7時ごろ、ホテルの外に出ると、ねねちゃんはベビーカーの中ですぐに眠ってしまった。 あーあ、また食べないで眠っちゃったー。ど〜もいまいちタイミングが悪いわねー。 ねねちゃんがベビーカーで寝ちゃうのは、いつものことだけど‥。
ねねちゃんが眠ってしまったので、バスでアラモアナに行こうと思っていたパパとママは計画変更、
ワイキキのお店で夕食を食べることにした。バスの中で眠っているねねちゃんを抱っこするのは大変そうだったから。
で、ママたちは、ワイキキの真ん中あたりまで歩いていった。
目指すは"ショアバード"。アウトリガーリーフホテルに入っている、自分で肉を焼いて食べるのが特色のレストランだ。
ここもガイドブックに載っている人気の店なだけあって、ママたちは何十分も店の前で並んでやっと席に着けた。 こういうときはホント、ねねちゃんが眠っててよかったと思うのよね。
席に着くと、さっそく肉をオーダー。パパが分厚い牛ステーキ、ママがチキンを一枚づつ注文した。 肉以外のものは、ビュッフェから、好きなものを好きなだけ取ってきていい。 パパとママはかわりばんこにビュッフェに取りに行き、二人とも大きな白いお皿をいっぱいにした。 あとで食べきるのが大変なぐらい――。
肉は広い肉焼き場で焼いた。大きな体の外人さんたちに混じって。 ヨコタテ共に大きな外人さんたちの間に入ると、身長が180センチ近いパパでさえ、小さく見えた。 肉を焼く火はものすごく強いので、中まで火が通ったころには、チキンの皮なんか、黒焦げになっていた。 でも、とてもおいしかった。
レストランは、ワイワイガヤガヤ、とても賑やかだった。みんな自分で肉を焼くのが楽しいのだろう。 レストランがあんまり賑やかだから、ママはねねちゃんが途中で目を覚ますのではないかと思った。 でも結局ねねちゃんは、ママたちが食事を終えて店を出るまで、全く起きなかった。
ねねちゃんが目を覚ましたのは、 ママたちがまたカラカウアアベニューのあちこちのお店を覗きながらホテルに帰る途中のことだった。 ショアバードを出たのはもう夜の10時近かったから、お店なんかどこもやっていないと思っていたのに、 どっこい、まだまだやってるお店はたくさんあった。 それで、買い物の好きなママが、ウールワースやらABCストアやらに寄っているうちに、 ねねちゃんは目をさましたというわけ。
せっかくねねちゃんが起きたのだからと、夜の11時近くなってホテルに着いてから、ねねちゃんにも食事をさせた。
けれど、ねねちゃん、食欲がない。せっかくねねちゃんのためにテイクアウトしてきたゼリーでさえ、ぜんぜん食べない。
なんかもう、寝るのも食べるのも、ねねちゃんの生活時間はめっちゃくちゃ。
今ここハワイでは夜の11時だけれど、ねねちゃんの体にとっては、いったい今は何時なんだろう?
結局ねねちゃんが食事をしないままに、そのままみんなで寝るしたくをして、12時半に寝た。