【 ハナウマ湾 】
‥といいつつも、朝食を食べおえると、そのままバス停でバスを待ち、シーライフパークへ。 シーライフパーク行きの58番バスを待っていたら、思いがけず、22番のビーチバスがやって来た。 あれっ?! 22番バスって夏休みとか休日にしか運行しない、ってガイドブックに書いてあったけどな‥。 まあいいや。22番ビーチバスというのはハナウマ湾近くを経由してシーライフパークへ行くバスだ。 これに乗れば、途中でハナウマ湾にも寄れる。うーん、寄っていこうかな〜、どうしよっかな〜。
バスは、ハナウマ湾へ行く途中で、ひどい交通渋滞に巻き込まれ、止まってしまった。 混んでいるバスの中でねねちゃんを抱っこしてずっと立ちんぼう。もう、超たいへん。 シーライフパークまでこんな状態かと思うと、もうウンザリ。そんなわけで、ハナウマ湾で下りて、少し休んでいくことにした。
でも、これが大正解！ それまで眠そうだったねねちゃんは突然元気になり、水辺でお砂遊びに熱中した。 こんなこともあろうかと、洗剤のスプーンとプリンのカップをもってきておいたのさっ！ ねねちゃんの着替えも持ってきたし！ もっとも水着までは持ってこなかったので、ねねちゃんには、 紙おむつを外して服だけ着せ、パパとママはショートパンツの裾を濡らしながら水辺を歩いた。
ハナウマ湾は、右も左もそして背後も高い崖に囲まれたビーチで、まさにブルー・ハワイの世界だった。 人気のあるスポットなだけあって、ビーチには人が大勢いたけれど、どの人もみんな楽しそうで、なごやかな雰囲気だった。 廻りから聞こえてくるお喋りも、英語のせいか耳に障らない。
ハナウマ湾は人気がありすぎて、最近海が汚れてきた、とガイドブックで読んでいた。 海の美しさを取り戻すために、しばらくツアーは全面禁止、と書いてある本もあった。 それで、ハナウマ湾に来るのは諦めていたのだった。
でも、今日はラッキーにもこうしてビーチに立ち入れたし、海だって、どうしてどうして、きれいなものだった。 ちゃあんとお魚だって泳いでた。
しばらくしてビーチで遊んでいると雨が降ってきたので、シャトルバスで崖の上に帰り、 そのままシーライフパークへ行くことにした。でも、ほんの何十分で雨は止んでしまった。きっと"スコール"だったのね。
ハワイの６月は一年で最も雨が少ない月のはずなんだけど、ママが雨女のせいか、ハワイにいる間、毎日スコールは降った。 でも、とても粒の細かい雨で、しかもすぐに止んでしまうのだった。こんな雨なら降ってもいいわ。