歩くのが大変だった昨日の経験から、今日はゲレンデまでバスに乗って行くことにした。 バス停はホテルの前。 だがエントランスとは逆側にあるので、ホテルをぐるりと半周しなければならないかと思いきや、 ロビーから庭を突っ切っていくルートがあることを発見、大して歩くことなくバス停に着いた。
「バス停に来るのは、ゲレンデ行きのシャトルバスばかりではないから、くれぐれも行き先表示には注意して下さい」 とヒゲおじさんが再三言っていたので神経を尖らせていたが、親切な西洋人のおばさんが世話を焼いてくれて、 無事ゲレンデ行きのバスに乗ることができた。
乗り込んだバスはガラ空き状態で、ほんの数カ所しかない座席に座れた。 バスはゲレンデと反対方面に走っていき、ビレッジ・ノースをぐるりと一周していくつかの停留所で客を集め、 それからゲレンデへと向かった。ちょうど数字の6を逆に描くようにして。
ちょっと困ったのは、どこで降りればいいか分からないことだった。 このバスはブラッコムのゲレンデにも行くから、終点で降りればいいわけでもない。 車道とゲレンデの間は土手で仕切られていて、風景で判断もできない。
結局「皆が降りるところでうさぎたちも」という方法で、無事、ゲレンデ前で降りられた。
けれどバス停からゲレンデへは、階段を登って土手を越えねばならず、
スキー靴を履いている身にはこれがけっこう大変だった。
更にゴンドラ乗り場まですこし歩く。
その「少し」が、スキー靴だと大変なのだ。
あとほんの一週間もすれば、この辺もすっかり雪に覆われて、スキーを履いて滑って行かれるのだろうけれど‥。