Essay  きりんの旅ヒント

【 プールで泳げる? 】

我が家の子供達にとって海外旅行に行くというのは 素敵なプールで泳げると言う事と等しい様だ。

「今度***へ行くよ」って子供達に言うと、 まず最初に帰ってくる言葉は「プールで泳げる?」である。

子供達が物心ついて最初に行ったのがプーケットのラグナエリアであったが、 ここのプールが最高に気に入ったようだ。
ラグナエリア内のプールは自由に泳ぐ事ができたので、いろいろなプールを体験できたし、 特にお気に入りがシェラトングランデの砂浜プールだった。
ここのプールは水がとても温かく一日中でも泳いでいられる。 さらに、大型のビート板と砂を使って遊ぶことも出来た。
このビート板の上に砂の団子をたくさん作ってのせては壊し、又作っては壊しと、 これを何回も繰り返して遊んでいた。
周りの子供達も娘達を真似て同じ様にお団子を作って楽しんでいた。
「子供はこういう事が楽しいか」と改めて認識した。
さらにこのプールは細くて長いプールが続いていて探検する事が出来た。 途中には水中バスケットが出来るプールがあったり、ジャグジーがあったり、 最終目的地のプールはトンネルをぬけた先にあって緑が生い茂っていた。 ここまで行って帰ってくるだけでも楽しい。
下の娘は幼稚園の年中であったが、日本に帰るのを泣いて嫌がった程素敵なプールだった。

日本に帰ってから聞いてもプールは本当に楽しかったと言っていたが、 唯一パンガー湾観光が人気が無かった。
途中おサルにえさをやったり 芋とバナナの天婦羅を食べたりしている時は結構楽しそうだった様に見えたのだが、 おサルはえさを取りに来て怖かったそうだ。

その後の旅行でもプールを主体にはしたが、プールだけでは親の方は楽しめないので、 1日は街へ繰り出す様にした。
その中でも、子供達も楽しめる様にハイキングや、 動物園を入れたり、ショッピングでは、おもちゃ売り場に行ったり、 子供用の遊具施設であそばせたりといろいろ工夫した。
さらにカナダでは冬の旅行にも挑戦した。
その甲斐あって今では、プール以外にも楽しみが広がったと思っていたが。

今でもやっぱり「今度***へ行くよ」って子供達に言うと、まず最初に帰ってくる言葉は「プールで泳げる?」である。

2002年1月12日 きりん

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