2003年6月20日 アクセスカウンター考 (その2)

わたしがカウンターを貼っているのは、「流行っている感じ」の演出するためだと、 昨日書きました。

けれど、カウンターを貼る意味を、 単に「"演出"のための技術」という説明で片付けてしまうのは、 ちょっとドライすぎるような気もします。 アクセスカウンターに対する思い入れには、もうちょっとウェットな感情が 絡んでいるような‥。 たとえば"プライド"とか"誇り"といった言葉で表現されるような感情が。

2年前、旅行サイトを立ち上げようと思い立ったとき、 その参考のために見に行った数々の旅行サイトのアクセスカウンターを見て こういう目安を作った覚えがあります。

アクセス数1万までは駆け出しサイト
1万を超えたら中堅サイト
5万を超えたら準大手
10万を超えたら大サイト

っていう。
これからカウンターを回そうと思っている、 まだアクセス数ゼロ状態のきりんとうさぎにとって、 アクセス数が6桁のサイトはなんと眩しく見えたことでしょう。

一度訪れただけではとても読みきれない豊富なコンテンツ、
たくさんの来訪者が集う活発な掲示板、
誇らしげに掲げられる、雑誌紹介や受賞実績‥。

ウェブの世界における成功物語だと思いました。 せっかく公開するからには、自分のサイトもかくありたいものだ――。 そう思って憧れました。

尤もその後、自サイトのアクセス数が1万を超えた頃、 自分のサイトが「中堅サイト」になったとはとても思えず、 先の目安を上方修正したのですが。

5万を超えたら中堅サイト
25万を超えたら準大手
50万を超えたら大サイト

ってね^^。
実際、上方修正してちょうど良かったですね。 アクセス数が10万を超えた今でも、 自分のサイトが「大サイト」だとはとても思えませんもの。
さすがに50万アクセスを超えているサイトを並べてみると、 そうそうたるメンバーがずらりと揃うので、 海外旅行サイトの場合、大サイトの基準はやはり、50万以上のアクセスかと‥?

で、わたしは、そういった大サイトの管理人さんを尊敬しています。 それだけのアクセス数を集めるだけの魅力を持ったサイトを作り上げたのですから。 大先輩という感じです。

もちろん、アクセス数が少なくても素晴らしいサイトもあるにはありますが、 結局どこかで人気に火がついてしまいますね。
カウンターの種類によって、多少の逆転はありますが、 それはせいぜい5万と10万の差であって、 あまり気合いの入っていないサイトで大サイト並のカウンター数値を見ることはまずないし、 逆に、魅力的で豊富なコンテンツのサイトのカウンターは遅かれ早かれ、いずれ その魅力に見合った数値を示すようになってくるように思えます。

そんなわけで、わたしはけっこうカウンターの数値って意味があると思うんですね。 案外、運・不運が少ないような気がする。 だから、わたしは自分のサイトが今までに稼いだ数値を、すごく大事にしています。 それなりの価値を多くの人に認めてもらえたからこそ稼げた数値だと思うから。

だから、わたしにとっては、カウンターの表示はひとつの"勲章"なのです。 昨日の日記に書いたような、実利的な"技術"である前に。

まあね、
「大サイトならともかく、たいした勲章じゃないじゃないか」 と言われれば、それもごもっともですが、 他と比べて立派であろうがなかろうが、いいのです。

10万までは駆け出しサイト
100万を超えたら中堅サイト
1000万を超えたら大サイト

という感じの日記サイトの世界の中で、わたしの日記サイトの5000なんて数値は それこそ駆け出し以外の何物でもないけれど、 それだってわたしにとっては"勲章"です。 だって、何らかの魅力がなければ、100アクセスだって稼ぐの大変だもん。 一度くらいは義理で来てくれたとしても、2度は来てくれないから、 100アクセス稼ぐには、最低100人に声をかけなくてはならないわけで、 それが、5000人に声をかけたわけでもないのに、5000アクセス稼いでいるってことは、 きっとどこかに良いところがあるんだな、って思っています。 (おおっ、うさぎ、今日はやけに前向きじゃないか!)

まあ何にせよ、自分の勲章を見せびらかすなんて、とても良い趣味とは思えませんから、 カウンター見せてるのってけっこう恥かしかったりもしますが、

やっぱりこれだけは、やめられな〜い♪

ところで、アクセス数事情はカテゴリによってことほど左様に異なるようですが、 日記サイト・海外旅行サイト以外の他のカテゴリ事情はどんな感じなのでしょうか。 興味があるので、お分かりになりましたら、ぜひ教えてください。
なお、掲示板で教えていただいた内容につきましては、サイト内にて ご紹介させていただくことがありますので、あらかじめご了承ください。

掲示板へgo!