計から組み立てまで、ぜ〜んぶうさぎ!

――エッ、信じられない?

そうでしょ、そうでしょ!
うさぎだって信じられなかったもん、これが本当に出来上がるだなんて。
寸法をミリ単位まで、何度も何度も測り直し、 見落としや考え違いがないかどうか、設計図を何度も何度も見直したけれど、 それでも、何かとんでもない落とし穴があるような気がして、 最後の最後まで気が抜けませんでした。
完成を見たときにはもお、うさぎって天才かも〜?と思いましたね^^。

【こだわりポイント1】

このキャビネットを作ったそもそもの動機は、トイレをオシャレにしたかったこと。
もっと具体的に言うと、

  1. 写真立てなどを飾る棚が欲しかった
  2. すぐホコリだらけになる給排水管を隠したかった
  3. ロールペーパーや掃除ブラシの収納スペースが欲しかった

といったところでしょうか。とにかく、トイレのセンスアップが目的でしたから、 インテリア性に気を遣いました。 体躯は比較的安価なシナベニヤ材ですが、天板は集成材を使用し、 タンクの廻りにピッタリ天板が収まるように、DIYショップで小さめにあけてもらった穴を、 自分で彫刻刀で削って微調整しました。 この微調整に、なんと丸2日もかかったんですよ! 彫刻刀を握りっ放しだったので、手にマメができました。

また、トイレの床って平らではないんですね。 水が中央に集まりやすいように、中央に向かって微妙に斜めになっています。 なので、体躯や扉部分も、 DIYショップで長方形にカットしてもらったものにヤスリをかけて 床の勾配に合わせて微調整しました。 そういう細かい努力の甲斐あって、ピタッときれいに収まりました。

【こだわりポイント2】

解体したところ

このキャビネット、壁の間にきっちり収まっているので作りつけのように見えますが、 実は置いてあるだけです。 細長いハコを2つ作ってタンクの左右に置き、大きな穴のあいた天板を上に渡しただけ。 タンクの前の化粧板も、ただ立てかけて、ネジで軽くとめてあるだけです。

だからホラ、いつでも左の写真のように解体できます。 水廻りは何かとメンテが必要になるので、簡単に解体・撤去できるようにしたのです。

ただ、右側のボックスは、給水管をタンクから外さないと撤去できません。 それがちょっと面倒ですね。堅牢性をもたせる都合上、仕方がなかったのですが、 何かうまく逃げられる方法があったのではないかと、ここはちょっと反省しています。

【こだわりポイント3】

ところで、「このトイレ、どうやって水を流すの?」とときどき尋ねられます。
でもご心配召されるな、化粧板についている金の輪っかを手前に引くと、水が流れます。 もともとタンクの脇についていたレバーと連動させてあるのです。

――一体どういう仕組みになっているのかって?

うふふ、ここが知恵の絞りどころだった。
ちょっとややこしいので、言葉で説明するより、図を見ていただいた方が早いかもしれませんね。 もとからあったレバーにリボンをまきつけ、化粧板にあけたスリットから出した そのリボンの先に、輪っかを縫い付けたのです。

レバーの仕組み図解

レバーの仕組み(タンクを横から見たところ)

【こだわりポイント4】

あと、高くついちゃあDIYの醍醐味がないわけで、費用を安く上げたのもこだわりかな?

レバーの輪っかには余っていたカーテンリングを利用し、 元のレバーとリボン(これも手持ちのもの)の連結に使用したのは、なんとセロテープ! これがけっこう丈夫で、作ってから5年経つけれど、切れたのは一度だけです。 板は、なるべく無駄が出ないような配置を考えました。

トイレキャビネット材料費一覧
費目 金額 備考
躯体用ベニヤ板 11,949円 1,820mm×910mm×15mm厚 1枚 カット代含む
化粧板用合板 910mm×910mm×9mm厚 1枚 カット代含む
天板用集成材 3,045円 910mm×300mm×30mm厚 1枚 トリミング代含む
カッティングシート 1,848円 扉・化粧板用 1,600円/m×1.1m
蝶番 1,680円 800円×2セット(4コ)
扉の取っ手 420円 200円×2 アメリカ製
ネジ・クギ 315円  
合計 19,257円 天板に塗るニス等は手持ちのものを使用

【こだわりポイント5】

最後に、じっくり時間をかけたこともこだわりの一つかもしれません。
ロールペーパーホールダーやタオルかけは、棚ができてから何年もしてから イメージに合ったものがやっと見つかり、一つ一つ別々に購入しました。

わたしは一つ一つ、気に入ったものをじっくり時間をかけて探すのが好き。 早く全てを完璧にしたい気持ちもあるけれど、 こうした住宅備品を選ぶチャンスはそうそうないから、 選ぶことをゆっくり楽しむことにしています。

現在の状態になったのは、昨年の洗面所のリフォームの時についでに トイレの壁紙も業者さんに張り替えてもらってから。 1998年に棚を作ってから4年たって、やっと納得のいくトイレになりました。

2004年8月26日付記:
このページを参考に、トイレの改造をなさった方がいらっしゃいましたのでご紹介します。

DIYでトイレのイメチェンしてみよー。by しろくろさん

ね? すごいでしょ? 我が家とおそろい〜!