はじめまして!ハワイ島

6th.day: "Oh, my god!"

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夕日

< 六日目 >

予約の際予想もしなかった事件は、この最後に起こりました。 少しくらい海外に慣れたつもりの私達は、 「出発2時間前までに空港へ」という規則を甘くみていました。 (国内線で結構ぎりぎりでも搭乗できるのは、 出国手続きも荷物を預ける事も無いからなのですよね‥。)

空港に到着したのは搭乗1時間前くらいでしょうか。 チェックインすると、案の定叱られました。 せかされてゲートに向かわされたので、 ちょっと気持ちが焦っていた事もありますし、 往復とも座席指定していたのですから安心と、 チェックインカウンターで搭乗券を渡され座席を告げられた時も 真剣に聞いていませんでした。 それに一般人にとっては、シートの番号と記号だけ言われてもピンと来ないですよね。 ゲートに向かう途中夫に言われ、席がバラバラである事に気がついたのです。 搭乗口で係員に言わなければ‥と焦りましたが、 その前にここでまた厳しい手荷物検査とボディーチェックが待っていたのです。 またまたサンダルを脱がされ(大人だけ)裸足で歩かされます。 何故か娘達がボディーチェックを通り抜ける際ブザーがなり、 更なるチェックを受ける羽目に。 「お母さんは立ち合って下さい。」と言われ‥。 ポケットの中から調べられ、結局サンダルも脱がされチェックを通されました。 ブザーの原因が何であったのか不明です。 晴れて釈放(!?)され、ゲートに向かい(ゲートと言っても青空ゲート)、 そこで事の一部始終を訴える。

座席指定して予約しているのにシートが変更になっているのはどういう事か?
あちらが言うには機材変更があったとの事。
機材変更があったかどうか知らないが、 指定した座席が変わっていたら何の為の座席指定制度なのか? 多少料金が高くても、便がその場で判ったり、座席が指定できるから PEXを利用しているのに‥、とクレームを連ねるが、そこのJALの係員は感じが悪く
「機材変更等により座席は確約ではありません。」
「確約できないのなら指定させる必要はないのではないか?」
「さぁ、日本サイドの事は此方では解りかねます」といった具合の押し問答。

とにかくHONOLULUに連絡を取ってシート変更を依頼してくれるよう言うと、
「もう既にHONOLULUではチェックインが始まっているので無理と思う。 今日は満席ですから。」と。

大変に気分を害し、とにかくも搭乗する。
入り口に出迎えてくれた乗務員の方が親切だったので、 その中でチーフらしき女性に事情を説明する。
「それは大変ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。」 とさっきの地上係員とは天と地の対応。
「機材変更によりお座席が変更になる場合もあるのですが、 それにしてもご家族をこんな配置にするのはひどいですね。 すぐにHONOLULUの方に無線連絡しておきますが、なにぶん本日は満席で、 HONOLULUのチェックインも始まっているので‥とにかく最善を尽くします。 HONOLULUまでは空いているお席にご自由にお座り下さい。」 という対応をしてくれたので、完全に害した気分も少しは落ち着きを取り戻しました。 やはり、どんなに無理な事でも誠意だけは示していただかないと‥。

すっかり、座席変更が可能のような気分になり、HONOLULUで降機。 出口で係員の方が「ただいま調整しておりますので」とここでも親切な対応。 1時間ほどの時間をおいて、再び成田への搭乗が始まりました。 ここで、チーフらしき女性が対応してくださり、 「お待ちしておりました。この度は大変ご迷惑をおかけいたしまして申し訳ありません。」 と謝って、結局3人は並ぶよう変更してくれたのですが 一人分だけ次の列の窓際からは動かせない結果でした。 一人旅の方なら尚更、 アイルならまだしも窓際の席になんか絶対に交換してくれるはずありませんよね。

この事件の種明かしは、文章で記すのは非常に難しいのですが‥、 まず、私達が予約したKONA→成田便は、2−5−2のシート並びの機材でした。 4人家族ですから当然2シートを2列続きで取ったわけです。 通常我が家は、3−4−3のシート並びの飛行機の時は、 行きは窓際3席、通路を挟んで1席取ります。 娘達が離陸時の成田を窓から見るのが好きなので‥。 帰国便は、昼間なので外は見えなくても良いという事で、 真ん中4席を取るようにしています。 今回2−5−2並びだった為、それならばという事で 帰国便も窓際2席2列続きで取ったわけです。

最初に予約したのは26(列目)JKと27(列目)Kでした(Jが窓際)。 キャンセルを待って27(列目)Jを取りました。
ところが、これが3−4−3の機材に変更になっていたのです。 コンピューターは、「この人は、窓際から2席を希望している」と読み取るようです。 ですから、窓際2席は動かさず、その隣りに他の人を一人配置します。 その後ろの列に取ってあるアイル際の1席もコンピューターは 「アイル際希望」と解釈、アイル際を動かさず、内側に他の人を2人設置します。 この3人は家族だから、3席並びで取り直しなどという事を、 コンピューターは考えたりしないのです。
で、その上、キャンセル待ちで予約した1席は、3人とは予約日が違う為、 家族(同行者)とは考えず、 「窓側の席」という部分だけを考慮してその3人とは離れた列の窓側1席を取る。 これがコンピューター判断です。 JAL側の好意により、 通路側1席は、2席並びの隣りになっているお一人旅の方とチェンジして下さり、 3人は並べるように変更してくださったようですが、 窓際1席というのは、チェンジしてくださる方が見つからないのにもうなずけます。 最初のままだったら、子供達2人が知らない人と座り、 その後ろの列で夫がアイル側の席に見知らぬお二人と並んで、 私はずっと後ろの方の窓側の席に見知らぬお二人と共に座る設定だったのですから、 ひどいものです。 帰国してからJALにメールでクレームを出したのは言うまでもありません。

マネージャーなる方から直々にメールで謝罪をいただき、 子供達におもちゃも送っていただきましたが、今回本当に良い勉強になりました。 個人手配旅をする時は、今は必要無いリコンファームもするくらいの気持ちで。 機材変更に関しては、今まで気にも止めていませんでしたが、 次回からは必ずHP及び出発時に確認する事にします。 肝に銘じました。 予約を入れてから時間があるほど気をつけなければいけませんね。 座席を指定しているからという安心感は禁物です。

というわけで、最後に嫌な思いを残してしまった旅でしたが、 HAWAII島現地での時間は素晴らしいものでした。
「OAHU島だけでHAWAIIを語ってはいけない」という感じです。 ネイバーは、同じHAWAII諸島でありながら、全く別な島と言っても過言ではないでしょう‥。

< 後日談 >

この旅行から半年が経って、2004年が始まった頃、 私は、またも新しい旅へと向かって日長パソコンに向かう日々を始めました。 アコモ検索の為、パシフィック・リゾート(ASTON)とOUTRIGGERから 2004年の資料を取り寄せ、料金、立地の研究に余念がありません。

夢を膨らませ、ウキウキとページをめくっていると、 OUTRIGGERのパンフレットに「ファミリー・プログラム」なるもの発見。 内容は、

アウトリガーホテル、または一部のコンドミニアムに3泊以上お泊まりの5〜10才のお子様に
"アイランド・エクスプローラー・キット"が入ったバックパックを差し上げています。
キットの中身は、ビーチやハイキングに役立つアクティビティー・ガイドをはじめ、
ミニ双眼鏡、サングラス、ペンなどのグッズ。

え〜、こんなのいただけなかったわ〜 とOUTRIGGERに
「昨年もあったプログラムなのでしょうか?」と問い合わせてみると、 昨年も同様のプログラムは存在したとのこと。
「昨年、FAIRWAY VILLASに5泊したが、いただけなかった」旨伝えると
「領収書があれば、FAXしていただけますでしょうか?」と。

旅の基本となる、フライト料金、宿泊料金、レンタカー料金等に関しては 過去の旅の保管をしてある私。 早速FAXしました。 実際は、チェックインの時に自分から申し出るべきだったのかもしれませんが 昨年は、全くこのプログラムに気がつきませんでした。 OUTRIGGERは、その事についての非を何言うわけでもなく、 現地に問い合わせ確認してくれ、現地よりエアメールで、 2人分のバックパックを届けて下さいました。 これには、もう大感激!!

半年経って、あのHAWAII島の楽しかった思い出をもう1度よみがえらせてくれた贈り物。 娘達は大喜びで背負い、サングラスをかけて冒険家気取り。 随分時間が経ってしまったうえ、此方が申し出なかった事が悪かったかもしれないのに、 早急に、しかも大変快く対応してくださった事で、 私の中でOUTRIGGERの印象はかなりアップしたのでした。



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