Guam  親孝行の旅

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【 フルーツワールド2 園内トラムツアー 】

ブーゲンビリア

フルーツワールドに到着すると、待っていたのは日本人の女性インストラクター、レイコさん。 それに、チャモロ人のトラクター運転手兼デモンストレーターのジミーさん。

ちょっとトイレ休憩をとった後、一行はトラクターに引かれた2両編成のトラム(客車)に乗って、 園内を巡る旅に出発した。
「ただ果樹園をまわるだけなのに、なぜわざわざ乗物に乗るかなー?」と最初は思ったが、ここは山あり谷あり、 激しいアップダウンがあり、暑い最中に徒歩はちょっときついかも、という地形だった。
その激しい坂の狭い土の道を、ごついトラクターがボコボコと音を立てながら下る。
トラムの方も、牽引トラクター同様のごつい大きなタイヤが付いている。 こういうタイヤでないと坂を登ったり下ったりできないのだろう。

「みなさん、カメラやビデオを落とさないように、くれぐれも気をつけてくださいね。 トラクターのタイヤに引かれるとペッチャンコになってしまいますからね」とレイコさん。 本当に、何でも押しつぶしてしまいそうな、すごいタイヤだ。

道の脇に迫り出すように、ここには様々な植物があった。 「フルーツワールド」と銘打ってはあるけれど、果樹だけではなく、熱帯の植物がいろいろ植わっていた。
色とりどりのブーゲンビリア、真っ赤な葉のポインセチア、その実をすりつぶしてパンを焼くという『パンの木』、 その実でご飯に色を付けるという『アチョーテ』‥。 今朝食べたチコの木もある。その他にも、名前の分からない珍しい植物が沢山植わっていた。 葉っぱがくるっと巻いているのや、長ーい毛糸のような花や。
様々な種類の植物が雑然と植わっているので、まるでジャングルみたいだ。 何でも、台風から木を守る為、わざと原生林の中に果物の木を植えたのだそうだ。

トラクターに乗りっぱなしかと思いきや、トラクターから下りて園内の一角を自由に散策する時間もあった。 歩きながら、枝になっている実を食べてみたり、花に触れてみたり。
ままりんは道端に落ちた花や実を拾うのに余念がない。おみやげは"買わず"に"拾う"、さすが、うさぎの母だ。 自然って、遠くから眺めるだけじゃなく、こんなふうに触れてみるのが楽しいんだよね。

園内には植物だけでなく動物もいて、アヒルやら水牛の赤ん坊やらが気儘に歩き回っていた。 レイコさんの話では、他にも野性のニワトリや大トカゲや椰子ガニがいるそうだ。
道の端に落ちている真っ白で細長い巻き貝は何かかと思いきや、カタツムリの殻だそうだ。

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