泣けるほどに感動
目覚めてカーテンを開けると、やはり雪がチラチラと。 何で天気予報当たるんだと思いつつ昨日買ったパンとテイクアウトのマッシュルームスープを食べていると、 今までぜんぜん見えなかった山が少し見えてきた。 オッ上は期待できるかもと、早速出発。
上は霧の部分と霧でない部分との境がはっきりと解る奇妙な天気だった。 さすがに日が差しウィスラー側が一望できたときには、滑りながら涙が出た。 泣くほど感動したのにはもうひとつ、昨日の大雪でどこを滑っても30cm以上の新雪。 子供たちはだいぶてこずっていたが、スピードに乗るとこれが最高。
とにかく滑った滑った。 リフトが止まるまで昼食をとっただけで、休憩なし。 さすがの子供たちも、もう少しゆっくり行こうなどと、今までのスキーで口に出したことがない発言。
ここもいけるのでは、と思って入った森林コース。 滑った跡はあるのだが、森の中で取り残されたような気分でだんだん不安になりあせり始めた。 とにかく降りていこう。 次男が木の間で股が裂けそうになりながらコケ、僕らが笑うと、アハハじゃない! やはり不安を隠しきれない様子。 しばらくし、下のほうで人の声が遠くで聞こえたときには、遭難から救助されたような気分だった。
コースにたどり着くと、何だ何度も通ったコースじゃないか。 振り返り通った森を見上げると、確かに高い木が多いが、たいしたことなかった。 でもみんな楽しかったとは言わなかった。
Tバーリフトもチャレンジした。 次男は何度もひっくり返り、しばらくもう二度と乗りたくないといっていたが、 頂上に行くにはあれしかないとわかると、しぶしぶチャレンジ。 でも今度は一回で乗ることができ、しかも余裕ができたのか、蛇行したりしていた。
疲れきって街へ帰還
4時を過ぎるとさすがに寒くなってきた。 最後の体力を振り絞り下へ下へと、でも下へ行くほど雪が重たく、 ウィスラー方面のくだりのゴンドラ乗り場が見つかったときには、助かったという気分。 (ウィスラー側へ帰るにはここからゴンドラが必要)
みんなヘトヘトになりながら、スキーを返しホテルへ帰還。 しばらくベッドで無言。
その晩は、カランバというピザやさんへ。 でもうかつなことに予約をしていなかったので、1時間半待たされることに。
やっとの思いで、席に着いたが、あのやかましい店で長男は座りながら寝るほど疲れていたようだ。 元気のいい店だったが、カウンターに座りパフォーマンスを楽しむべきだったと思った。
次の日は確か5時半ロビー集合ということだったので、早々に切り上げ荷造りに着手。 長男にモーニングコールをフロントに頼んできてくれとお願いしたところ、満足そうに帰ってきた。 ウン、こうやって自信をつけていくんだな。 私も励まされた。 なんだかんだと12時過ぎに爆睡した。 妻はその後、税金が戻るらしいとのことで、買い物レシートをきれいに整理していた。 相当の枚数だったが、後でわれわれの買い物は適用外と分かり、がっかり。