うさぎの英語多読メモ その4

英語の多読リストその4です。 100万語を達成したあとも、楽しく英語の本を読み続けています (100万語まではうさぎの英語多読メモ その1その2その3参照)。

は、わたし自身の気に入り度です。 が多いほど、面白かった、読んでよかったものです。

部分に下線がついているものは、 SSS書評システムへのリンクが貼ってあります。 他の方の感想・評価が読めますので、本選びの参考にどうぞ。 ネタバレや、詳しすぎるあらすじが書いてあることもあるので、注意が必要ですが、 本を読んだ後に他の人の感想を読むと、自分と違った見方を発見することもでき、楽しいです。

以下は、わたしが今気に入っているシリーズです。

書名には、一応Amazon.co.jpへのリンクが貼ってありますが、本によって、また購入時期によって、 紀伊國屋書店BookWeb のほうが安い場合もあります。 GR(グレーデッドリーダーズ)はたいていアマゾンのほうが安く、 Stering Classic Starts、Usborne Young Reading、American Girls Collectionなどは、 紀伊国屋のほうが安いです(時期にもよるかも)。

日付本の内容レベル
語数
1/29 The Woman in Black

★★★★

The Woman in Black

再婚した妻と、その連れ子たちとの団欒のひと時。 「怖い話をして」とせがまれたアーサーは、自分が経験した世にも恐ろしい体験を思い出し・・・。

怖かったーーーー! でも面白かったーー! 早く結末が知りたくて、猛スピードで読みました。 怖い話は苦手ですが、多読には向きますね。 アンティークな雰囲気があって、描写もきれい。 でも絶対、夜読まないように! CD付もあり。

MMR3
(Y2.8)

9288
1/29 Love or Money?

★★★★

Love or Money?

ケンブリッジからほど近いところに独身の娘と住む裕福な中年の女性。 50才の誕生日を親族と祝うが・・・。

しっかりとした筋立ての推理小説。 英語が平易なら、推理も平易。 珍しく推理が当たりました^^。 推理小説は先が気になるので、多読向きですね。 挿絵でネタバレする可能性があるので、先に挿絵だけ見ないように! CD付もあり。

OBW1
(Y2.0)

6010
1/31 The Withered Arm

★★★★

The Withered Arm

19世紀イギリス。 裕福な農場主が、若く美しい娘ガートルードを娶ることになった。 彼の息子を産んだ乳搾り女ローダは心穏やかではいられず・・・。

ハーディ「呪われた腕」の簡約。 最初から最後までおどろおどろしく、陰鬱。 でもすごく面白く、先が気になって仕方がありませんでした。 後を引く内容なので、はやく忘れたいけど、忘れられそうにない・・・。 CD付もあり。

OBW1
(Y2.0)

5735
2/01 One-Way Ticket Short Stories

★★★

One-Way Ticket Short Stories

コンパートメント式の長距離列車の中で繰り広げられる短編を3つ収録。 列車の中には様々な出会いが・・・。

ひとつひとつの話のオチは単純ですが、3つの作品を通して、長距離列車の持つ雰囲気がよく伝わってきました。 二つ目の話は、ベルリンの壁崩壊前。そう考えると、話のつじつまが合います。 CD付もあり。

OBW1
(Y2.0)

5520
2/02 As the Inspector Said and Other Stories

★★★

As the Inspector Said and Other Stories

「最近この辺には強盗が出没してね・・・」という刑事の言葉をヒントに、 女とその愛人は、強盗に見せかけて夫殺しを企むが・・・。表題以下5編を収録。

サスペンス・推理モノを集めた5編の短編集。 気軽に読めましたが、ちょっと寄せ集めっぽい感じ。 でも「The Blue Cross」は面白かった。 あとから知りましたが、これ チェスタトンのブラウン神父モノなんですね。 CD付もあり。

OBW3
(Y3.2)

9600
2/03 Dr Jekyll and Mr Hyde

★★★★

Dr Jekyll and Mr Hyde

アターソン弁護士は、友人のジギル博士から奇妙な遺言状を預かる。 そこには「死亡或いは消息不明の場合、全ての財産をハイド氏に譲る」とあり・・・。

スティーブンソン「ジキル博士とハイド氏」の簡約。 今ではあまりにも有名なこの物語のオチですが、 この本を最初に読んだ19世紀の人々は、さぞかし驚いたことでしょう。 ハイド氏との死闘を語る博士の告白が圧巻。 CD付もあり。

OBW4
(Y3.8)

12520
2/04 Death in the Freezer

★★★★

Death in the Freezer

わたしは、死んだ男を殺した。 だから今、わたしは牢屋にいる。 死んだ男とは、わたしの弟だ。 ・・・という書き出しから、主人公の回想が始まる・・・。

題名から、ものすごく恐ろしい状況を想像していたのですが、完全な勘違い。 語り部である主人公は殺される側ではなく、殺す側。 意外な展開と骨太な表現力で、 殺人者である主人公に感情移入して読みました。 CD付もあり。

OBW2
(Y2.7)

6211
2/05 Skylark

★★★★★

Skylark

父が再婚し、幸せに沸く姉弟。 しかし彼らが暮らす大草原に、しばらく雨は降っておらず・・・。 サラシリーズ第2弾。

子ども向けにしては切なく静かすぎるこのシリーズ、 どうしても1度は泣いてしまいます。 サラが手紙の行間を読んだように、わたしも物語の行間を読みました。 1〜3巻を収録した 別売CDあり。 audible.comで試聴できます。

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(Y3.5)

10475
2/07 Sister Love and Other Crime Stories

★★★

Sister Love and Other Crime Stories

青春を謳歌する妹と、年老いた父の介護に明け暮れ、外出もままならない姉。 しかし姉もようやく男性と出会い・・・。 短編を3つ収録。

犯罪モノは多読向き。この短編集も先が気になり、すらすら読めました。 ただ、3編ともオチが微妙だったかな。 表題の「Sister Love」は想像通りの展開でしたが、主人公の気持ちの描写が良かったです。 CD付もあり。

OBW1
(Y2.0)

5565
2/08 Mary, Queen of Scots

★★★★

Mary, Queen of Scots

16世紀のスコットランド女王・メアリ。 その波乱の生涯を、本人から息子宛ての書簡形式で綴った、史実に基づく小説。

女王とは名ばかり。 何一つ自分の思い通りにはならないメアリの憤りが伝わってくるようでした。 今まで、イングランド側から見たメアリしか知らなかったのだなあ、と気づいた一冊。 CD付もあり。

OBW1
(Y2.0)

6540
2/09 Voodoo Island

★★★★

Voodoo Island

ハイチへと向かう飛行機の中、開発事業家のコンウェイは、島に伝わる呪術の存在を耳にする。 この現代に呪術なんて!と笑い飛ばす彼だが・・・。

呪いがテーマの物語ですが、大して怖くはなく、楽しく読めました。 なぜか、呪いをかけられる側より、かける側に感情移入しながら、読んでしまった^^;。 とても読みやすい一冊でした。 CD付もあり。

OBW2
(Y2.5)

5910
2/10 The President's Murderer

★★★★

The President's Murderer

大統領を殺害したかどで捉えられ、脱獄して夜道をひた走るアレックス。 それを追うフェリックスら警察・・・。

初っ端からいきなり息をもつかせぬシーンに放り込まれ、 その後徐々に警視フェリックスの目を通して状況が見えはじめます。 結末には賛否両論あるようですが、読後もいろいろ考えさせられる、インパクトの強い一冊。 CD付もあり。

OBW1
(Y1.9)

5270
2/11 Meet Kirsten: An American Girl 1854

★★★★★

Meet Kirsten: An American Girl 1854

船でアメリカへと向かうスウェーデンの一家。 緑色の大地が見えたと思ったら、また嵐がやってきて・・・。 「アメリカン・ガールズ#4-1」。

暗く狭い船底に身を寄せる移住者たち、 まだ珍しかった鉄道、川を上り下りする蒸気船、 コレラの流行など、19世紀アメリカの状況が背景に描かれた少女小説。 主人公のキルスティンがかわいい! オールカラーのきれいな本。

AGC
(Y3.5)

8031
2/15 The Coldest Place on Earth

★★★★★

The Coldest Place on Earth

1910年、船でそれぞれ南極大陸に向かう、ノルウェイのアムンゼンとイギリスのスコット。 人類未踏の南極点に最初に到達するのはどっち?!

史実なので、結末は知っていましたが、とても面白かった!! 当時の写真がたくさん挿入されているのも魅力のひとつ。 あの広い南極大陸を徒歩で極点へ向かった隊があったとは・・・。 CD付もあり。

OBW1
(Y2.1)

5500
2/15 Tales from Longpuddle

★★★★

Tales from Longpuddle

19世紀イギリス。村に30年ぶりに帰ってきた男に、 相乗り馬車の乗客たちは、最近村で起きた滑稽な出来事を、次々と語って聞かせる・・・。

ハーディの短編集。 それぞれ様々な思惑のもとに行動する、若干無茶な登場人物たち。 たあいのない話ばかりですが、彼らの心情を考えながら読むと、愉快です。 当時の雰囲気を良く伝える滑稽な挿絵も素敵。 CD付もあり。

OBW2
(Y2.6)

6490
2/16 Kirsten Learn a Lesson: A school story 1854

★★★★★

Kirsten Learn a Lesson: A school story 1854

スウェーデンからやってきた開拓者の少女キルスティン。 まだ英語が喋れないのに、学校へ行くことになり・・・。 「アメリカン・ガールズ#4-2」。

英語ができないがゆえに、疎外感を感じるキルスティン。 インディアンの少女との出会い、英語の詩の暗唱などを通じ、 自分のアイデンティティを確立してゆく様がソフトに描かれていて、主人公に共感しながら読みました。

AGC
(Y3.5)

9676
2/17 Mutiny on the Bounty

★★★★

Mutiny on the Bounty

18世紀、運命を共にする船の中、船長への謀反は死を意味した。 しかしタヒチからイギリスへと帰還するバウンティ号ではそれが起こり・・・。

史実を元にした映画 『戦艦バウンティ号の叛乱』のノベライズ。 叛く側と叛かれる側、そして傍観する者。 それぞれの立場があり、それぞれのその後があり・・・。 もっと詳しく知りたくなりました。 映画の写真がきれい。 CD付もあり。

OBW1
(Y2.2)

5825
2/19 Goodbye, Mr Hollywood

★★★★

Goodbye, Mr Hollywood

ニックがカフェでモーニングコーヒーを飲んでいると、見知らぬ美女が親しげに話しかけてきた。 彼女はニックを「ミスター・ハリウッド」と呼び・・・。

美女との出会い以来、なぜか突然命を狙われはじめる主人公。 謎が解けそうで解けない、よくできたミステリ。 展開が速く、多読向き。 主人公の命が心配で、最後まで一気に読みました。 最後のオチも良い。 CD付もあり。

OBW1
(Y1.9)

5712
2/19 Dracula

★★★★

Dracula

不動産を商うわたしは仕事でトランシルバニアの山奥に住むドラキュラ伯爵の城へと向かったが、 それを聞いた村人たちは恐怖におののく・・・。

吸血鬼の話。「ドラキュラ」って、こういう話だったんですね。 夜読んだので、怖かった〜! でも「怖いもの見たさ」で、どんどん先を読みたくなりました。 多読向き。 最後が簡単すぎるので、実は・・・? 後日談があるかも・・・(怖)。

OBW2
(Y2.8)

7875
2/21 Ned Kelly - A True Story

★★★★

Ned Kelly - A True Story

1880年、オーストラリア・メルボルンの刑務所に、「ネッド・ケリー」と呼ばれる無法者が捕らえられていた。 明日、彼は絞首刑になるのだ・・・。

殺人を含む数々の犯罪を犯しながら、それでも庶民の人気を集めた無頼漢「ネッド・ケリー」の実話。 オーストラリアの準国歌とも言われる「ワルチング・マチルダ」 に通じる内容で、オーストラリアの一時代を知ることができました。 挿絵のほか、当時の写真も随所に挿入されています。 CD付もあり。

OBW1
(Y2.0)

5775
2/21 The Love of a King

★★★★

The Love of a King

生まれながらの大英帝国の王位継承者エドワード。 しかし彼の子ども時代は決して幸せなものではなかった・・・。

エドワード8世シンプソン夫人の 『王冠を賭けた恋』(実話)。 この恋の応援者=いい人、反対者=冷淡な人という単純な対立構図で描かれ、読みやすかったです。 当時の写真もたくさん挿入されています。 CD付もあり。

OBW2
(Y2.8)

6150
3/14 The Crown of Violet

★★★★

The Crown of Violet

古代ギリシャのアテネに生まれた少年アレックス。 一見平和そうに見えるアテネにも、不穏な動きが・・・。

英語を読むのが久々だったせいか、舞台設定が異色だったせいか、 最初の数ページは物語に入れず苦労しましたが、途中から面白くなり、中盤から最後まで一気に読み終えました。 但し、ときどき難しい表現に出くわす畏れあり。

OBW3
(Y3.2)

11069
4/01 The Monkey's Paw

★★★

The Monkey's Paw

インドから帰った旧友は、3つの願い事を叶えるまじないの猿の手を見せる。 しかし決して使うな、と同時に彼は言うが・・・。

怖かった・・・。とにかく怖かった。 怖いので一刻も早く読み終わりたくて、すごい速さで読みました。 読者の想像力をうまく利用した、読ませる怖さ。 多読向きですね。 でももう二度と読みたくない(笑)。 CD付もあり。

OBW1
(Y1.9)

4830
4/01 Christmas in Prague

★★★

Christmas in Prague

英国の大学でチェコ語を教えるジャンは、幼い頃、チェコスロバキアからやってきた。 大人になって初めて家族でチェコを訪れることになり・・・。

死を覚悟しなければ国境線を越えられなかった東西冷戦時代を下敷きにしたストーリー。 オチはすぐに読めてしまいましたが、それでもちょっとドキドキして、どんどん先を読みました。 CD付もあり。

OBW1
(Y1.7)

4734
4/01 Pocahontas

★★★★

Pocahontas

17世紀初頭。 北米大陸先住民の王の娘ポカホンタスは、初めてバージニアに入植したイギリス人ジョン・スミスの青い目に関心を抱く。

ディズニー映画の題名として、名前だけ知っていた「ポカホンタス」、なんと実在の女性だったとは・・・! サラッと書かれていますが、矛盾に満ち満ちた先住民と入植者の関係の中、 ポカホンタスは相当頑張ってわが道を歩んだのでは、と感じました。 読んでよかった。 CD付もあり。

OBW1
(Y2.0)

5320
4/01 Grace Darling

★★★★★

Grace Darling

19世紀前半。記録的嵐の中、イングランドからスコットランドへと向かう一艘の大型客船。 最新式蒸気船とあって、乗客は船を信頼していたが・・・。

命を賭して遭難者を助けに嵐の海にボートで乗り出す灯台守の女性の話。なんと実話だそうです。 読んでいる間中、荒れ狂う波の音と激しい雨音が聞こえているようで、すごい迫力。 読み応えのある一冊でした。 CD付もあり。

OBW2
(Y2.8)

6685
4/03 The Omega Files Short stories

★★★

The Omega Files Short stories

欧州諜報局EDIで働く男女の若手諜報部員ホーカーとジュード。 のちに引退した彼らが語る、若かりし頃に携わった機密任務の物語。

スパイ活動モノ短編を3編収録。 いずれもどこかで見たような話でヒネリはありませんが、 「おいおい、勘弁してくれよ」といった会話が軽快。 一編一編が短いので気楽に読めました。 CD付もあり。

OBW1
(Y1.9)

5830
4/05 Little Lord Fauntleroy

★★★★★

Little Lord Fauntleroy

アメリカで母親と暮らす7歳のセドリック・エロールのもとに、イギリスから弁護士がやってくる。 彼はイギリスの大貴族の孫で、跡取りだというのだ。

バーネット原作「小公子」。 主人公は誰からも愛される愛くるしい男の子、母親のエロール夫人はひたすらいい人。 出来すぎの感もありますが、読みやすい英語で、ほのぼの楽しく読めました。 CD付もあり。

OBW1
(Y2.0)

7250
4/09 Who Is Barack Obama ?

★★★★

Who Is Barack Obama ?

合衆国初の黒人大統領オバマとは何者か。 大統領に就任するまでのバラック・オバマの半生。

大きな文字・平易な英語でオバマ大統領の生い立ちが一通り分かりました。 変化が多く、両親共に個性的。 様々な文化の中で大きくなったんだなと感じました。 公民権運動や合衆国憲法など、アメリカの歴史に関するコラムも充実。 語数はごくアバウトに算出。

WWW
(Y2.8)

8000
4/14 Tales Of Mystery And Imagination

★★★★

Tales Of Mystery And Imagination

屋敷周辺には重い空気が立ち込め、最後の当主は病に侵されていた・・・。 ポーの短編「アッシャー家の崩壊」「黒猫」「赤死病の仮面」など5編を収録。

怖かった〜〜〜〜! 全ての短編が怖い。挿絵も怖い。 どこでやめようかと思いつつ、結局、一気に最後まで^^;。 「アッシャー家」の出だしの情景描写は素晴らしい! CD付もあり。 PGR5CD付) にも同書の簡約あり。

OBW3
(Y3.2)

11960
4/28 Finn Family Moomintroll

★★★★

Finn Family Moomintroll

冬眠から起きた朝、ムーミンたちは山の頂上で、不思議なものを拾う。 その日からというもの、ムーミン谷には不思議なことが・・・。

ムーミンシリーズ第二作目。 昔アニメのムーミンが好きでしたが、原作は設定が少し違うようで、戸惑いましたが、 飄々とした雰囲気が独特で、楽しめました。 海や釣りの場面では、船の部分や釣り具などの単語が分からず苦労しましたが、 ほかの部分は比較的読みやすかったです。

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(Y4.5)

28517
5/03 Goldfish

★★★

Goldfish

20年前に盗まれ、巨額の懸賞金のかかった行方不明の2つぶのパール。 友人からそのありかに関する情報を得た探偵キャラマディは・・・。

チャンドラーの探偵小説の簡約。 俗語表現が多いのと、主人公とゴロツキどもの駆け引きが理解できず、難しかったです。 わたしにとっては多読向きの本ではありませんでしたが、出し抜いたり出し抜かれたり、展開は華やかでした。

OBW3
(Y3.2)

10100
5/08 Who Is Neil Armstrong ?

★★★★

Who Is Neil Armstrong ?

「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」という 言葉で有名な宇宙飛行士ニール・アームストロングの半生。

アームストロングのみならず、冷戦時代の二大大国の宇宙開発競争について一通りのことが分かりました。 月面に降り立ったのがロケットではないことも、初めて知りました(笑)。 このシリーズは文字が大きくて、老眼フレンドリー^^。

WWW
(Y2.8)

7600
5/09 Skyjack !

★★★★★

Skyjack !

他国のテロリストにハイジャックされた小国の航空機。 テロリストとの交渉に挑む女性首相。 はたして乗客は無事に救出されるのか・・・。

人気作家ティム・ヴィカリー作。 この人の作品はいつも読みやすく、面白い。 表現にも幅があって、ニヤリとさせられる部分も。 人間的魅力にあふれた女性首相に引き換え、 自国のことしか考えない大国の大使たちが滑稽でした。 CD付もあり。

OBW3
(Y3.1)

8685
5/11 The Last Sherlock Holmes Story

★★★★

The Last Sherlock Holmes Story

ワトソン博士がその生涯を終えたとき、遺されたカギ付きの箱。 銀行金庫の奥深くしまわれたその箱が、50年後、ついに開けられた・・・。

現代作家によるホームズ物。 うーーーーん・・・。 この作品を評価するのは難しい・・・。 パロディにしてはシャレにならない展開、でも正直、面白かった。 けどこの話が好きかといわれると・・・。 一言で言うと、「問題作」。 この本がイギリスでどう受けとめられたかは、wiki参照のこと。 CD付もあり。

OBW3
(Y3.2)

9680
5/12 The Murders in the Rue Morgue

★★★

The Murders in the Rue Morgue

オーギュスト・デュパンは、並々ならぬ観察力と洞察力を持つ。 ある日彼は、モルグ街で二人の女性が惨殺されたという新聞記事を読み・・・。

ポーの代表作「モルグ街の殺人」。 推理小説の草分けとなった小説ですが、現代の推理小説と比べると完成度はいまいち。 ただ、推理の道筋はきちんとしているので、結末を知らないで読めば、面白かったかも。 CD付もあり。

OBW2
(Y2.6)

6995
5/28 Henry VIII and His Six Wives

★★★★★

Henry VIII and His Six Wives

イギリス絶対王政の基礎を築いたヘンリー8世は6人の妻をめとった。 彼の王妃となったのは、どのような女性たちであったのか。

物語形式で語られる史実。非常に面白かったです。 生まれも性格も異なる6人の女性たちの人生の明暗。 絶大な権力を持つ王たりともなすすべのない運命の皮肉がよく描かれていました。 「もしあのとき○○だったら、歴史はどうなっていたのだろう」と、歴史のifをつい考えてしまいました。 CD付もあり。

OBW2
(Y2.5)

6310
ここまで196冊。総語数:1295,228

初稿:2011年1月29日
最終更新日:2011年5月28日

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