うさぎは冷え性で、体の末端にまで体温が行き渡らないタイプ。 だから、真夏でもお風呂に入るとき以外はスキー用ソックスをつねに履いています。
耳あてを愛用するのも同じ理由から。 からっ風の吹く季節(10月中旬から4月いっぱいまで)に外出するときには、 これが手放せません。 耳あてをせずに外を歩こうものなら、耳がビンビンに冷えて、頭までがガンガン痛くなって きます。 だから耳あては靴下同様、うさぎの必須アイテムなの。
でもこれ、あんまりオシャレじゃないんだよねー。
耳あてをしていると、何を着ようが何を履こうが、
ぜったい「オシャレさん」とは呼ばれない悲しさがあります。
ここ数年はまだ流行っているからいいけれど、
過去には、入手するのさえ困難な時代がありました。
(おお、なんとうさぎってば歴史の証人みたいじゃないか!)
そういう耳あて暗黒時代?に着用していると、道行く人が振り返っていくんです。
「なんじゃ、あれは〜??」みたいな感じで。
だいたい「伊達の薄着」という言葉からも分かるとおり、
世の中には「オシャレな人は寒がりであってはならない」という鉄則があります。
うさぎなんかもう、この第一ステップからして「いい女」を踏み外してるわねえ‥(涙)。
それはそうと。耳あては、けっこうよくなくなります。
落とす確率、なくす確率は、だいたい手袋と同じくらい。
今シーズンも一つ、なくしてしまいました。
かなり気に入ってたんですけどねー。紫色のフワフワが。
フィリピンで食べたデザート・ハロハロの色なのが気に入ってた。
でもある日スーパーの売り場で同じ色のを見かけて、
「あらウチの子と同じ色だわ。‥500円? わたしのはフリマで100円だったわ。
ラメ糸が織り込まれているところがオシャレね。
小さく折りたためるのも便利だけれど、
その分、頭にはめたときのフィット感がイマイチだわ。
やっぱりウチの子の方が優秀ねっ♪」
などと思いつつ、ぎゅっと抱きしめたのがそれを見た最後になりました。
そのあと100円ショップを徘徊し、またそこで耳あてを見つけ、
ウチの子と比べてみよう‥と思った時にはすでになかった;;
通ったルートをくまなく歩いて探しましたが見つからず、諦めきれなくて、
しばらくは新しいのを買いませんでした。
ネネのを借りたりしてしのぐこと3週間、やはり自分のがないと不便なので、
しょうがないから、くだんの100円ショップで新しいのを買うことにしました。
でも時はすでに2月。
冬も終わりに近づいたので、3週間前には山に積まれていたはずの耳あては、
なんと最後の一つになっていました。
しかもそれはきれいなピンク。ちょっとうさぎには可愛いすぎるかも‥。
それにちょっと接続部分にセメダインがはみ出た不良品でした。
でもしょうがない。最後の一個なんだもの。
スーパーで見たラメ入り紫のなら、3割引になってまだ売り場に積まれていましたが、
耳あての命は、なんといってもフィット感。
ピンクだろうが、セメダインがはみ出ていようが、頭にフィットする方がいい。
‥というわけで、そのピンクちゃんがいまではウチの子です。
かわいい耳あてといえば、あれも可愛かったなあ‥。
数年前に一目ぼれして買った耳あては、耳にあてる部分がキツネの顔になっていました。
つぶらな目がすごーく可愛い!
でも街でこれをしていると、やっぱり皆が振り返っていくんですよね。
しかもあんまり好意的なまなざしではないみたい?
なんか「コエ〜」とか思われてるみたい?
なので、耳あてをして鏡の前に立ってみた。
‥う〜ん、ただでさえうさぎの顔はインパクトが強い。
その顔の両脇にキツネの顔が並ぶと、ほとんど阿修羅像状態かも〜?
しょうがないから、その耳あてはチャアにあげました。
チャアがしていても、やっぱり街の人は皆振り返って見ていきます。
でも女子高生とかが、「キャ〜、カワイイ! 見て見て、あの子!」とか言うの。
なんなんだ、この違いは〜っ!
でもちょっとウレシイ。うちの子×2が注目されてるんだもん、嬉しくないはずないよね。
‥けれど、その可愛いキツネ耳あても、いつの間にやらなくなってしまいました。
きっとチャアがどこかで落としてきてしまったのね。
またどこかで会えるといいんだけど。