Indonesia  バリ島芸術の村ウブド

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2003年7月7日の日記より

スマートじゃないのが我が家のスタイル

今日は七夕。 昨日、マクドナルドの笹に七夕さまへのお願いをぶらさげてきました。

名古屋発デンパサール行きガルーダ航空889便が取れますように。
デンパサール発名古屋行きガルーダ航空888便が取れますように。

ってね。

ところでホテル。
アラムジワはホテルに直接申し込みましたが、 アラムプリの方は、最初にこのホテルをみつけた旅行会社 「スカスカバリ」 を通すことにしました。 だって、通した方がずっと安くなるんですもの。

気になるお値段は。
ホテル直接予約だと、「グナルサ」という名の一番高い2ベッドルームスイートで 1泊$675ドル。21%の消費税を入れると814ドル。 日本円に直すとどれくらいかしら‥ええっと、1ドル120円として9万8000円ですね。
これが、ネット価格だと半額になります。だから4万9000円くらい?
更に、スカスカバリを通すと$207。これ、なんと税込みの価格です。 日本円にして2万4800円くらい。

元々の価格の4分の1。なんか、"ラッキー"っていうより、うさんくさいですね。 裏表のない一律価格のアラム・ジワに比べると、そこはかとなーく、うさんくさい。
でも、ホテルの公式サイトに掲載されている写真を見ると、それはそれは素敵! 渓谷を見下ろす高台に位置しているプール付きのヴィラ。 周辺には観光施設も何もなく、もう究極のハイダウェイ(隠れ家リゾート)です。 ネネなんかもう、すっかり気に入っちゃって、 「アラム・ジワはやめて全泊こっちにしよう!」って言い出したくらい。
――まったく良いんだか、悪いんだか。鬼が出るか、蛇がでるか。
評価が定まっているアラムジワに比べると、まったく見当がつきません。

おまけに「スカスカバリ」 という旅行会社がまた、海のものとも山のものともつかない。
だいたいサイトの第一印象からして、 「これってひょっとして個人サイト?!」って思ったもん。 なんていうかなあ、手作りの温かみを感じる、っていうか、 「自分でHTML組んでみました風」っていうか。 絶対プロのウェブデザイナーには発注してないと思うわ、あれは。

ご参考までに、同業他社のサイトも並べてみますね。
バリに強い旅行会社リンク集にもなって便利だし^^。

バリツアーズ.com    ◆バリヒート    ◆マイドゥ・インク
バリインターメディア.com    ◆Resort Bank International

‥ね? こういう世界の中で、 「スカスカバリ」 だけ異質だと思いません?
しかも、異質なのはデザインだけじゃない。 内容もかなりアットホーム系異質さを漂わせています。
バリ人のスカスカさんという方が社長さんで、 社長さんの妻で日本人のヒロミさんがメール担当兼ホームページ作成者(やっぱり^^)、 なんていう自己紹介が書いてあったりなんかして。 要は3チャン稼業ですね。

でも、うさぎはこの会社とこのサイトがとっても気に入っちゃった。
だって、ちょっとお茶目すぎるデザインではあるけれど、とにかく見やすいんだもの。 ホテル選びに非常に便利です。
扱っているホテルの数がまず圧倒的に多いし、 ホテルの公式サイトへのリンクが必ず貼ってある。 公式サイトを持っていないホテルに関しては、自分で撮った写真ページが代わりに 作ってある。 とにかく親切な作りなの。

それに、ポリシーがはっきりしているところにも爽やかさを感じました。
キャンセル料がかかるかからないに係わらず、 できるかぎりキャンセルは避けて欲しい、とサイトに明記してあるところとか、 日本円の手配料2500円がホテル周旋価格に含まれておらず、 別会計になっているところとか。ついでに 「メールは、まずは「こんにちは」から書いて頂けると嬉しいです。」なんてことまで 書いてある。
気持ちのよいビジネスをしたい、っていう気持ちが伝わってきて、 こういうの、けっこういいなあと思いました。 相手の言い分がわかるっていうのはけっこう大事だとうさぎは思うの。 言い分が分かる相手には、こちらの言い分も伝わると思うから。 万が一、何か不都合があったとき、これは理屈が通りそうな会社だな、 っていう予感がなんとなくしました。

尤も、メール担当のヒロミさんはちょっぴりせっかち? アラムプリの空き状況、そのあとキャンセルについての問い合わせをメールで出したら、 「この夏の時期はタッチの差で取れないこともあるので、とりあえず取ってみます」 という返信がくるが早いか、 「えっ? ち、ちょっと、タンマ」と、こちらが思ったのもつかの間、 数時間後には「取れました!」というメールが‥。 なんと6泊分の予約を入れてくれちゃった!

この早ワザにはもう唖然!  仕方がないので、アラム・ジワが4泊取れたのを確認したあと、事情とお詫びを添えて、 2泊に変更していただきました。 もちろん、ヒロミさんはその変更を快く引き受けてくださり、 送迎は、空港ではなくアラム・ジワに行くよう手配すると書いてきて下さいました。

いやはや、順風満帆のアラムジワ、 それにひきかえ、アラムプリの方はバリの地を踏みもしないうちに波乱万丈です。

でも、「こういうのもアリだよね」って、うさぎは思っているんだ。 だって「旅」なんだもん。 いつもと違ったことを経験したくてわざわざ外国に行くんだモン。 何もかもが最初から収まるべきところに収まっていなくたって、いいと思う。

実はね、これ、ナイショの話なんだけど、エイミーって、 旅行に行くまえ、あんまり下調べをしていかないんですって。 (あっ、ゴメン、エイミー、つい口が滑っちまっていっ!)
「宿なんか、現地に着いてから決めることもあるし」ですって。

「うさちゃんもそうでしょ? だって「迷子のススメ」なんていうエッセイ書くくらいですものねえ」って言うから、
「あら、わたしはけっこう下調べして行くわよ。 だけど、それでもどういうわけだか迷子になるのよ」 って答えたら、エイミー、呆れてたけど。

――まあ、いいの。これでいいの。
スマートじゃないのが、きりんとうさぎの旅のスタイルだから。

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