トランシーバー
案の定寝坊。 8時半に慌てて飛び起き、食べるものも食べずにスキーレンタルへ、妻と一緒に行くはずが、 とにかく先に行くと言い残し、約束の時間すれすれに到着。 妻は場所が分からずウロウロしていたが、トランシーバーのおかげで再会できた。
このトランシーバーが大変役にたった。 なにせわれわれが頂上にいても、ホテルにいた妻と会話ができたのですから。 (4級免許が必要なトランシーバーですが)
さてガイドさんの先導でウィスラーのゴンドラへ。 このゴンドラうわさどおり長い、うさぎさんがいっていたとおり、車酔いする長男は見る見るうちに顔が青ざめた。 25分後ようやく終点に倒れこむように長男が横たわった。 ガイドさんいわく今年2人目です。 もしかして前回はうさぎさん?
ひたすら広いゲレンデで
しばらく昼食の待ち合わせのレストランで休むことに。 なるほど確かに出窓の席は一段高く眼下はゲレンデ。 天気がよければと思いつつ、雪と霧に包まれた出窓の席に妻を取り残して頂上を目指すことに。
ガイドさんにはぐれないようにと、目線を遠くに置きながら滑った。 ガイドさんはいろいろと説明してくれたが覚えているのは、このマークまでがスキー場です。 去年はこれを越えた人が遭難し一晩ここで過ごしましたとのこと。 でも、たまに見通しがよくなると「エーッ、これがコース?!」と思うほど広い。 リフトには人がたくさんいるのにコースに出ると人はまばら。 おそらくガイドさんの案内がなければここをコースと思わないだろうというところが多かった。
ガイドさんは次から次への新たなコースを案内してくれ、2時間ほどでリフトを5本ほど乗った。 日本の感覚だと多いとは思わないが、1コースが日本の3倍くらいあるので、もう1日滑った気分。 どこのリフトだったか、いすの数を数えたら200あった。 雪質は上々、あと当たり前のことかも知れないが、リフト待ちのマナーの良さ。 ここにこられるのは確かに暇とお金のある特別な人かも。 四方からから順番に合流してくるのに一度も横入りしてくる人を見るどころか、みんな譲り合うんです。 これだけでも感動。
さすがの子供たちも休憩したいと言い出し(過去に言ったことがない)、ガイドさんと一緒に妻の待つレストランへ。 みると満員。 涼しい顔して妻の待つVIP席に。 妻は5人ほど座れるこの席を確保するのに何度も話しかけられ、そのつど"Taken"と言ったそうです (妻いわく、とても心が痛んだとのこと)。
ガイドさんの後ろに金魚の糞状態で昼食を買いに。 ここで発見。 昼食を買う方法は、日本のスーパーのようなレジを通り、 中にはハンバーガーやらスープやらいろいろなものがあり、好きなものを自分でチョイスしレジで清算するもの。 ガイドさんいわく、いくら取ってもレジで残ったものを支払えばいいということ。分かりますか? よく見ると中で、自分で注ぐスープやジュースを飲んでいる人がいるではありませんか。 さんざん飲んで、最後になみなみついでレジを通る、なんというおおらかさ。 さすがに食べ物を食べている人はいなかった。
みんなでハンバーガーとポテト、スープをほう張りながら、ガイドさんより今滑ってきたコースと、 お勧めのコースを聞き、ガイドさんとはここでお別れ。
ガイドの伸之助さん
ちょっとJTBのPR。 JTBのガイドさんはみんな親切そうな方でしたが。 コースガイドでお世話になった方は、伸之助さんという方。 コース案内もさることながら、子供たちを盛り上げるのが大変うまい。 リフトから降りるとイェーイと万歳しながら滑り始める。 自然に子供たちもそののりに乗って、スキーは実に楽しいと体で感じたひと時。 あさって初めての子供が生まれるそうで。 後日帰国したら無事に出産とメールあり。
伸之助さんと昼食しながらいろいろと伺うと、毎年スキーリフト券をはじめいろいろな物価が上昇しているそうだ。 2010年に予定されているオリンピックのせいだとか。 マイホームもウィスラー周辺では、1億円するとのこと。
ガイドの伸之助さんとはここまで。 妻もゴンドラで下山することに。 伸之助さんがいるときには、コース案内図を広げることもなくバンバン滑っていたが、 別れたとたん案内図を頻繁に開くようになりペースダウン。 それでもヘトヘトになるまで滑り、途中から雪質がザラメ状に変わると疲れた体にはしんどさが楽しみを上回った。
買い物も勉強
その日の夕食は、JTBの勧めでミールクーポンを購入したレストランTRATTORIAへ。 サラダとスパゲッティー。 思ったとおり食べきれず一人前はお持ち帰り。 味はまあまあ普通。 日本にあの店があっても常連にはならないかな。
ホテルへ戻り、天気予報を見ると明日は大荒れ、あさっては雪、帰る日(土曜日)は晴れという予報。 一日早まってくれることを祈りながら風呂へ。 子供たちは、疲れはどこへ行ったのか、プールへ行ったり、 旅行期間中に50ドルずつ渡した小遣いをもってホテル内にある土産屋を探索。 これがまた、人生ゲームのお金のような感覚で、ホイホイ使っていた。 まあ買い物も勉強か。