引き出しリボン

棚に引き出しをつけたいと思って家中を探したら、縦横高さ共にぴったりな大きさの空き箱が見つかった、なんていう経験はありませんか。そんなときの嬉しさは格別。場所ふさげになっていた空き箱の処遇と、棚の有効利用という二つの懸案事項が一気に片付くのですから。こんなに愉快なことはありません。

ただ、箱が外枠にぴったりすぎると、逆に引き出しにくいことも。そういうときは、箱に取っ手をつけると便利です。箱の縁に指をかけて引き出すよりも格段に引き出しやすくなり、また箱が傷みづらくもなります。

取っ手のつけ方は様々ですが、一番簡単なのはこの方法。 12～3センチくらいの長さのリボンを半分に折り、輪になった部分が取っ手になるよう、セロテープなどで箱の底に貼り付けます。

セロテープというのは案外耐久性があるもので、数箇所しっかりとめつけると、だいたい数年持ちます。万一とれてしまっても、また貼り直せばよいので気が楽です。

大きなダンボール箱や、中身が重いものには向きませんが、小さな箱なら、ブリキの箱でも紙箱でもプラスチックでも、材質を選びません。

家の片隅で眠っているリボンの切れ端を見つけたら、ぜひお試しあれ。こんな小さな工夫ひとつで、使い勝手が格段に向上し、ちょっと楽しい気分になること請け合いです。

初稿：2007年6月7日